Nicotto Town ニコッとタウン

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忘却の水面

音のない水音だけが、永遠に反響する場所。そこには、光を吸い込むように黒く透き通った「冥府の川」が流れている。

岸辺には、生前の記憶と後悔を捨てきれない魂たちが列をなし、水際で立ちすくんでいた。しかし、彼らの濁った視線は今、川の中心を滑るように進むある一点に引き寄せられている。

ひとりの少女が、仰向けになって川を流れていく。

彼女が身に纏う白いワンピースは、冷たい水に溶け込むようにふわりと広がり、漆黒の髪は夜の帳のように水面を揺蕩っていた。陶器のように白い両手は胸の上で組まれ、そこには枯れることのない一輪の白い花が抱かれている。

この冥府を流れる川は、未練や執着が重い者ほど水底深くへと沈んでいく定めにある。もがき苦しむ魂たちを尻目に、少女はまるで微風に乗る羽毛のように、水面をただ静かに漂っていた。

彼女には、もはや痛みも悲しみもない。残した者への未練すら、とうに手放してしまったのだろう。うっすらと微笑みを浮かべているかのような横顔は、生命の終焉という残酷な事実よりも、はるかに純粋で美しかった。

閉じた目蓋の奥で、彼女はどんな夢を見ているのだろうか。

やがて少女の小さな姿は、川の行き着く先――すべてを無に還す、霧に包まれた忘却の海へとゆっくりと溶け込み、幻のように消えていった。

後には、彼女が流れた軌跡を示すような、微かな光の波紋だけが静かに揺れていた。

#日記広場:日記

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2026/08/22 07:21
> 由虎さん
ありがとうございます °˖✧

イマイチかな?と思っていたので、嬉しいです(^_^)
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2026/08/21 23:29
これ、しゅーさんが考えて書いたんですか?
すごい



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