東京国立近代美術館行ってきた!
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2025/09/09 21:47:18
SNSで話題になっていた企画展行ってきた!
「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」展と常設展。
軍の発注で描かれた戦争画にはサイズの大きい絵が多かった。日本画で戦闘を表現したり、戦闘でない大陸の風俗を描いたり、銃後(前線へ行っていない一般国民)を描いたりと、展示は軍発注の戦闘場面の油絵だけではない。
絵画だけでなくポスターや雑誌や戦争詩集!や絵葉書などの印刷物も展示されていた。新聞やニュース映画やラジオ報道や軍歌やポスターなど様々なメディアによって戦争ムードを畳みかける、その中に戦争画があったことを示す展示であった。
骨太な企画なのにカタログが作成されなかったのは本当に残念。事前にそれは知っていたので、章ごとの趣旨説明のパネルは全部撮った。
Tokyo Art Beat
2025年8月4日
なぜ「ひっそり」開催? 戦争画も展示する東京国立近代美術館「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」に迫る
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/opening-documents-weaving-memories-momat-report-202508
PS.
猪熊弦一郎「長江埠の子供達」に描かれた子供達の目線の冷ややかさが印象に残った。
向井潤吉三部作絵葉書の「突撃」は、こちらも展示されている有名な「撃ちてし止まむ」と違って兵士の目付きが異様で、もはや襲われる一般市民目線にさえ見えてしまった。