【映画・国宝】
- カテゴリ:映画
- 2026/03/05 18:32:12
【映画・国宝】
*長文閲覧注意
遅まきながら観てまいりました。
どうも天邪鬼が災いしまして
世間様に騒がれる事柄から一線を引いてしまいがちです。
しかしながら
周りの方々だけでなく
師が観るように、とのお達しでしたので…
174分というロードオブザリングばりの長編でしたが
長いという感覚はなかったです。
エンタメ映画ではないので
「面白い」という感想はないと思います。
かといって
「重い」ということもありません。
恐らく、物語の展開のテンポが速いので
飽きさせることもないのだと感じました。
吉沢亮くんの美しさに引っ張られた点も大きいです。
私は、彼のことはキングダムで知っている程度でしたが
彼はこの作品で大きく成長したことでしょう。
外枠のお話はこれくらいで。
この物語の最も重要な点は
「国宝」というタイトルに集約されています。
観ていて
「ブラックスワン」を彷彿とさせましたが
西洋的な悪魔とか闇とか
そういったものではありません。
作中で、喜久雄が
「上手くなるように悪魔にお願いしたんや」
と語る場面がありますが、
魂を売り渡してしまうのとは全く違うので、
相手は悪魔ではなく、神であるといえます。
恐らく、彼は情を捨てる覚悟でお芝居をする、
という意味だったと解釈しました。
娘を捨てる覚悟をしたのかもしれません。
一般的な人としての幸せを願う代わりに
「美しさ」を追及していきました。
坂東玉三郎さんの生い立ちなども
背景にされているようですが、
彼の歌舞伎に対する情熱、思想は
喜久雄に反映されています。
血筋に守られた世界で、イレギュラーが認められるためには
相当な覚悟と努力が必要だったのは言うに及びません。
ただただ
美しさを追及し
かつて魅了された美しい世界を
ただただ
追い求めた結果
国宝へ辿り着いた…
まだまだ
その先へ向かうのでしょう。
もう一度
観てみたいと思います。

























