独りってすてき。2
- カテゴリ:日記
- 2026/05/24 00:11:15
深夜の窓辺に立つと、 街は遠い水槽みたいに光っている。
あ、あそこの部屋、 カーテン閉め忘れてる。 おじさんがポテチ食べながらテレビ見てる。 完全に見えてる。 おじさんも気づいてない。 なんか目が合った。 お互い気まずい。 カーテン閉めろ。
読みかけの本を閉じる音。 冷めかけたコーヒー。 テーブルの端に置かれた沈黙。
……さっきのおじさんのこと、まだ考えてる。
夜は、不完全なものに優しい。
独りってすてき。 無理に会話で埋めなくても、 時間がちゃんと呼吸をしている。
でも今、 「独りってすてき」ってつぶやいたら 自分の声が思ったよりデカくて ちょっとびびった。
窓ガラスに映る自分は、 少し疲れていて、 少し自由だ。
そしてすごく、 髪がぼさぼさだ。 明日切ろう。
その曖昧さごと、 今夜くらいは肯定していたい。
でも歯は磨こう。


























