嘘の陰影
- カテゴリ:自作小説
- 2026/05/21 14:04:35
第二十五章
キッチンへと戻った私はまだ煮詰まっていなさそうなカレーに…もう少し煮詰めよう…そう思い、サラダを作る事にした。野菜室にはキャベツがあった為に…千切りにでもしようかな…と思い立った。私はキャベツを取り出し、千切りをし始めた。サラダ用に千切りにし始めた頃、野菜も肉も柔らかくなってきていた。…千切り終わったらカレ、ルー入れよう…と思い千切りに集中し始めた。ある程度の千切りが終わった所で私は煮詰まったカレーの火を止めルーを入れた。ルーを溶かしつつ、…今日は其れなりに疲れたなぁ…と思いながら唐突に…「お、今日カレー?」と嬉し気に佑真に話掛けられた。…「うん、今日はカレー」と私は答え…「やった」とにこやかに笑う彼がいた。…「そろそろ出来るよ」…「お!マジ!?」と嬉しそうに笑う彼に癒されつつ、…「スマホどう?」…「もうちょいかな、俺あんまりアプリとか入れてねぇから…ははは」…「そっか…お疲れ様」…「さんきゅーな、優美」…「今日疲れただろ」私を気遣う様に彼は言ってくれた。…「少し、ね」…「だよな」…「俺が夕飯の準備すっから優美、休んでな?」…「ありがと…そうさせて貰おうかな」…「任せろ…ははは」とにかっと笑う彼からの笑顔は癒ししかない私は…「何その笑い…ふふふ」とテーブルへと座った。…「それじゃあ、後お願いしても良い?」…「おうよ」と彼はキッチンへと向かった。テーブルへと座った私は煙草へと手が伸びていた。佑真は出来上がったカレーの盛り付けをし始め、…「サラダまで作ってくれたの?優美」…「うん」と私は答えた。…「ありがとな」そう言ってくれる彼の笑顔がとても愛おしかった。…「スマホの事もあったしパパっと食べれちゃうものにしたの」…「おー流石優美、気遣い上手…ははは」と笑っていた。…「そんな事ないよ…ふふふ」と私まで笑顔にしてくれる。…「気遣い上手なのは佑真だよ」と私は彼へと告げた。…
「んな事ねーよ…俺は馬鹿正直なだけ…ははは」と楽しい会話が続く。彼は、ちゃちゃっとカレーとサラダの準備をし、…「そんじゃ優美の愛情たっぷりカレー頂くか」と茶化す様に言った。…「あはは…そうだよー私の愛情たっぷり入ってんだから」と私もお道化てみせた。それから二人の食卓には笑いがあるものとなった。


























