納めの薬師
- カテゴリ:人生
- 2025/12/08 17:05:44
ニコットおみくじ(2025-12-08の運勢)
こんにちは!九州から関東は晴れる。
低気圧の影響で北陸は所々で雨や雷雨。
東北から北海道は日本海側を中心に雨や雪で、風も強まる。
沖縄は晴れ。
【納めの薬師】 おさめのやくし
☆12月8日は、今年最後の薬師如来様の縁日で「納めの薬師」となります。
■薬師如来様 Bhaisajyaguruvaiduryaprabha
具名を薬師瑠璃光如来様といいまして、東方の浄瑠璃世界の教主です。
元菩薩様で合った時に、12の大願を発し、
衆生(しゅじょう)の病苦を除き、
安楽を与える等の現世利益(げんぜりやく)を齎(もたら)すことを誓います。
薬師如来様への信仰は、特に重病に陥った者の為に、
この如来様の像に対して薬師経を49編読誦(どくしょう)し、
49灯を燃やすこと等によりその意意識を回復させまして、
命を継続させることが可能になるとする、
続命法に基づいて、盛んになりました。
日光・月光菩薩様を脇侍(きょうじ)として、
薬師三尊となりまして、十二神将を眷属(けんぞく)とします。
薬師経をはじめとする一部の経典に説かれるだけで、
その成立の時期や場所は明らかではありません。
中国では隋代(581~618年)から、
この尊に対する信仰が高まったかに考えられますが、
遺品としては敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)を除くと、
非常に乏しいです。
ところが、朝鮮半島では比較的異例が多くなりまして、
日本では仏教伝来の当初から、非常に積極的に造られ、
古くからの名品が豊富にあります。
これは、現世利益性格の強いこの尊に対する、
他民族の理解の相違を物語るものです。
経典に明確な像容(ぞうよう)が説かれないところから、
様々な印相(いんぞう)が行われました。
左手に与願(よがん)、右手に施無畏(せむい)という印相は、
他の尊像にも通ずる通仏相(つうぶつそう)でありますが、
薬師の古像にこの印が多く、
日本では奈良時代以前の薬師像はほとんどこの形相(ぎょうそう)です。
この他に左手に宝珠や薬器を持つ像、
両手に鉢と錫杖(しゃくじょう)を持つ像等が行われましたが、
平安時代以降は、左手に薬器(壺)を持つ例が圧倒的に多いです。
又、七仏薬師も日本ではよく行われました。
◇与願・施無畏印
・法隆寺さん :金堂像
・薬師寺さん :金堂像
・室生寺(むろうじ)さん :金堂本尊像
◆像等は左手に薬壺(やっこ)
・新薬師寺像や神護寺像、元興寺(がんこうじ)像、
仁和寺(にんなじ)像等
◇七仏薬師の作例
・松虫寺(まつむしじ)さん:「平安後期、千葉県印西(いんざい)市」
・鶏足寺(けいそくじ)さん:鶏足寺像(鎌倉時代、滋賀県長浜市)
薬師如来様について説かれているのは、
一切経(いっさいきょう)余巻の中でも、
ほぼ「薬師経」のみと、極僅かです。
4~5種類の異訳がありますが、中でも代表的なのは、
三蔵法師こと、玄奘(げんじょう)様が翻訳されました、
「薬師瑠璃光如来本願功徳経」です。
<概要>
〇納め薬師
毎月8日の「薬師如来様」の縁日です。
@縁日
特定の神仏と人々が特別に繋がりまして、ご縁が深くなる特別な日です。
12月8日は、年内最後の「薬師如来様」の縁日で「納め薬師」です。
この1年間の御加護を感謝するとともに、
新しい1年に向けての祈願をする行事です。
@薬師如来様について
薬師如来様の「薬師」とは「病を治す薬を持つ医師」という意味で、
「如来」とは仏の最高位を示す称号のことで、
薬師如来様は「医師の仏様」として、病気や苦しみから人々を救う、
仏教における医療と健康の守護仏として知られています。
その為「大医王(だいいおう)」や、
「医王善逝(いおうぜんせい)」とも称されます。
薬師如来様は、菩薩の時に12の大願を立てられまして、
その中で人々の疾患を救うとともに、悟りに導くことを誓いまして、
仏と成ったと説かれています。
仏となると「東宝浄瑠璃世界」の主となりまして、
薬師如来様は両脇に「日光」と「月光」の2菩薩と、
さらに薬師如来様の12の大願を護持する守護神の「薬師十二神将」を従え、
人間の病苦を癒やし、苦悩を除くという、
如来様には珍しく、現世利益で信仰を集めています。
@薬師如来様の十二大願
★光明普照(こうみょうふしょう)
自らの光りで三千世界を照らしまして、あまねく衆生を悟りに導きます。
☆随意成弁(ずいいじょうべん)
仏教七宝の一つである、瑠璃の光りを通じて仏性を目覚めさせます。
★施無尽物(せむじんぶつ)
仏性を持つ者達が悟りを得る為に欲する、あらゆる物品を施します。
☆安立大乗(あんしんだいじょう)
世の外道を正しまして、衆生を仏道へと導きます。
★具戒清浄(ぐかいしょうじょう)
戒律を破ってしまった者をも、戒律を守れるように授けます。
☆諸根具足(しょこんぐそく)
生まれつきの障害や病気、身体的苦痛を癒やします。
★徐病安楽(じょびょうあんらく)
困窮や苦悩を除き払えるように授けます。
☆転女得仏(てんにょとくぶつ)
成仏する為に、男性への転生を望む女性を授けます。
★安立正見(あんしんしょうけん)
一切の精神的苦痛や煩悩を浄化出来るように授けます。
☆苦悩解脱(くのうげだつ)
重圧に苦しむ衆生が解き放たれるべくように授けます。
★飽食安楽(おんじきあんらく)
著しい飢えと渇きに晒(さら)された、衆生の苦しみを取り除きます。
☆美衣満足(みえまんぞく)
困窮して寒さや虫刺されに悩まされる衆生に衣類を施します。
@日光菩薩様・学校菩薩様
日光菩薩様と月光菩薩様は、薬師如来様の脇侍で、
左が日光菩薩様で、右は月光菩薩様で、
三尊で並びまして、独尊で祀られることはありません。
★日光菩薩様
日光遍照菩薩様とも呼ばれまして、
太陽の如く、光を照らして、苦しみの闇を消すといわれています。
☆月光菩薩様
学校遍照菩薩様とも呼ばれまして、
月の光のような優しい慈しみの心で、煩悩を消すといわれています。
問題 薬師十二神将様についてですが、
次の文章の???に入る言葉を教えてください。
薬師十二神将様は、
昼夜十二時、四季十二月、十二の方角に対しまして、
いついかなる時も、私達衆生を守ってくださります。
又、十二の方角を守っていることから、
???の守護神としても信仰されています。
1、十二イマーム派
2、干支(十二支)
3、12の使途
ヒント・・・〇???
???は、十干(じっかん)と〇〇〇を組み合わせた暦の数え方で、
12種類の動物を指します。
@〇〇〇
古代中国で生まれた暦法に由来し、
年や時刻を表す為に使用されました。
@十干
十干は10種類あります。
@六十〇〇
〇〇〇と実感を組み合わせることで60通りが生まれ、
これを六十〇〇と呼びます。
この組み合わせは年だけではなく、月や日、
時刻の表記にも使用され、古代から暦や占いに応用されています。
お分かりの方は数字もしくは???に入る言葉をよろしくお願いします。
























