エゾムラサキ
- カテゴリ:人生
- 2026/05/30 16:12:02
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こんにちは!高気圧に覆われ、九州から東北南部まで広く晴れる。
東北北部と北海道ではにわか雨の所も。
沖縄は晴れ。
気温は高く、熱中症に注意。
【エゾムラサキ】 蝦夷紫 Myosotis sylvatica
Woodland forget-me-not
Wood forget-me-not
☆エゾムラサキは、ムラサキ科ワスレナグサ属の多年草です。
<概要>
〇エゾムラサキ
@名前の由来
蝦夷(北海道)に多く、ムラサキ科の植物であることに基づき、
花の色ではなく、ムラサキ(紫根をとる植物)に似た仲間で、
蝦夷に多いという地理と分類の組み合わせが語源です。
☆エゾムラサキという名前の由来
蝦夷とは北海道を中心とする北方地域で、
自生地が北海道に多いことから付けられました。
「ムラサキ」とはムラサキ科の植物名で、
ムラサキは染料植物ムラサキ(紫根)に由来する語で、
エゾムラサキはその中まである為、ムラサキと呼ばれています。
■花色
花の色は紫色ではなく、青色から淡紫色です。
☆学名の語源
属名Myosotishaはギリシア語のmyos(ハツカネズミ)と、
otis(耳)からきています。
葉が柔らかく、
小さい鼠(ねずみ)の耳のように見えることに由来しています。
種小名sylvatiaにはラテン語で「森林性」のという意味があり、
林内に生える性質を表しています。
@明確な違い
エゾムラサキとワスレナグサは、
同じムラサキ科ワスレナグサ属(Myosotis)の近縁種ですが、
在来種なのか外来種や生育環境、花の付き方、
全体の姿に明確な違いがあります。
★エゾムラサキvsワスレナグサ
□分類や由来の違い
◆エゾムラサキ
日本の在来種で、北海道から本州北部の山地に自生しています。
◇ワスレナグサ
ヨーロッパ原産の外来種で、園芸種として広く栽培されています。
■生育環境の違い
◇エゾムラサキ
冷涼な山地の林内や草地西善に生えています。
◆ワスレナグサ
庭や公園、花壇等、人為的環境でよく見られます。
□形態の違い
◆花の付き方
△エゾムラサキ
花序が細く長く伸びまして、花は疎(まば)らに付きます。
▲ワスレナグサ
花序がこんもり、密に纏(まと)まりまして、花付きが良いです。
◇花の大きさや色
▲エゾムラサキ
花葉やや小さめで、青紫色から淡紫色をしています。
△ワスレナグサ
花はやや大きく、鮮やかな青色からピンク色、白色等、
園芸品種が多いです。
◆葉や茎
△エゾムラサキ
細めの葉で、全体に野生種らしい繊細な姿をしています。
▲ワスレナグサ
葉がやや幅広く、株がこんもりと茂ります。
□開花期の違い
◆エゾムラサキ
5~7月で、山地の遅い春から初夏に開花します。
◇ワスレナグサ
4~6月に、春頃に平地で開花します。
■利用や扱われ方の違い
◇エゾムラサキ
野菜植物として観察対象で、園芸利用は少ないです。
◆ワスレナグサ
園芸植物として一般的で、切り花や花壇で人気があります。
@エゾムラサキ(Myosotis sylvatica)の分布
日本では北海道から本州北部の冷涼な地域に限られまして、
世界的にはヨーロッパを中心に広く分布するという二重構想になっています。
日本では「在来の山地植物」であり、
世界では「広域に分布するワスレナグサ類」という位置付けです。
☆エゾムラサキの分布(日本)
■日本国内の分布
◇北海道
全域に広く分布しています。
◆本州北部
青森県や岩手県、秋田県等の冷涼な地域に分布しています。
◇本州中部以南
基本的には自生しませんが、冷涼な山地に分布しています。
■生育環境
産地の林内や林緑や冷涼で湿り気のある草地、半日陰の環境を好みまして、
日本では自然度の高い産地に生える在来種として扱われています。
☆エゾムラサキの分布(世界)
■世界的な分布
・西ヨーロッパ全域(原産地) ・西アジア
・シベリア ・北アメリカ(帰化)
世界では「Woodland forget-me-not」として広く知られていまして、
森林性のワスレナグサ類として広域に分布しています。
☆日本のエゾムラサキは特別
同じMyosotis sylvaticaでも、
日本のエゾムラサキは冷涼な山地に適応した在来系等で、
園芸種として流通するワスレナグサとは姿や生態がやや異なります。
@特徴
冷涼な山地に生える在来のワスレナグサ類で、
細長い花序で青い小花で鼠の耳のような葉が特徴の繊細な多年草です。
★形態的特徴
□花
色は青紫色から淡紫色で、大きさは直径約5~8mmの小花で、
花序は細く長く伸びていまして、花が疎らに付いています。
◆中心部「喉部(こうぶ)」
黄色でよく目立ちます。
□葉
形は披針形から長楕円形で、質感は柔らかく、細かい毛がありまして、
配置は根生葉(こんせいよう)がロゼット状で、茎葉は互生(ごせい)です。
◆根生葉がロゼット状になる理由
△ロゼット状の利点
▼越冬や初春の生存戦略
地表近くは温度変動が小さく、ロゼットは寒さに強い配置です。
▽光を最大限に受ける
林床の弱い光を地表面で効率良く受け取れます。
▼資源の集中投資
ロゼット葉で光合成しまして、翌春の花茎伸長の為の資源を蓄えます。
▽倒伏しやすい
雪圧や風に強く、多年草として安定して生育出来ます。
問題 茎葉が互生になる理由(構造や機能の観点)についてですが、
次の文章の???に入る生物名を教えてください。
〇文献では、エゾムラサキの茎葉は互生と明記されている
文献でいうエゾムラサキの「茎葉の互生」とは、
茎の節ごとに葉が左右交互に1枚ずつ出る並び方のことで、
つまり、同じ位置から2枚が対になって出る、
「対生(たいせい)」では無いという意味です。
@植物学の互生(alternate)
1つの節に葉が1枚だけ付いて、次の節では反対側に1枚付きます。
これが左右交互に繰り返されるという、葉序(葉の並び方)を指します。
@互生の利点
葉が重ならず、光を受けやすく、
花序(???型花序)を支える為の効率的な茎の伸長を持っていまして、
通気性が良く、病害に強いです。
1、うさぎ
2、こぎつね
3、さそり
ヒント・・・〇???花序の名前の由来
花序全体が???の尾のように巻いて見えることからで、
これは花軸が片側だけに連続して枝が並んでいます。
その結果、花軸が一方向に巻き込み、
全体がくるりと曲がっています。
この曲がった姿が、???の尾が反り返った形に似ているからです。
お分かりの方は数字もしくは???に入る生物名をよろしくお願いします。



























