Nicotto Town



メサイヤの夜に

メサイヤの夜

二人でどこまでも歩き続けた

雪が降っていた
それは白くどこまでも白く舞っていた

すれ違う何人もの仮面の人たち
その中を無言で歩き続けた

息が白く抜けていく
愛の形が崩れていく

あなたの手が暖かさが
私の心に流れ込んでくる

窓越しに見えるクリスマスツリーが
目の中で静かに点滅している

二人で見るクリスマス
白い雪に染まる最後のクリスマス

メサイヤの夜

交わることのない二人の白い息に
雪が舞っている


佐野元春の「Christmas  Time  in  Blue」を久々に聴いたら
なんとなく昔の思い出が浮かんできました

#日記広場:小説/詩




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