オヤマノエンドウ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2026/06/05 16:58:13
ニコットおみくじ(2026-06-05の運勢)
こんにちは!低気圧の影響で、九州から東海は所々で雨。
関東から北海道は晴れ間も。
沖縄は雨。
東海から東北の太平洋側は平年より気温が低い。
【オヤマノエンドウ】 御山の豌豆 Oxytropis japonica var.japonica
高山植物で地域固有種の為、
英語圏でも学名で呼ばれるのが通常です。
☆オヤマノエンドウは、マメ科オヤマノエンドウ属の多年草です。
<概要>
〇オヤマノエンドウ
オヤマノエンドウは、形態や生態、分布、下位分類の全てにおいて、
非常に特徴が多い高山性マメ科植物で、
細部までみると、高山環境に特化した構造が随所に現れます。
@全体像
★生活型
多年草ですが茎が木化(もくか)して、半低木状になっています。
□オヤマノエンドウの茎が木化する理由
◆強風に耐える為
高山帯は一年を通して強風が吹き、
草本の柔らかい茎では折れやすい環境ですので、
木化(リグニンの沈着)によって茎が硬くなり、
地面を這(は)うようにして、風の影響を最小限に抑えています。
△植物におけるリグニンの沈着(lignin deposition)
細胞壁の細胞間層から一次壁、
二次壁の順にリグニンが堆積していく現象で、
モノリグノール(α-クマリルアルコールやコニフェリルアルコール、
シナピルアルコール)が細胞外でラジカル重合(じゅうごう)して、
三次元網目構造のリグリンとなります。
導管や仮道管、繊維等の木部細胞の二次細胞壁で特に顕著です。
▲リグニン沈着が齎(もたら)す機能
▽細胞壁の強度付与
巨大な樹木を支える構造材となります。
▼通水組織の疎水化
水を効率よく輸送する為の水漏れしないパイプを形成します。
▽病害虫や紫外線への抵抗性
分解されにくい構造で、防御力を高めます。
▲リグリン沈着の仕組み(生合成から輸送、重合)
▽細胞内でモノリグノールを合成
フェニルプロパノイド経路で合成されます。
▼細胞壁へ輸送
ABCトランスポーターやVーATPase依存輸送が、
関与していることが報告されています。
又、モノリグノール配糖体が小胞(しょうほう)輸送で、
細胞壁へ届けられる可能性もあります。
▽細胞壁でラジカル重合からリグニン形成
酵素であるラッカーゼやペルオキシダーゼが、
モノリグノールをラジカル化し、ラジカル同士がランダムに結合して、
複雑な三次元構造のリグニンが形成されます。
△リグニン沈着の観察
Wiesner染色(フロログルシノール-HCI)で、
リグニンがピンク色に染まる為、
茎断面の木部細胞で沈着を視覚化することが出来ます。
◆低温や凍結への耐性向上
高山は地温が低く、冬季は凍結する為、
木質化した組織は凍結に強く、越冬しやすい為、
多年草として生き残るのに有利です。
◇乾燥した砂礫地(されきち)への対応
オヤマノエンドウは、砂礫地に生息しています。
砂礫地は水分保持力が低く、乾燥しやすい環境です。
木化した茎は水分の通導や保持能力が高く、
乾燥ストレスに強いという利点があります。
◆長寿命化による資源の節約
高山では生育期間が短く、毎年新しい茎をのばすよりも、
木化した茎を多年にわたって使い続ける方が、
エネルギー効果が良いと考えられています。
☆生活環境
本州中部から東北の高山帯の強風砂礫地に生息しています。
★草丈
5~10cmと極めて低いです。
☆花期
6~8月ですが、梅雨時が最盛期です。
@形態の細部
★茎(Stem)
地を這うように伸びまして、太さが約3mmで、
木質化していまして、強風や乾燥に耐える構造になっていて、
よく分枝(ぶんし)して、マット状に広がります。
☆根(Root)
太く長い木質根を持ち、
砂礫地での固定力と乾燥耐性を高める適応が出来ます。
★葉(Leaf)
根小葉「こんしょうよう(根元から出る)」で、
奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)です。
小葉数は9~15枚又は4~7対で、
小葉サイズは長さが5~10mmで幅が2~4mmです。
形は狭卵形で先端は鋭く尖り、表裏ともに軟毛があります。
色は緑色で、白毛があっても白っぽく見えません。
☆托葉「たくよう(Stipule)」
長さが約5mmの狭卵形で、薄い膜質で毛が疎(まば)らになっていまして、
背面が中程までマメ科で特徴的な葉柄に合着(ごうちゃく)しています。
★花(Flower)
オヤマノエンドウは、マメ科特有の蝶形花(ちょうけいか)で、
花柄は1~5cmで、先端に1~2個の花が付きます。
花色は青紫色から紅紫色で、花長は17~20mmで、
旗弁(きべん)が非常に大きく、基部に白い斑紋があり、
翼弁や竜骨弁より、旗弁が顕著に大きいです。
萼(がく)は10~12mmで、白毛が散生(さんせい)し、
蕚裂片(がくれっぺん)が蕚筒の約3分の1の長さをしています。
☆果実(Fruit)
豆果「とうか(legume)」で、形は狭卵形です。
長さは3~4cmで、幅は約7mmです。
表面は白色と黒褐色の短い伏毛が密生していまして、
成熟しますと、蕚が破れて落ちます。
背面中央には縦の浅い溝があります。
@生態と適応
★開花戦略
梅雨時が最盛期で、高山でも比較的湿度が高い時期を利用し、
群生すると、非常に目立ちます。
問題 オヤマノエンドウが6月5日に自生している山についてですが、
次の文章の???に入る県名を教えてください。
〇横岳から硫黄岳の西側斜面(稜線直下の砂礫地)
オヤマノエンドウは「硫黄岳から横岳の稜線の西側斜面」に、
多く自生することが文献で確認することが出来ます。
1、山梨県
2、岐阜県
3、富山県
ヒント・・・〇行政住所(山域の住所)
@硫黄岳山荘の所在地
長野県南佐久郡南牧村海尻です。
@横岳
横岳は県境に位置していまして、
長野県茅野市や???北杜(ほくと)市も山域に含まれ、
山頂は境界上にあります。
☆???県北杜市から横岳(八ヶ岳)のアクセス
■杣添(そまぞえ)尾根ルート:北杜市側から最短へ横岳へ
◇JR小海(こうみ)線「清里駅」又は「野辺山駅」へ
北杜市内の主要駅で、
小淵沢駅から小海線で清里駅まで約30分です。
◆駅からタクシーで「杣添尾根登山口」へ
所要は約20~25分ですが、
清里駅前にはタクシーが常駐しない為、事前予約が必須です。
△八ヶ岳観光タクシー さん (北杜市)
0551-48-2025
お分かりの方は数字もしくは???に入る県名をよろしくお願いします。
























