桜祭りについて⑮
- カテゴリ:日記
- 2026/03/27 06:10:44
「1世紀ぶりに新たな野生種が発見される!」
2018年3月、紀伊半島で約100年ぶりに桜の新しい野生種が発見されたことがメディアなどで報じられ、大きな話題となりました。クマノザクラと命名されたその野生種を、調査し新種として発表したのは今回の企画を監修する勝木先生です。
「明治初期にヨーロッパから近代科学が導入されて以降、日本の植物も分類が行われ、桜も研究対象となり学名を名付けられました。しかし、クマザクラはヤマザクラとよく似ていたことから、学術的な調査から見落とされていたようです。はじめは、比較的形態が似ている種のカスミザクラの変種とも思いましたが、調査したところ開花時期が1ヶ月ほども異なります。となると交配もできず“血縁関係”もないことから、新種と考えて良いだろうと発表に至ったのです」
また勝木先生は、クマノザクラはカスミザクラから何らかの原因で分化したのではないかと推察しています。
なお、その和名はその種が三重県、奈良県、和歌山県の3県にまたがる山間部に自生し、その地域は古くから熊野地方と呼ばれていたことから、クマノザクラと命名。クマノザクラの研究と保全、育成と植林、観光への活用方法の検討などを目的とした民間組織を立ち上げ、地元住民と共に活動しています。
- COLUMN -
神々の時代まで遡る!?「桜」の語源とは?
『「咲く」という動詞に複数を意味する「ら」が加わり、元来は花が密生する植物全体を指す名称だった』。『「サ」は春に里へ舞い降りる田の神、サ神を表し、サ神が降り立つ座を「クラ」と呼び、桜の開花が田植えを始める基準となったことから、転じてそう名付けられた』など、諸説ある「桜」の語源。「古事記」などに登場する神武天皇の曾祖母であり、絶世の美女と伝えられる木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)の名前の「花」は桜を指し、さらに「さくや」が「さくら」へと転じたとされる説もあります。いずれも確証のない言い伝えで正確な語源は不明ですが、そんな伝説や逸話に思いを馳せながら桜を観れば、よりロマンチックな気分で楽しめるかもしれません。
「まとめ」
桜には国内の野山に自生していた野生種と、
人によってつくられた栽培品種が存在します。
2018年、約100年ぶりに新種クマノザクラが発表され、
私たちを魅了する桜の研究は日々続けられています。

























