嘘の陰影
- カテゴリ:自作小説
- 2026/05/21 14:02:21
第二十三章
ショップに入り色々とスマホを吟味しだした彼は、…「優美ー?これとこれどっちが良いと思う?」と私に意見を求めて来た。…「んーそうだねぇ、機能的に良い方が良い気もするけど…佑真の気に入った方で良いと思うよ?」私がそう答えると、…「そうだよなぁ、機能的にも利便性あったほうが良いよな…」…「店員さんに相談してみたらどう?」…「そだな、ちょっと声掛けてみるわ」…「すんませーん」と彼は店員さんを呼んだ。…「はい、伺います」物腰の柔らかそうな店員さんと彼は話し込み始めた。20分か30分程話し込みながら、彼はスマホを決めた様だった。機種変では無い為、新規で購入する事になる。要するに乗り換えだ。契約をする為、椅子へと案内された。彼は…「優美も座ってな」と私を隣へと座る様に促した。一通りの契約も済ませ、会計も終わらせ番号も変えて貰っている様子だった。在庫もあった様で、…「準備して参りますので、少々お待ちください」と物腰の柔らかそうな店員さんはふわっと笑いお辞儀をしていた。程なくして店員さんは佑真の選んだ機種を持って戻って来た。…「こちらで宜しいでしょうか?」「はい、ありがとうございます」そう言って彼は嬉しそうに笑っていた。スマホも新しくなって、佑真は機嫌が良くなった様子だった。「…さぁて、帰るか」…「新しいスマホになって佑真楽しそう…ふふふ」と私が笑うと彼もふんわりと笑ながら…「心機一転だからな…ははは」と笑っていた。車へと乗り込んだ私に彼は…「優美、どっか寄りたい所あるか?」と尋ねて来た。時刻は16時半辺りになっていた。…「ううん、帰ろ」そう彼へと伝えた。…「おう、んじゃ帰るか」そう言って車のエンジンを掛け、帰路へと着くことになった。2時間程掛け家に戻って来た私達は、…「今日はお疲れさん」と佑真は労ってくれた。…「佑真も今迄お疲れ様」と声を掛けた。…「スマホのアプリとか色々あるでしょ?大変だと思うけど頑張って…私晩御飯の準備してるからね」…「おーさんきゅ、助かる」…「うん」と言葉を交わし合い彼はスマホの事へと取り掛かっていた。


























