Nicotto Town



YESは『究極』より九曲。


シンセ病に罹患したのでその手の音楽を聴くことが増えた。
EL&Pを一通り聴き終え、FLOYDを2枚聴いた後YESに。
私のYESは70年代半ばで終わってるので初期作しか持ってない。

いちばんスキなのはサード『The YES Album』。
『Yours is no Disgrace』が反戦歌なのを知ったのはずいぶん後のこと。
でも「お前らの人生、捨てたもんじゃねえぜ」というメッセージは佳い。

某評論家の「ぎこちない曲をぎこちなく演奏するバンド」という評に同感ですが、
唐突さ、無理やりさ、詰め込み、無茶ぶりがYESの魅力ですね。
こういうバンドは殆どない。敢えて探すとRUSHでしょうか?

ギター弾きゆえ、スティーブハウの貢献度が大きいと感じる。
カントリーの超絶ピッキングスタイルをロックに持ち込み、
野蛮なトーンで縦横無尽に暴れまわる彼がいたからYESは完成した。

リックウェイクマンの評価も高いけど、さほど好きじゃない。
トニーケイはサードで彼なりに良い仕事をしてると思うし、
パトリックモラーツは『Relayer』で大貢献した。

『Fragile』はとっ散らかったアルバムであまり聴かないけど、
『South Side of the Sky』はスキ。南極探検に行きたくなる。
アニメ『宇宙よりも遠い場所』に使ってもよかったんじゃないかな。

あとね、YESは1曲10分が限界というのが持論です。
『危機』『海洋地形学の物語』は名盤・迷盤の誉れが高いけど、
ちょっと長すぎるよー。だから聴くのは10分前後の曲が多い。

『究極』がリリースされたときのガッカリ度といったらなかった。
これ以降YESはダメになった。バグルスもラビンもイラナーイ。
ABWHも再結成も観たけど「昔の名前で出ています」感しかなかった。

9曲挙げます。私にとってのYESはこれで十分。
サードから4曲も出すのは邪道だろうが、どれも名曲だから仕方ない。
これだけ聴けば(嫌な言い方ですが)黄金期YESを語れると思う。では。

1.Yours Is No Disgrace
2.Starship Trooper
3.I've Seen All Good People
4.Perpetual Change
5.Roundabout
6.South Side of the Sky
7.Heart of the Sunrise
8.Siberian Khatru
9.Sound Chaser

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