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重賞展望


今週末の重賞は天皇賞・秋とファンタジーSに加えアメリカのブリーダーズCに多数の日本馬が参戦。時間的にリアルタイムで見るのはなかなか厳しいけど楽しみ。

【天皇賞・秋】過去5年中4年後傾ラップで後半5Fのレースラップは57秒3~5。唯一の例外22年もパンサラッサが大逃げして2番手以降は実質スローやったことを考えれば全ての年で瞬発力・持続力と高いレベルでの後半要素を求められたと考えて良さそう。去年は人気馬の凡走や仕掛け所が遅めやったのもあって前残り傾向が強かったけど基本的には能力が反映されやすいレース。例年フルゲート割れってのもあるとは思うけどコース替わり週やし初角までの距離がないコースやから外枠はやや不利で過去5年で二桁馬番の馬券圏内はゼロ。血統では普通に主流血統は強いけどトニービンが目立つかな。

マスカレードボールはコーナーリングがド下手で大箱コースでこそ。世代ナンバー2と言って良い馬で今年の牡馬クラシックのレベルも低くはない(まぁ、特別ハイレベルとも思わんけど)ことを考えると能力的に全く通用せんことはなさそう。ただキャリアの浅い3歳馬やから当然ではあるけど古馬の2000mGⅠで締まった流れになるならこれまでにないほどのペースで追走することになるやろうし、逆にドスローで上がり32秒台の脚なんかを求められてもタイプ的には厳しそう。そこはまぁ、春からの成長とルメールがどう乗るか次第かな。ミュージアムマイルはダービーなんかは最後止まってたし距離はこれくらいが合ってそう。ただハッピートレイルズ牝系は小回りベターな馬が多いしこの馬自身も中山に強いことを考えると3歳馬ならマスカレードの方を上位に取りたいかな。メイショウタバルは前走宝塚は稍重の馬場や武豊騎手がペースをコントロールしたとはいえかなり強い勝ち方。ただ皐月賞や日経新春杯では暴走して自滅した馬やからね。ポイントはテンの入り方と枠の並び。スタート自体は速くないからね。宝塚は初角まで距離があるコース+外目の枠でジワッとハナに立てたけど初角までの距離がない秋天で内枠やと序盤促すとまたガツンと掛かる可能性はあるし、逆に外すぎるとハナに立つまでの距離ロスが大きくなる可能性が。何にせよ前走よりは難しい条件にはなると思う。シランケドは正直適性や能力が今一つ掴み切れへんのよね。極端な競馬をすることが多いからあんまり揉まれる競馬はしたくないんやろうとは思うけど。ただまぁ、牡馬の一線級と走った経験はないのに上位人気なら買っても押さえまでかなと。ちなみに前走新潟記念で下したエネルジコやディープモンスターが次走で勝ったのが評価されるかと思うけどエネルジコは2000mはやや距離不足やしディープモンスターはこなせるようになってきたとはいえ高速上がりは元々苦手。そこまでの価値があるかは疑問。タスティエーラは去年の秋天2着も一昨年のダービー1着も殆どの馬が上がり33秒台を使うドスローの前残りを先行する展開有利。実績ほどの強さは感じひんしメイショウタバルが出るなら去年みたいな緩い流れにはなりそうもない。穴っぽいところならまずロードデルレイ。前走宝塚記念は不可解な負け方やったけど夏負けの症状が出てたそうやから度外視。大阪杯は内を通った馬が上位を占める中、終始外目を回りながら差して来ての2着は負けて強しの内容やし、日経新春杯は直線進路が開いたり完璧に立ち回れたとはいえ馬場を考えれば破格の時計。白富士Sはレースラップ59.4-57.8で自身後半5F推定56秒台後半で差し切り。能力も適性もここでは上位。あとはジャスティンパレス。去年はスローの前残りを後方から直線捌きながら差して来ての4着。苦手な展開でもこれだけ走れるんやから強いし苦手なコーナーリング性能が問われへん大箱コースでは安定してる。本質的には距離はもっとあって良いけど去年よりペースが流れて上がりが掛かりそうなのは良い。似たような意味で出遅れ標準装備、加速に時間が掛かる、コーナー加速が苦手と典型的な不器用タイプのアーバンシックも大箱なら見直せる。ただこれも2000よりは2400の方が良さそうかな。

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