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東北麺巡り秋田編

岩手は盛岡に続き秋田編。
岩手初日にじゃじゃ麺、ナポリタン、冷麺、二日目の朝に朝市でそばとひっつみを食べた。
そこから。

7時58分発の盛岡から大曲に行くこまちに乗らねばならんので、急いでホテルに戻ってチェックアウトして何とかセーフ。

今回の麺巡りの真の目的地は秋田でラーメンを食べることなので、目的地は十文字、地ラーメンの「十文字中華そば」というのがあるらしい。
その途中の在来線への乗り換えで大曲で下車。
大曲というと有名な大曲の花火大会がある。
身近な所ではワタシはよく知らないんだが、「クレヨンしんちゃん」のしんちゃんの父さんの野原ひろしというのが大曲の出身らしく、駅の観光案内所にしんちゃんのパネルが置かれてたりする。

駅出た所にも大曲の花火の隣にしんちゃん家族のパネルがある。
駅も比較的新しい。
なーんだけど、言っちゃ失礼だがここ何もねぇ!!!
駅前にシャッター街の死んだ商店街があるくらい。
 
一応、1時間くらい時間があったので、駅から歩いて10分弱の花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」という施設でマンホールカードをもらい、館内を見て回ったが、ここに8月末の花火大会に1万人もの人が集まるとはとても信じられん。
地元の人以外で来られた方はどこで泊まってどこでメシ食うてどこで酒飲むのか。
花巻でも思ったが、地方の第二都市とか名前の知られた町でもとても田舎だということが今回の収穫の一つでもあった。
ちなみに大曲は大仙市と言うらしい、大曲市ではなかった、勉強になります。

話を戻す。
大曲から十文字に行って、到着は11時前。
駅には「ようこそ ラーメンとさくらんぼの里 十文字」と掲げられてるんだが、この町も駅前何にもねー。
言うて十文字という地名は今回初めて知ったくらいなので何もなくても驚かない、逆に清々しいほどの田舎であった。
駅から歩いて行けそうで美味しそうな店が二軒あって、一軒は駅出て西へ200m程歩いた羽州街道という幹線道を北に上がってすぐのこの店。
趣のある老舗の食堂で、開店を待つ客で溢れてた。
ワタシは何とか1巡目で入れたのでラッキー、何しに東北まで来たかと言うと繰り返すがここ十文字でラーメンを食べること、ようやく叶った。


・丸竹食堂:中華そば500円

どうよ、一杯500円なのよ、驚くでしょ。
基本メニューは中華そばで、コーンだもやしだワカメだなんだのトッピングの差がある。
冷がけ中華というのがあり、これは所謂ひやかけになるのであろう、決して冷やし中華ではない。
冷やし中華は別にあったから。
本当は大盛もしくはダブル行きたい所やけど、直後にもう一軒いかねばならんので、胃袋を鑑み普通の中華そばとした。

瞬時に店内満席になるんだが、ちゃんと座った順番で注文取りに来てくれるのは素晴らしいことだ。
家族経営で皆女性でやられているようであったが、納得の心遣いであった。

混雑してるので、何だかんだと15分くらい待って出て来た中華そば、おおおおお(遠峰一青風)、ここまでスープ透き通ってますかぁ!!!
ちなみにサービスで酢の物が小鉢で付いてくるのも嬉しい。

スープが透き通ってるのも凄いんだけど、この麺よ、極細の縮れで食べる前から美味いの分かるんですけど。
具材は気持ちだけのチャーシューと細切りメンマにネギと海苔と蒲鉾、そして麩。
麩を入れる文化なんか知らんが、このスープを吸う麩はありだと思った。
ここでチャーシュー食べたい訳ではなく、やっぱ麺とスープな訳だからここはシンプルで良いと思う。

ではようやっといただきます、この極細麺、ちるちる、かん水使ってない麺やという触れ込みやったがそうでしょうよ。
ラーメンというよりそうめん、いや極細うどん、違うやっぱりこれは中華そばの麺です。
そしてそれに絡むスープよ、動物系はあっさり鶏ベースか、そこに鰹と煮干しの香りが混じり合って、このスープも絶品かい。
いやホント、ワタシはこれまでよほどの不味い店でない限りはスープを残したことはないんだが、ここは積極的にスープを飲みたい飲み干したい。
麺美味いと言ったがスープも美味いのでスープがなくなる、麺食べろ、麺が少ない、スープ飲め、みたいな板挟みであった。
チャーシューは少量ではあるが噛めば塩味がありこれがアクセントになるか、メンマは食感良くてホント上手く出来てる。
このスッキリした塩味は少ないが旨味のあるスープはちょっと他では見ないし、脂は旨味だみたいな所ががあるけど、ここまで少量の油でも良いし、むしろなくても全くスポイルされない。
そんでこの何とものど越しの良い麺、小麦の香りもかぐわしい、これが500円とは十文字中華そばお見事!!!


ってな感じで大感激して店を出て二軒目。
この羽州街道を南に歩いて500mくらい行くとR342の大きな交差点に出るので、そこの西側が「元祖」を謳うこの店。
あ、この辺大型スーパーとかあって、駅前と景色が一変。
何もない町と言ったが、普通に暮らせそうよ、暮らさんけど。


・元祖十文字中華そば マルタマ:中華そば500円

おっとぅ、こっちの店は11時45分に着いたってのもあるが、店内満員で外で並んでるな。
店内結構広いので、溢れるくらいだとどれくらい待つのやら。
そうしてパシャパシャと写真撮ってたら、だいぶ順番が近付いてきた。
結局15分くらい並んで入店。

ここは昭和というより平成やね。
店内の空間に余裕があり、カウンター席もありテーブル席もあり小上がりもある。
 
こちらは食券制で、まずは店内に入るとレジで注文しお金を払って食券をもらう。
注文が来たら食券を手渡すシステムなので、何食べるかは早めに決めとく方が宜しかろう。

中華そば一択で支払いも済んでるが、テーブル席に座ってメニュー確認。
ここは中華そば一本ではなくバリエーションも多い。
チャーシューは当たり前としても焼肉中華に五目中華、サッポロはみそなの分かるが、中国ラーメンとなると辛みそらしい、たぬき中華は不明、天かすかな???
そんでご飯物も充実して、カレーがある。
餃子もあるしビールもあるから昼飲み可やな。
 
そうして待つこと10分で来ました中華そば、ここは見た目では麺が若干さっきより太くて少しだけスープの色も濃いかな。
んじゃ、麺からいただきますよ、ちゅるちゅる、そうよなー、やっぱりこれよなー。
「丸竹」さん同様の美味さの麺や、強いて言うならこちらの方が固めに茹でてるかなって感じ、どっちもどっちくらいに差はないけど。
スープもわずかに塩味があるがやっぱりあっさりスープに鰹に煮干し、やっぱメチャ美味い。
チャーシューはこっちのがでかい、でも小鉢は付いてないから互角。
メンマはこっちのが味付いて酸味もありメンマで、麩はよう分からん。
ここもソッコー食べ終えちゃうのがもったいないくらいの美味さやった。

次また来るかと言われたらかなり難しいが、500円という価格を置いといても完成度が高くメチャクチャ美味い。
ここまでシンプルでええんやという目から鱗な一杯。
なかなか秋田には行っても十文字に行く人は少ないと思うが、行く価値のある地ラーメンよ。


年内の岩手県のキャンペーンで盛岡にもう一回行こうとしてるが、当然十文字も候補に入るんだが、盛岡まで行くなら八戸まで行っちゃえという自分が居て怖い。
館鼻岸壁朝市に要は行きたいってことなんやが、流石に飛躍し過ぎか。
 

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