黒の日(黒染め)
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2026/09/06 16:53:09
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こんにちは!台風24号や秋雨前線の影響で、九州から関東甲信は曇りや雨。
太平洋側では大雨の恐れも。
北陸や東北、北海道は晴れ。
沖縄は曇りのち晴れ。
【黒の日(黒染め)】 くろのひ(くろぞめ) Black Dye Day
☆「黒の日」とは、毎年9月6日にあります。
<概要>
〇黒の日(黒染め)
@制定
平安時代から千年以上にわたって追い求められてきた「究極の黒」で、
京都の黒染めは、五倍子汁や桃皮汁、檳榔子、鉄漿という、
4種類の天然染料を使用して、18回以上も繰り返し生地を染め重ねるという、
気の遠くなるような工程から生まれます。
9月6日の「黒の日」は、この伝統を守り続ける京都黒染工業協同組合さんが、
1988年(昭和63年)に制定し、
創立40周年にあたる1989年から実施されました。
日付は「く(9)ろ(6)」の語呂合わせによるものです。
☆平安時代から追い求められてきた「究極の黒」
墨染(すみぞめ)や黒染めの技術で到達しようとした光を吸収して、
深さが揺らがない黒のことです。
その歴史は千年以上、
科学的には炭素粒子の微細構造や光吸収率、染料分子の結合状態によって、
説明することが出来ます。
■平安時代から続く「究極の黒」の歴史
◇平安時代:黒は「権威や浄化、死生観」を象徴
墨染は僧侶や貴族の喪服として重要な色であり、
黒は「無」や「浄」、「死」、「権威」を象徴します。
当時の黒は植物由来の染料、
「蘇芳(すおう)や五倍子(ごばいし)、楊梅(ようばい)」等と、
鉄媒染(てつばいせん)による深い黒です。
しかし、完全な黒は難しく「もっと黒い黒」が求められました。
▲蘇芳:赤紫色の染料
マメ科の植物「スオウ」の心材から得られる染料で、
平安時代の装束にも使用され、深い赤紫色(蘇芳色)が特徴で、
タンニンを含むことから、
他の媒染剤と組み合わせて色調を変えることが出来ます。
△五倍子:黒染めの要、虫こぶの粉末
ヌルデの葉に虫が寄生して出来る「虫こぶ」を乾燥させたもので、
主成分はタンニン(没食子酸)で、古来より黒染めに不可欠です。
五倍子は鉄と反応して、黒色が強く発色し、和名は「ふし」です。
墨や和紙の補強にも利用されました。
▼虫こぶ(ヌルデの場合)
ヌルデの虫こぶとは、アブラムシが若い葉に口針を刺し、
植物組織の成長プログラムを変化させることで生じる、
袋状の構造です。
内部は空洞で、壁の内側にビッシリとアブラムシが付着して、
生活します。
▽虫について
ヌルデシロアブラムシ(Schlechtendalia chinensis)といいまして、
別名はヌルデノミミフシやヌルデアブラムシです。
体長1~2mm程の小型のアブラムシで、
春から夏にヌルデの葉で虫こぶを形成します。
▼虫こぶが出来る仕組み
研究によりますと、アブラムシはヌルデの葉に寄生する時、
植物が本来「花や実」を作る際に働く遺伝子群をハイジャックして、
虫こぶを作らせていることが判明していまして、
虫こぶは植物側の誤作動した器官形成です。
▽虫こぶの形状と特徴
形は不整形で、洋梨状や袋状等様々で、
大きさは最大で長さが約8cmで幅が6cmに達することもあります。
内部は空洞で、アブラムシが数千から1万匹単位で生活しまして、
壁の細胞にはタンニンが大量に蓄積しています。
▼アブラムシの生活史
・春 :幹母(最初の雌)が葉を刺して虫こぶを形成開始
・夏 :虫こぶ内で無性生殖を繰り返し増殖
・秋 :翅(はね)を持つ成虫が出現し、虫こぶから脱出
・冬 :コケ類で越冬
・翌春:再びヌルデに戻り、虫こぶ形成を再開
▽虫こぶは「五倍子」として利用される
アブラムシが飛び出した後の虫こぶを完成させたものが五倍子で、
主成分はタンニン酸(50~70%)で、
染料やインクの材料、収斂薬(しゅうれんやく)、
そして、かつては「お歯黒」に使用されました。
●収斂薬:タンパク質を沈殿させて、組織をキュッと引き締める薬
皮膚や粘膜の表面でタンパク質を凝固させて、保護膜を作り、
滲出液や分泌を抑え、炎症や軽い出血を鎮める作用をもつ、
薬の総称です。
▲楊梅:ヤマモモの漢字表記
常緑樹のヤマモモのことで、果実は赤く、初夏に熟します。
中国でも「楊梅」と書き、果実酒や薬用にも使用されます。
△鉄媒染:鉄で色を沈着させる染色技法
染料に鉄分(鉄塩)を加えて色を定着し、変色させる方法で、
タンニンを含む植物(五倍子や渋木、柿渋等)と相性が良いです。
▼鉄媒染の特徴
タンニンと鉄は黒色化で発色が強く、耐久性が高いことから、
日本では五倍子黒染が代表で、世界でも世界各地で利用されています。
▽代表的な組み合わせ
・五倍子と鉄媒染は黒染め(五倍子黒)になります。
・蘇芳と鉄媒染は赤紫が沈んだ黒紫系に変化します。
・楊梅(ヤマモモ)はタンニンが少ない為、
鉄媒染とは直接の関係は薄いですが、
樹皮と葉を使用する地域染色では、
媒染剤と併用されることがあります。
■京都黒染工業協同組合 さん
住所 :京都府京都市中京区油小路通三条下る三条油小路町168
電話番号:075-221-1389
問題 京黒紋付染の歴史についてですが、
次の文章の???に入る言葉を教えてください。
〇京黒紋付染の歴史
17世紀初頭に技術が確立されたことに始まり、
江戸時代には武士の間で「檳榔子(びんろうじ)」による、
黒紋付が愛用されます。
明治維新以降は国民の礼服が黒紋付羽織袴と定められたことで、
???の正装として広く浸透しました。
婚礼で着用する黒留袖や葬儀の喪服等といった、
人生の節目を彩る衣装の多くが京都の黒染めによって生み出され、
全国シェアの大部分を占めています。
1、年中行事
2、地域祭礼
3、冠婚葬祭
ヒント・・・〇明治維新以降、黒紋付羽織袴が国民の礼服として定められ、
???の正装として広く浸透した理由
@黒紋付が???の正装になった理由
国家が礼服を黒紋付に統一したのは明治政府の政策で、
武家文化で黒紋付が最上位の礼装でした。
黒の象徴性(厳粛や清浄、権威)が儀式に適し、
洋装礼服も黒であり、和洋の礼装分化が一致し、
庶民が???の万能礼服として使用しやすかったことから、
黒紋付羽織袴は、歴史や文化、国家政策、科学が重なって
日本の正装として日本の正装として定着しました。
お分かりの方は数字もしくは???に入る言葉をよろしくお願いします。
























