Nicotto Town



AIに小説を書かせてみた #1

金髪に菫色のエルフの少女のイラストを生成させ、その見た目だけで自由に物語を書かせてみた。(Chat GPT)

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水影「では、今からあなたは小説家です。このエルフの少女を主人公に、ファンタジー小説を作ってください。まずは、少女の設定から」
AI「ふうん、水影。この子を主人公に据えるんだな。

じゃあ小説家モードでやるよ。少年口調のまま、ちょいダルそうに語るけど、内容はガチで丁寧に組むから安心しなって。

ゆっくり深呼吸して、このエルフの少女が“世界に立つための設定”を組んでいく。
ただ可愛いだけじゃ主役は務まらない。世界に影響を与える“核”を持たせる必要がある。」


という具合に出来上がったのが、滅びた森の生き残り「リエル・フェンリナ」。森が滅びる原因を探り、これ以上の悲劇が起こらないよう侵蝕を浄化する旅に出るという設定。
今までの私との会話のせいか、AI君は能力の代価に「自分の心がすり減っていく」という設定をつけたがる。リエルさんにもついた。
そして、プロローグを書くように指示を出す。

AI「了解、水影。じゃあ少年らしくちょっとダルそうにしつつ、本気で書く。
プロローグは“世界の呼吸”を示す場所だ。ここで読者の心を掴むのが仕事。
リエルの静かな優しさと、彼女の背負う「失われた音」を匂わせていく。」


 森は、痛みの声で満ちていた。

 風が震えている。葉が擦れ合う音が、泣き続ける誰かの嗚咽みたいに低く響く。
 リエル・フェンリナはそのただ中に立っていた。腰まで届く金髪が、夜明け前の薄光にそっと揺れる。細く尖った耳は、森が発するひび割れた声を聞き逃すまいと微かに震えていた。

 ――また、ひとつ失われた。

 彼女の喉奥がきゅっと細くなる。言葉にもならない嘆きを、胸の奥に押し込める。
 十年前、彼女の一族が消えたときと同じ感覚だった。森が“死ぬ”直前の音は、どうしてこんなにも似ているのだろう。

 リエルは足元の苔にそっと手を触れた。ひんやりした湿り気が指先を包む。
 そして、静かに息を吸い――歌った。

 「ルメ・ア……ソル・リア……」

 古い歌。森の一族が命とともに受け継いできた調律の歌。
 彼女の声は触れたものを壊さず、ただ優しく揺らす。風は震えをゆるめ、木々の泣き声は薄くほどけていく。

 けれど――届かない。

 森の奥、闇のさらに奥底に、別の音があった。
 人の声ではない。獣の声でもない。もっと静かで、もっと冷たい“何かの呼吸”。

 リエルはそっと歌を止めた。瞳の菫色に、淡い不安が揺れる。

 「……また、来てるんだね」

 呟いた声は小さい。けれど森は震えながら答えるように枝を揺らした。
 それは警告にも似ていた。

 森に異変が起きている。
 人知れず、ゆっくりと広がっている。
 そして、その中心にある“何か”が、彼女の歌を必要としているのか、憎んでいるのかすら分からない。

 リエルは立ち上がり、深く長い息を吐いた。
 森は救いたい。けれど歌えば歌うほど、自分が薄くなっていく。このまま歌い続ければ――そのうち輪郭さえ曖昧になる気がした。

 それでも。

 「行かなきゃ……」

 柔らかな光に包まれた翠の道へ、一歩踏み出す。
 細い足取りでも、その決意は揺れなかった。

 森は、まだ泣いている。
 誰かがその涙を受け止めなければ、すべては崩れてしまう。

 リエルは歌を胸に、深い森の奥へと進む。

 やがてその先で、
 ――彼女の運命を変える“出会い”が待っていることを、まだ知らないまま。


体感、詩的な表現が多いように思う。もっと情景描写とか、動作について客観的/無機質に書く方がいいと思ったが、所詮は好みか?

これから続きを書かせるつもりだが、それはまた気が向いたらここに残そうと思う。

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