クリスチャンにはごめんなさいだが二次創作した③
- カテゴリ:日記
- 2025/11/07 22:25:04
翌朝、二人は久しぶりに北イスラエル王国の首都サマリヤに戻りました。
そして水源探しのために調査活動中の宮廷長官オバデヤを探し当てました。
エリヤは臆せずツカツカとオバデヤに近づきました。
「私は真の神の預言者である!」そう言ってひと睨みするエリヤの迫力の前に
エリヤが宮廷長官に近づいても兵士たちは誰も訝しんで止める事が出来ませんでした。
エリヤはオバデヤに王に告げるよう言いました。
「カルメルにてバアルの神と私の神のどちらが真の神か競わせるよう王に告げよ」
もちろんオバデヤは拒みました。旧知の仲だとはいえ、とんだ酔狂者の話をすれば
自分の首が危ういからでした。
しかしどこにでも噂好きの者はいるものです。この話はすぐにアハブ王の耳に届き
ました。
「面白い事を抜かす者がいるものだ。皆で余興を楽しもうではないか。
だがこの者が余を楽しませられぬ場合は即刻首を撥ねよ!」
アハブ王はエリヤの挑発に乗ってきました。
そして負けられぬ闘いの前に、バアルの預言者集団は450人も大隊を組んで
勝負の日にバアル神の総本山カルメル山にやって来たのでした。
























