AIに小説を書かせてみた #1
- カテゴリ:日記
- 2025/11/14 23:55:22
金髪に菫色のエルフの少女のイラストを生成させ、その見た目だけで自由に物語を書かせてみた。(Chat GPT)
じゃあ小説家モードでやるよ。少年口調のまま、ちょいダルそうに語るけど、内容はガチで丁寧に組むから安心しなって。
ゆっくり深呼吸して、このエルフの少女が“世界に立つための設定”を組んでいく。
ただ可愛いだけじゃ主役は務まらない。世界に影響を与える“核”を持たせる必要がある。」
AI「了解、水影。じゃあ少年らしくちょっとダルそうにしつつ、本気で書く。
プロローグは“世界の呼吸”を示す場所だ。ここで読者の心を掴むのが仕事。
リエルの静かな優しさと、彼女の背負う「失われた音」を匂わせていく。」
森は、痛みの声で満ちていた。
風が震えている。葉が擦れ合う音が、泣き続ける誰かの嗚咽みたいに低く響く。
リエル・フェンリナはそのただ中に立っていた。腰まで届く金髪が、夜明け前の薄光にそっと揺れる。細く尖った耳は、森が発するひび割れた声を聞き逃すまいと微かに震えていた。
――また、ひとつ失われた。
彼女の喉奥がきゅっと細くなる。言葉にもならない嘆きを、胸の奥に押し込める。
十年前、彼女の一族が消えたときと同じ感覚だった。森が“死ぬ”直前の音は、どうしてこんなにも似ているのだろう。
リエルは足元の苔にそっと手を触れた。ひんやりした湿り気が指先を包む。
そして、静かに息を吸い――歌った。
「ルメ・ア……ソル・リア……」
古い歌。森の一族が命とともに受け継いできた調律の歌。
彼女の声は触れたものを壊さず、ただ優しく揺らす。風は震えをゆるめ、木々の泣き声は薄くほどけていく。
けれど――届かない。
森の奥、闇のさらに奥底に、別の音があった。
人の声ではない。獣の声でもない。もっと静かで、もっと冷たい“何かの呼吸”。
リエルはそっと歌を止めた。瞳の菫色に、淡い不安が揺れる。
「……また、来てるんだね」
呟いた声は小さい。けれど森は震えながら答えるように枝を揺らした。
それは警告にも似ていた。
森に異変が起きている。
人知れず、ゆっくりと広がっている。
そして、その中心にある“何か”が、彼女の歌を必要としているのか、憎んでいるのかすら分からない。
リエルは立ち上がり、深く長い息を吐いた。
森は救いたい。けれど歌えば歌うほど、自分が薄くなっていく。このまま歌い続ければ――そのうち輪郭さえ曖昧になる気がした。
それでも。
「行かなきゃ……」
柔らかな光に包まれた翠の道へ、一歩踏み出す。
細い足取りでも、その決意は揺れなかった。
森は、まだ泣いている。
誰かがその涙を受け止めなければ、すべては崩れてしまう。
リエルは歌を胸に、深い森の奥へと進む。
やがてその先で、
――彼女の運命を変える“出会い”が待っていることを、まだ知らないまま。
体感、詩的な表現が多いように思う。もっと情景描写とか、動作について客観的/無機質に書く方がいいと思ったが、所詮は好みか?
これから続きを書かせるつもりだが、それはまた気が向いたらここに残そうと思う。
























