Nicotto Town



あの雑多な感情のことについて。

あの人たちはもう死んじゃったかなぁ。

あの人は青葉市子が好きだった。あの人は宮沢賢治が好きだった。
私は好きなものがある限り人は死なないと思っていたし私は永久に年を取らないと思っていた。
でも世界は私の思った形はしていなかったみたいだ。
そういうことが続くと私は何一つ知らないんじゃないかと思う。…でもそれが事実じゃないことは知っている。正直言って何も知らないも、すべて知っているも嘘だよな。

美しいものとか、凄いものに会うのは結構怖いよね。手を浸すと何も知らない感じになるから。

何年生きたところで多分ほとんど何もわからないんだろうな。どれだけ本を読もうと、映画を見ようと人に会おうと世界の果てに行こうと。
だとすると何をすればいいんだろう。

わからないまま愚直に、音楽を聴いて本を読んでプログラムを書いてアバドの指揮を聞く。霧の中。

でも、知っている気持になっても、なんか違うって思うものなんだな。

ベケットを読む。

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