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野点について⑥

「茶釜って、どんなものかご存知ですか?」

茶釜(ちゃがま)って聞いたことはあるけど、実際に見たことってありますか?
ご飯を炊くためのお釜は身近に感じるけど、茶釜はあまり身近じゃないですよね。
お茶を淹れるためのお釜?急須の大きいもの?笑。
茶釜って、普通に火にかけるの?
現代で使うなら、電気のものやIH対応のものもあったりするのかしら?
あったら便利だけど、どうなんでしょう。色々とわからないことが多いようですね。
今回は、そんな茶釜に関する使い方や種類、電気なのかIHもあるのか?について、詳しく見ていきましょう。

*茶釜とは?意味があるの?
茶釜って、何でしょう?
茶の釜と書きますが、どんな意味があるのでしょう。
そもそもは、お茶を淹れるために使われるお釜のことを指します。
きっと一番聞いたことがある茶釜は、ぶんぶくちゃがま、ではありませんか。
ぶんぶくちゃがまって、昔聞いたことがある話だけど、それって何なの?どんな意味があるの?と思っている方、実は多いのではないかと思います。そう、あのタヌキが茶釜に化ける昔話のことです。

茶釜は、それくらい昔から庶民の生活の仲間で存在していたのですね。
昔は、お坊さんがお寺でお茶(茶道のお抹茶のことですが)を淹れることや、お茶会が開かれることが多くありました。タヌキは茶釜に化けて、水を足さなくてもお湯が沸き続けるという不思議な茶釜になり、とても話題になったとか。こんな昔話になるくらいですから、茶釜は昔からよく親しまれてきた、茶道のお道具だったようですね。
では、今一度、茶釜についてしっかり説明いたしましょう。

茶釜とは、茶道の際に使われる、お湯を沸かすための大きな鉄でできた釜のことです。
鉄でできている上に、中にたっぷりお湯を入れるので、そりゃあ重いんです!
それを、冬は炉という畳の中に作った場所の中に、そして、夏は風炉と呼ばれる持ち運びのできる炉の中に炭で火をおこし、五徳の上に載せます。そして、抹茶を点てる際に、柄杓(ひしゃく)を使ってお湯を汲み取って使います。
茶道では、お抹茶も大事ですが、お釜でお湯が沸かせないと、お抹茶が点てられないので、お釜はとても大切な道具なんですよ。

お茶会を行う時には、釜をかける、なんていう言い方があるくらいです。
茶釜の出番・重要性について説明したので、次は茶釜をどうやって使ったらいいか、お話していきましょう。

*茶釜の使い方!注意すべきポイントはあるの?

では、茶釜はどうやって使うんでしょう?
お湯を入れると書きましたが、準備や使う時の注意点について、見ていきましょう。
茶釜は、鉄でできています、とお伝えしましたね。
空っぽでもそれなりに重さがあるので、気を付けましょう。
基本的には素手では持ちません!
空っぽの時は、タオルやふろしきなどで、周りを包み込むように持ってもいいです。

もしくは、釜の肩のあたりに、小さな持ち手がくっついているので、それを”環”という金属でできた丸い輪っかを使って持ち運びます。穴は開いていますが、とても小さいので、コーヒーカップのように手を入れたりはできません。環を、この小さな穴の中に通して、丸い環を手で持ち上げることで、茶釜を運びます。中身ですが、使う前に一度内側と外側を清めてから、八分目までお湯を入れます。

この分量が難しかったら、柄杓を釜の口に上向きに平になるように置き、柄杓の底の部分がお湯に触れるくらい、と覚えるといいでしょう。もちろん、お水を入れて沸かすこともあります。
・・・が、とても時間がかかるので、通常はやかんなどで別にお湯を沸かしておき、それを運ぶ前に入れます。

お道具は、お茶室に運ぶ前に、お客様にお出しする体を整えておきます。
でも、重いからといって、お茶室に空のお釜を運んでからお湯を入れることは、絶対にしません。
なので、お釜はとても重くなるので、持つときは慎重に、ちゃんと力を入れられる態勢で持ち運びしましょう。
使い終わった後は、早めにお湯をすべて空け、釜の余熱で水分をしっかり飛ばします。
鉄なので、水分が残っていると錆びてしまうかもしれません。

釜の底の、炭に当たっていた部分は、底洗いという道具があるので、それを使ってきれいにします。
これが、大まかな茶釜の使い方です。では、茶釜とは言っても、どんな種類があるのか、気になりますよね。



*茶釜に種類があるの?

茶釜はどこかで目にしているとは思いますが、その形は本当に様々です。茶釜の基本的な形は、約50種類くらいあるんですよ!そんなにいろんな形があるなんて、びっくりしますよね。
多分、一番オーソドックスなのは、丸い寸胴みたいのかと思いますが、どうでしょう?
丸いもの、三角形のもの、四角形のものも八角形のものまであったりします。そして、何かに見立てて作られているものも多いんです。

例えば、富士山。
上の方はすっとしていて、下にいくと富士山のように裾が広がっていく感じ。あとはひょうたんの形に似せたもの、鶴の首のように見えるもの、、、などなど。色んな形を見てみるのも楽しいですよ。
形もさることながら、実は釜の肌(表面)に模様が入ったりしているのもあるんです。雲の模様が入っていたり、亀甲模様だったり、これもまた目に楽しいお釜です。それから、釜のお腹のちょっと下の方に、ひさしみたいのがついている釜があったりもします。これは、羽といいます。この羽を使って、お釜を支えることもあるんですよ。
知れば知るほど奥が深いので、ぜひ色んな形を探して見てみてくださいね。
ところで、そんなにいっぱい見たら買うときに困っちゃう!という方に、選び方や、電気やIHに対応するものかどうかについても、お伝えしましょう。



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