仏デモ記事の紹介&週刊誌のこれからへの提案!
- カテゴリ:ニコリーあつめ
- 2026/10/31 23:47:35
青モルフォチョウを保護しました。
2026/10/29
| 保護した場所 | 大きさ | レア度 |
|---|---|---|
| ヒツジ学園 | 26.55cm | ![]() |
24日の私の日記では、17日のフランスのデモを取り上げた記事を 批判的に紹介しましたが、
今回は すんなりと、そういうことだったのか、と受け入れることのできた
デイリー新潮の記事を紹介します。
・【フランス大規模デモ】「どうして日本ではこんな報道になってしまうんだろう……」現地在住日本人ジャーナリストが語る真実(全文) | デイリー新潮
https://www.dailyshincho.jp/article/2026/10310702/?all=1
2026年10月31日
(これ 書店ではいつ発売の分なのかなぁ・・
保管用に この記事が載っている「号」は購入したいんだけど)
(ネット記事でいいなと思っている記事が載っている「号」を書店で購入したいと本屋に行っても、それが 売られていないことはよくある、
文春のように 詳しくは有料記事か書店で買ってねみたいなのは 最近ろくでもない中身であることが多いので 無視ですがw、
このデイリー新潮のように 真面目に保管用に欲しいと思う記事も 年に何度かは遭遇するわけで、
ただ ネットの特性上 リアル販売の週と ネットで読んだときがずれることもよくあるので・・
ネット時代にあわせて、週刊誌も毎週書店で入れ替えでなくて
バックナンバーは半年~1年は書店で在庫有になっているといいのに、と思う昨今。
それこそ 都会ならバックナンバー在庫店をネットで検索してそこまで行って購入できるようになっていると便利なんだけど
・逆にいうと ネット時代になると 週刊誌でなくても、月刊誌になってもいいような気がする。
読み捨て記事や娯楽記事は、ネット週刊誌形式のみで、
気合を入れた取材記事は、リアル月刊誌として、ネット週刊誌部分からピックアップして書店販売とか・・そして それは半年から1年くらいは 書店で店頭販売にする。
そろそろ、流動するネット情報と、編集者も読者も 時事の概略をつかんだうえで、意味ある記事は 活字で読み返して頭の中の情報を整理したり、自宅で保管して、2・3年単位で時流を読む基礎とする、といった
新たな情報の使い分け(流通)の枠組みを 出版社側から打ち出せばいいのに
それをすることにより、書籍取次店の今以上の衰退を防ぐ。)
日本全国どこでも(と言っても離島は今でも遅いのかな)
ほぼ同じ日に新刊本を手にすることができる仕組みというのは
貴重だし、国際的にみれば 稀有な部類に入る。
日本国が100年以上かけて構築した、「知のネットワーク=書籍流通網」を衰退させることは、そのまま 日本国の活力の低下をもたらします!
だからこそ 「売らんかな」で出版の使命を忘れた拝金主義に走りがちな出版社も 週刊誌を通して、その存在意義を示す!
位の覚悟で 改革路線を打ち出しても良いと思うし
今こそ その好機であり、ラストチャンスでもあると思うのです。
マスごみとひとくくりにされる今の現状にあまんじていたら
週刊誌は、ネット上のジャンク記事に埋没して果てる(存続できない)結末しか見えない時が来ていると思う。
「真面な記事を書ける執筆者」の活動する場=記事発表の媒体
であることが、週刊誌発行者(出版社)の使命でもあると思うのですが
現状では 安く使えるAIと、AIがないと何もできない素人集団のたまり場=出版社風の名乗りを上げる媒体、に堕してしまうのでは・・
だからこそ、活字文化によって育てられ、
新聞・雑誌と言った媒体になじんだ世代がいきているうちに
今ある「出版文化・出版物流通網」を、維持するためにも
ネット情報と出版情報を 上手に活用する枠組みを提示する形での
新たな出版・流通形態を実現してほしいと思う。
◇ ◇
以下 記事のコピペ
10月17日、フランス全土で約55万人が参加した大規模なデモが起きた。放火、破壊、略奪行為も発生。日本のメディアも大きく報じたか、残念ながら混乱ぶりしか伝わってこなかった。フランスに半世紀以上在住するジャーナリスト、広岡裕児氏が現地ならではの情報をお伝えする。
国外のメディアは状況を理解していない
どうしてこんな報道になるのだろう、とまず思いましたね。日本だけでなく、ヨーロッパも含めて、国外のメディアは状況を全くわかっていません。そのうえ間違って報じている。テレビは派手な場面の映像をことさら強調するでしょう。デモ行進そのものより、暴徒がガラスを打ち壊したりシャッターをこじ開けたりして、店に押し入り商品を略奪する荒々しい様子を主に伝えていました。誰がどんな行動をしているのか、という事実と背景を詳しく取材せず、ただ大変な混乱が起きている、と表面をなぞっただけです。
デモが暴徒化したのではない、全く別の現象
報道に沿って理解すると、大規模なデモがやがて暴動につながった、暴動に発展していったと受け止められます。ところが、そもそも、デモが暴徒化した、という報道が間違っているのです。その流れで単純にまとめるのは乱暴以前に誤報です。「デモが暴徒化したのではない」「デモと暴動は全く別の現象」なのです。この点をまず押さえておかないとフランスで今起きていることの核心はつかめず、理解しやすい枠組みや流れに勝手にあてはめて誤認してしまいます。
何に対するデモなのか
まず何に対してのデモだったのか。この点は日本でもかなり正確に報じられています。高校生が教育環境に対して9月から抗議の声を上げ、その活動は広がっていきました。校舎の傷みが激しいというような施設面の問題だけでなく、教師不足が日常化しており、教師が休むと代わりがいなくて授業ができなくなってしまう問題への対応を主に求めていました。実際、フランスの教師はよく休みます。大学入試制度への問題提起も行われていますが、高校生の主な求めは、教師不足と老朽施設の改善という現実的なものです。
デモは特別ではない
フランスで高校生がデモを行うことは珍しくありません。日本ではデモそのものが何か反政府的で政治的に偏っている人々が行うものという印象を持たれているかもしれません。当地ではデモは特別なことではなく、街に出て自分の意見意思を示すもので、集団の力で威圧する行為とは違います。デモに参加した高校生が特定の思想や主義主張の持ち主というわけでもない。
デモを始めたのは高校生でも、教育環境の改善を求めるという主張がもっともだな、と納得して受け止めれば周囲の人々も賛同していく。高校から大学、組合などへと賛同が広がり、こうして9月に始まったデモは回を重ねるごとに参加者が増えていきました。
物価高への抗議も
デモで物価高への対策も訴えられるようになりました。物価高はフランスに限ったことではありませんが、今年に入り、アメリカのトランプ政権のイラン攻撃によって生じた情勢で、物価は目に見えて上がってしまったのです。物価高への対策も求めることになったことで、デモの意味合いが変節したわけではありません


























略奪行為の背景に、若者が遊び気分で店を襲うのか、と唖然とされたかもしれません。デモに便乗し社会混乱を作り出そうとする人々の思考と行動も、想像を超えていたかもしれません。今回の出来事はフランス社会の現状を思いがけず浮かび上がらせました。フランス国民にデモ自体は理解され支持を集めていますが、破壊と略奪は支持も共感もされていないことを最後にお伝えしておきます。
郊外の団地は貧しくて治安が悪いとレッテルを貼られ、そこが住所というだけで仕事に応募しても最初からはじかれる事態も起きています。郊外の団地の住民には確かに移民出身者が多い。彼らの多くは移民の2世3世で、フランスに生まれ完全に同化している人々です。自分達はフランスに同化しているのに、あの団地暮らしの貧しい奴らか、と差別されている、との思いを日常的に抱いている。
略奪は移民の問題ではない
報道で、暴徒と移民を単純に結び付けて説明しているケースがありましたが、それは間違いです。移民出身者が暴徒化して略奪している、移民は排斥せねばという流れで見ることは、フランス以外では確かに受け止めやすいかと思います。
スラム化した郊外の団地から集まって来た若い世代が、略奪を行い暴徒化したのは、移民の問題ではなく、貧困と差別の問題が起点です。そこを見誤ると今回の略奪行為が、やっぱり移民は、と移民排斥の動きに利用されてしまう。確かに彼らは移民出身者の系譜ですがフランス生まれです。貧しいから、と差別するな、とこの機会に便乗して暴れた。だが、そもそも略奪は犯罪でしかありません。略奪はデモともなんら関係ないのに結びつけて報じられ、デモ本来の姿をゆがめてしまった。
「デモが暴徒化したのではない」、「デモと暴動は全く別の現象」であることを、
「デモ本来の人々」「ウルトラ左翼・ブラックブロック」「略奪だけが目的の人々」の動きを挙げて説明してきました。
今後懸念されるのは、「ウルトラ左翼・ブラックブロック」と「略奪だけが目的の人々」がお互いを利用する関係になることです。両者の行動の差は略奪をするかしないかです。「略奪だけが目的の人々」は、遊び気分、憂さ晴らしなのですから、暴れる機会があれば、主義主張、思想など全く関係なしに破壊も略奪もする。「ウルトラ左翼・ブラックブロック」にとっては、こうして社会の混乱が一層拡大し、体制を揺さぶることができればいいのです。
デモは続いています。フランス内務省の推計では10月24日のデモには全国で41万人が参加。17日の推計55万人から減少しているとはいえ、依然大規模です。警察との衝突は起きたものの、破壊や略奪は小規模にとどまりました。来春のフランス大統領選挙に向けた動きも重なり、デモが早期に収まるとは考えにくい。
フランス大規模デモ】「デモ本来の人々とウルトラ左翼・ブラックブロックと略奪だけが目的の人々は違う」現地在住日本人ジャーナリストが指摘する“今後の懸念”
https://www.dailyshincho.jp/article/2026/10310703/
2026年10月31日
略奪犯は誰なのか
では、誰が略奪を行っていたのか。テレビのニュース映像を見るだけでも、デモの参加者ではないと察することはできるでしょう。パリの場合、略奪を目的に集まってきたのは、スラム化した問題のある地区に住む主に若い世代です。リーダーがいるわけでも組織化されているわけでもありません。略奪は面白そうだと集まってきたのです。
1990年代にパリのみならずフランスの都市郊外の団地が急速にスラム化していきました。低所得者、失業同然の住民が増え、どうせ学校を卒業しても職がないと思う若者が増えた。治安も悪化し、取材はおろか、よそ者は立ち入ることすら危険になりました。スラム化した地区の若者は、警察や消防を権力として敵視し、嘘の通報でおびき出しては、石を投げつけ、花火を打ち込んだ。マルセイユでは壊れた冷蔵庫が降ってきたと警官から話を聞いたことがあります。麻薬取引のような犯罪の温床にもなっていきました。サッカー選手になるか麻薬取引で財を成すしか、この環境を脱出できないと語られていたほどです。
差別
フランスは人種や宗教での差別は決して強くありません。移民でもフランスに完全に同化していれば、移民であること自体はほとんど問題にされません。フランス生まれである移民2世3世ならなおさらです。有名人の例ではありますが、サッカーのフランス代表監督になったジダンの両親はアルジェリア出身、ジダンはマルセイユ生まれです。移民の家系でもフランス社会に溶け込み、国民の一員になっている。むしろ階級とでも言えるような面での差別が強い。その一例は学歴で、一番わかりやすい例は所得の差による差別です。
そして最後に「略奪だけが目的の人々」です。デモに全く関心はないし、体制を揺るがすことも考えていない。ウルトラ左翼・ブラックブロックが放火や破壊を行っている様子をテレビやSNSで見て、これなら店から略奪できると思っただけです。彼らは「買い物をしに行こう」と言い集まって来ましたが、略奪を遊びのように面白がっていたのです。特定の店や場所が狙われて襲われたわけではありません。彼らが集まりやすい場所の被害が特に大きかった。
教育環境の改善、物価高対策といった、デモの目的とは全く関係のない、略奪のための略奪だったのです
三種類の人々
こうして10月17日土曜を迎えます。
先に「デモが暴徒化したのではない」「デモと暴動は全く別の現象」と、まず押さえていただきたい点を話しましたが、この日、異なった三つの要素の人々がいました。
「デモ本来の人々」「ウルトラ左翼・ブラックブロック」「略奪だけが目的の人々」です。
「デモ本来の人々」は、高校生や大学生、抗議の趣旨に賛同した人々、労組などです。労組がデモに参加することで、デモはむしろ安定するのです。労組はいわばデモのプロで統制を取って動ける。デモに乗じる不審な者が紛れ込んでいれば排除します。デモの意図が誤解されれば迷惑をこうむるからです。デモ本来の人々が警察を挑発することはない。デモの途中や終了後に暴徒に豹変することもありません。
「ウルトラ左翼」「ブラックブロック」は、呼び名は違っても思想的にはほぼ同じです。議会主義を否定して暴力、破壊活動で体制を打倒しようと考えている人々です。日本の新左翼、過激派を想像すればイメージがわきやすいかもしれません。ウルトラ左翼は、文字通り極左です。フランスにおいても高齢化しつつも一定規模存在します。ブラックブロックは、フランス国内だけにいるわけではありません。国際的といっても強固な組織があるのではなく、小さな集団や個人が大規模デモ、サミットのような重要な国際会議に合わせて集まってくる。身元が簡単に割れないよう、皆同じような黒い服や帽子を着用し、黒ずくめの姿からこう呼ばれます。
ウルトラ左翼・ブラックブロックの目的は、多くの人が集まる大規模なデモの機会を利用して社会に混乱状況を起こすことです。デモ本来の人々にとっては、許しがたい存在であり、デモからは当然排除します。それでも紛れ込んでしまう。
ウルトラ左翼・ブラックブロックは、公共施設や路上のゴミ箱、自動車などへの放火、警官への投石など、デモの進行とは全く関係ない動きをする。反資本主義の立場から銀行やマクドナルドは破壊対象ではありますが、壊すだけで略奪はしない。デモに便乗して、体制を揺るがせ、体制を打倒するのが目的なので、商品の略奪は関係ないのです。リモージュの歴史ある市庁舎が放火され焼け落ちたのも、デモとは全く関係ない破壊活動です。