イケマ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2026/07/18 16:26:47
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こんにちは!西日本は晴れ間があり、猛暑日の所も。
東日本と北日本は日本海へ延びる前線の影響で、所々で雨。
激しく降る所がある。
沖縄は晴れ。
【イケマ】 生馬 牛皮消 Cynanchum caudatum
*英語固有名は存在せず、
植物学文献では学名を英名として使用
☆イケマは、キョウチクトウ科カガイモ亜科イケマ属のつる性の多年草です。
<概要>
〇イケマ
@特徴
★開花時期
日本では7~8月頃に開花します。
☆成長
太い根茎を持ち、茎はつる性で数本が束生(そくせい・たばなま)し、
低木や他の草等に巻き付いて成長します。
■束生
植物の葉や花、茎等が集まり、
見かけ上束のようになっている付き方を指す言葉で、
例えば松の葉の付き方等に見られる現象です。
生物学的な専門用語として、1884年頃から使用されています。
□イケマが低木や草に巻き付いて成長する理由
自分で太い支柱を作らずに、
他植物を利用して効率良く光りを獲得する為です。
又、つる植物の典型的な省エネ型の成長戦略で、
イケマの生態と形態に非常に合っています。
◆イケマが巻き付く主な意味(生態学的メリット)
△光獲得の効率化
林緑や草地では光が限られる為、他植物を支柱にして上へ伸びることで、
自力で太い茎を作るより少ない資源で光を確保出来ます。
▲構造コストの節約
つる植物は「支持組織(木質化した太い茎)」をほとんど作らない為、
その分、葉や根、繁殖に資源を回すことが出来ます。
△風や雪への耐性
自立型の植物より倒伏しにくく、
支柱植物と一体化して、揺れを分散出来ます。
▲生育範囲の拡大
つるを伸ばして周囲の植物に次々と乗り移ることで、
地表の競争を避けつつ、広い範囲に展開することが出来ます。
◇イケマの形態が巻き付きに適している理由
▲細く柔らかい茎
自立には向きませんが、巻き付きには最適です。
△葉は対生(たいせい)で広く展開
支柱を利用して高さを稼ぎますと、光合成効率が上がります。
▲地下部は太くならず、資源投資が軽い
つる植物の典型的な計量構造です。
◇巻き付く相手(低木や草、笹等)との関係
イケマは「寄生」ではなく支持利用(support use)で、
相手植物の養分を奪わず、単に登る為の足場として使用します。
但し、覆い被(かぶ)さることで、
相手の光を奪い、結果的に弱らせることはあります。
▲寄生(parasitism)と支持利用(support use)の違い
▽寄生
相手植物の体に接触や侵入し、
水や養分を奪って、自分が成長する関係をいいます。
例:ヤドリギやネナシカズラ(寄生植物)
宿主が弱り、枯れることもあります。
▼支持利用
相手植物を支柱や足場として利用するだけで、
養分は自分の根から吸収(独立栄養)する為、
相手の体内に侵入はしません。
例:フジ(藤)やクズ(葛)、イケマ等のつる植物
宿主の光を奪うことで弱らせることはありますが、
栄養を奪う訳ではありません。
△イケマは「寄生」ではなく「支持利用」
寄生根を持たない為、根から自分で水や養分を吸収して、
構造コストの節約として、巻き付くのは支柱として使用する為です。
そして、相手植物の組織に侵入せずに、
相手の体内から栄養を奪う仕組みがありません。
つまり、イケマは登る為に他植物を使用するだけで、
生理的には完全に自立した植物です。
▲関係性の図解
▽寄生
宿主から養分、栄養の流れがありますので、寄生植物へです。
▼支持利用
つる植物(イケマ)が宿主(支柱)への流れで、
養分の流れは無く、物理的な支えだけです。
☆葉
イケマの葉は対生しまして、
長さ約5~15cmの先端が尾状に尖った心形で、
葉は全緑で、葉脈は浮きだって目立ちます。
★花
葉腋から出る花柄の先に、
径2~4cmの散形(さんけい)花序に白色の花が多数付きます。
花冠(かかん)のように見える部分は副花冠で、
黄緑色の下方に反り返った萼(がく)のように見える部分が花冠です。
花冠は5裂して星形となりまして、
小さな花が多数集まって、花序全体が球のように丸くなります。
☆果実
イケマの果実は袋果(たいか)で
長さ8~11cmの紡錘形から角状披針形になりまして、
中には長い種髪(しゅはつ)を付けた種子が多数ありまして、
秋に袋果が割れると、風により散布されます。
■袋果
植物学で1枚の心皮(しんぴ)からなりまして、
成熟しますと、縫い目状に沿って裂開して、種子を放出する果実の一種で、
シキミやシャクヤク、カガイモ等に見られます。
@名前
イケマという名前は、
アイヌ語で「それの足」を意味する「イ・ケマ」に由来します。
この場合の「それ」はカムイ(神)を、
婉曲(えんきょく)に指した言葉です。
*婉曲・・・遠回しに、それとなく表現するさま
又、学名の「Cynanchum」とは、「犬を殺すもの」という意味がありまして、
イケマが持つ毒性によって犬を殺すことが出来るところから、
この名前が付いたといわれています。
@毒性
イケマは全草、特に植物体を傷つけた時に出る白い汁に、
「シナンコトキシン」等を含む有毒植物で、
地下にある長く太い根茎はアルカロイドを含み、、毒性があります。
誤食した場合、軽症では嘔吐(おうと)が、
重症では痙攣(けいれん)が起こることがある為、注意が必要です。
蝶のアサギマダラは、イケマの葉の裏側に産卵して、
その幼虫が葉を食べて育ちます。
アサギマダラの幼虫は、鳥等の外敵から身を守る為、
イケマの毒を体内に蓄積するといわれています。
問題 イケマが生息している山で、諏訪郡富士見町(すわぐんふじみまち)の、
入笠山(にゅうがさやま)がありますが、
入笠山がある都道府県名を教えてください。
〇入笠山
標高1955mの独立峰で、
周囲が開けていまして、山頂は広い草原状になっています。
1、北海道
2、長野県
3、山梨県
ヒント・・・〇入笠山の特徴
6~7月は100種以上の花が咲きまして、
スズランの群生地がとくに有名です。
入笠山は、入笠湿原や御所平湿原等、
山頂近くに湿原が広がる珍しい構造になっていまして、
八ヶ岳や南アルプス、中央アルプス、北アルプスまで一望出来ます。
又、富士見パノラマリゾートのさんのゴンドラで、
標高1780m付近まで上がることが出来ます。
標高約1050mから約1780mまで約10分で到着し、
ゴンドラ山頂駅から山頂まで、
約60~90分で登ることが出来ます。
お分かりの方は数字もしくは入笠山がある都道府県名をよろしくお願いします。


























