ツワブキ
- カテゴリ:グルメ
- 2025/11/06 16:51:15
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こんにちは!九州から東北は高気圧に覆われて晴れ、陽射しが暖かい。
関東甲信は前線が通過し、曇りや雨。
北海道は夜から雨や雷雨。
沖縄は晴れ。
【ツワブキ】 石蕗 Farfugium japonicum
Leopard plant
Green leopard plant
☆ツワブキは、キク科ツワブキ属の日本に自生する多年草です。
<概要>
〇ツワブキ
ツワブキは花も葉も美しく、昔から日本で愛されてきた植物です。
@特徴
ツワブキは日本や中国が原産でフキ(蕗)に似た葉と、
菊に似た花が特徴の常緑多年草です。
葉はフキに似ていますが、フキとは別種の植物です。
ツワブキの葉は常緑で、
フキに比べ、厚みがありまして、表面には光沢があります。
海岸のがけや岩場等に自生している植物ですが、
海岸だけではなく、庭でも容易に育てることが出来ます。
斑入り種等の観賞価値の高い品種も多く、
強健で育てやすいので、園芸植物としても人気です。
★食用・薬草
ツワブキの若い葉は柔らかく、昔から食用にされてきました。
九州では食用としても生産されています。
特にキャラブキといって、
ツワブキの葉柄(ようへい)を佃煮にした料理が有名です。
灰汁(あく)が強いので、調理前にしっかりと灰汁を抜きます。
又、食用の他、昔は薬草としても重宝されていたという程、
私達にとって、身近で有用な植物です。
□キャラブキ(伽羅蕗)
日本には古来から伝わる保存食が幾つもありますが、
キャラブキもその一つです。
◆キャラブキとはフキの佃煮
キャラブキとはフキを伽羅色になるまで煮付けた佃煮のことです。
△キャラブキの語源
ベトナムやタイ等、東南アジア地域で使用される、
お香の一種である伽羅のことで、
黄色味を帯びて、伽羅に似ていることがその名の由来です。
▼伽羅
伽羅とは沈香(じんこう)の中でも特に質が高く、
香りが優れている最上級の香木を指します。
香道や仏教儀式等で重宝される希少で高価な香料です。
●伽羅の意味と由来
・語源はサンスクリット語の、
「kala(黒)」+「aguru(沈香)の音写「伽羅阿伽嚧」や、
「tagara(多伽羅)」の略とされています。
・香木の一種で、アキラリア属の樹木が傷を受けて、
長年かけて樹脂を蓄積したものが沈香です。
その中でも特に香りや質、色が優れたものが、
「伽羅」と呼ばれます。
●香道における伽羅
・日本の香道では、
伽羅は「六国五味」の中で最上位に位置付けられます。
・香りは「甘味、酸味、辛味、苦味、塩味」の五味を全て備え、
深く複雑で品格ある芳香とされています。
●文化的価値と象徴性
江戸時代には「伽羅女(きゃらめ)」=美しい女性、
「伽羅の春」=めでたい春等、粋な形容詞としても使用されました。
キャラブキには愛知早世と呼ばれるフキが使用されていますが、
愛知県は生産量日本一を誇ります。
その為、キャラブキが発祥したのも愛知県と考えられています。
△キャラブキに使用するフキの種類
・愛知早世
・秋田蕗
・ツワブキ
愛知早世の大きさは約50cmですが、
秋田蕗は大きいものだと葉柄だけで1m以上になることもあります。
関西や沖縄等では、
その地域に生息するツワブキでキャラブキを作っています。
フキの種類は地方によって異なりますので、
地場物を使用すると良いです。
▲キャラブキの味
キャラブキとは保存食として作られてきたものですので、
日持ちをさせる為に沢山の砂糖を使用して、甘辛く仕上げています。
味がしっかりとしていますので、
ご飯のお供にもお酒のおつまみにもなります。
又、好みで唐辛子をかけて食する人も少なくないようです。
□薬草としてのツワブキ
◆生薬名
槖吾(たくご)
△薬用部位
・根茎
・葉
▲成分
・アルカロイド(sankirkine)
・ベンゾフラン誘導体(furfugin A,B)
△薬効と用途
解毒や健胃作用があり、フグ(河豚)やカツオ(鰹)による食中毒に、
根茎の煎液や葉の汁を服用します。
打撲や出来物、湿疹等に生の葉を火に炙って柔らかくしたものや、
青汁を患部に貼ります。
又、痔には葉の煎液で患部を洗ったり、煎液を服用します。
*効能は科学的に証明されたものとは限りません。
お気づきになることは医師又は薬剤師にお尋ねください
@花言葉
・謙虚
・困難に負けない
秋から冬にかけて明るい黄色の花を咲かせまして、
寒い冬でも常緑の葉を絶やさない、ツワブキらしい花言葉です。
@花の時期と特徴
★花の時期
10~12月初旬です。
花が少なくなる秋から冬にかけて、鮮やかな黄色の花を咲かせます。
光沢のある葉と明るい黄色の花のコントラストが美しく、
庭の中でアクセントのような役割を果たしてくれます。
□花の色
黄色が主流ですが、白花もあります。
又、黄色の中でもオレンジ色に近い黄色や、
淡い黄色等、品種によって濃淡の違いがあります。
★花の特徴
ツワブキは30~40cm伸ばした茎の先に、
直径約3~5cmの一重咲きのキクに似た花を咲かせます。
周囲に広がる花弁のように見える部分は舌状花(ぜつじょうか)、
中心には筒状花(とうじょうか)が存在し、1つの花を形成しています。
これは、キク科の花によく見られる構造です。
@ツワブキに似た花
・メタカラコウ
・ヨメナ
・フキ
@ツワブキの種類
・リュウキュウツワブキ ・オオツワブキ
・カンツワブキ ・キフツワブキ
・牡丹獅子(ぼたんじし) ・浮雲錦(うきぐもにしき)
問題 ツワブキが生えてている山として、佐白山(さしろさん)があります。
次の文章から佐白山がある県名を教えてください。
〇笠間稲荷神社さんからもほど近い「自然の植物園」
@佐白山 標高:182、1m(笠間市)
佐白山へは笠間稲荷神社さんから徒歩約15分です。
古くは三白山と記されまして、白雉(はくち)、白狐、
白鹿が生息したとされることから、名付けられたと伝えられています。
山頂は阿武(あぶ)山と称しまして、
その東側は奇岩が多く、石倉(いしくら)と呼ばれています。
1、茨城県
2、栃木県
3、福島県
ヒント・・・〇佐志能(さしのう)神社 さん
佐白山の「笠間城跡」に鎮座する神社で、
延喜式神名帳の佐志能神社さん(常陸国新治郡)の論社です。
お分かりの方は数字もしくは、
上記の文章から佐白山がある県名をよろしくお願いします。
























