湿気対策について⑯
- カテゴリ:日記
- 2026/05/15 12:12:07
日本のように「暑いから窓を開けたら、隣の家が見えてしまうので、窓は開けない」というほど敷地が狭いのでは困るわけです。これでは「家の中の気候をどうする?」とか「ライフスタイルをどうするの?」と問われても、選択肢が少なくて答えようがありません。
実は、根本的に考えなくてはならないのは「自分がどう暮らすか」ではなく「どう共に住むか」なのです。どういう友達をつくり、どういう地域社会をつくって、どういうエゴは我慢して、どういう自己主張をするのかという合意の臨界点を探らなくてはなりません。そこまで目が及べば、ドイツのように多くの人が広い敷地を共有することができるようになるかもしれません。600平方メートルの樹木で覆われた土地に、並んだ家。家は平屋でも、集合住宅でもいいでしょう。
適度のセントラルヒーティングの家ではお風呂に入るよりシャワーで済ませるから水と熱源の節約になる、というデータがあります。室内が一定温度に保たれていることで、体が冷えたり、汗をかいたりしないため、湯舟に浸かりたいという気持ちがあまり起こらないためかもしれません。セントラルヒーティングは個別暖房よりコストとエネルギーが余計にかかると考えられがちですが、総合的に考えると、節約になっている。こうした例でわかるように広い視野、長いスパンでたくさんのことを判断していくのが、これからの住まい方を考える原点になると思います。その際必要になる意識は、公共の公ではなく、共という新しい合意の仕方です。
これからは、長い目で見たら「共」としてどちらが得かと、いう視点が大切になっていくでしょう。



























