売れない絵描きと999
- カテゴリ:日記
- 2025/09/09 02:07:56
参院選も終わり、横浜市長選も終わり、そして石破さんは辞任。
参院選はまあ、分からんではないという結果だったが、市長選は絶望的な結果で終わり。とにかく辞めれば責任を取ったことになるという、日本古来の風習が今も生き生きと根付いている様子を眺めつつ、久しぶりの日記などを書いております。
まあ、いきなり面倒くさい話はやめましょう。
ずいぶんと長いこと日記を書いていませんでしたが、なにか特段に変わったという事もありません。暑くて犬が散歩したがらないとか、何年かぶりに包丁で指をぶった切ってしまい暫く泳げなかったとか、そんなくらいの話しかありません。
そういえば、阪神タイガースが優勝ですね。
そうそう。
先日の土曜日に、久しぶりに六本木に出向きました。さらに六本木ヒルズなんて、何年ぶりだろう。別にお買い物とかではなく、「松本零士展」を観に行きました。最近は月に2回くらいのペースで美術展とか写真展とかに出向いていますが、ちょっと毛色が違いますね。
松本零士
私という人間の人間性の30%くらいは、おそらく松本零士で出来ている。
どれほど単行本を古本屋で買い漁ってきたかわからないというところですが、今回初めて原画を大量に目にすることが出来ました。あの漫画、この漫画、読みふけった漫画たちの、初めて見る原画。ちょっと感動して、涙ぐんでしまいました。
と言いつつ、売れない画家などやっている知り合いの女の子と飲んでいて、松本零士展の話をしたら、「わたしこれ好きです」と言われた漫画のタイトルを、なんと知らないという醜態。そりゃまあ膨大な漫画を描いてきた人なのだから、知らないタイトルの一つや二つはあるだろうという話なのですが、ちょっとショックでしたw
松本零士さんがなくなって、2年ほど。いや3年か?
そういえば、都内で一度だけ松本さんを見かけたとがあります。長い口髭に、いつもの眼鏡、いつもの帽子。ほんとうに常にその恰好なんだと驚いた記憶があります。
松本零士で私の30%が出来ているとは書いたものの、ではその登場人物たちのような高潔な生き方が出来ているのかと問われれば、残念ながら0%と答えなければならないでしょう。でもいいのです。恥ずかしながら、なんら実践が出来ていなくとも、心の片隅に彼らを宿していられるのなら、ほんのわずかな勇気は持てるのかもしれません。
そういえば、時々思い出すことがあります。
なんの脈絡もない話です。
中学生の頃。
まだ今のように、体罰がどうとかいう人間を堕落させる下らない話はなく、当然の教育がまかり通っていた頃のことです。細かいことは忘れましたが、クラスでなんか数名でやらかしてしまい、先生が激怒。関係した奴は全員廊下に出ろと言われ、素直に出て行った奴は、鉄拳制裁となりました。殴られて当然だったのだと思います。
しかし、その時に限って何を躊躇したのか、私は殴られねばならない立場であるにもかかわらず、席を立たずにじっと自席に佇んでいました。
その時。
隣の席だった女の子が、ボソリと呟いたのでした。
「ずるいな…」
それからもう、40年の月日が流れました。
でも、あの時の彼女の一言は、一生の後悔として私の心に刺さり続けています。
もうそんな卑怯なことはするまい。その後悔の念を抱かせてくれた彼女の一言に、わたしは今でも感謝しています。
中島みゆきとかいう歌手に、わたしは何の思い入れもありません。でも、なんとかという彼女の歌の一節を、私は心に留めています。
戦う君の歌を、戦わない奴らが笑うだろう
あれから40年。
笑う側にだけは行くまい、そう思って生きてきたつもりです。
でも、笑ってはいないだけで、別に何も戦ってもいないかな…
いや、本当は笑っているのかもしれない。
50代も半ばとなり。
もはや消化試合となり始めた自分の人生であり、しかしその意義は何だったのかと思うと、取るに足らない自分の存在に首をうなだれるしかありません。くだらない人生だったと言うつもりもありませんが、霞のように消えるだけの人生でした。せめて犬の世話くらいは真っ当に続けて、不幸な一生を送らせないようにしようと思うのみです。
なんの話でしたっけね。
松本零士かw
まあいいさ。
こんな話を認めている時点で、星野哲郎のような生き様には、爪の垢ほどにもたどり着けないという、それだけのことです。自己批判は、大概は自己弁護なのです。
ということで、あしたも6時には起きて、気温が上がる前に犬を散歩に連れて行かないならいので、寝ます。
寝られないんですけどね。
いまもお酒を飲んで頑張って寝ようと思うのですが、寝られないのです。でも、もう飲むお酒がありません。小さな人間なので、仕方がないのです。
おやすみなさい。
ああ、復活一発目の日記が、結局は愚痴だ。
( ; ロ)゚ ゚
何年かまえにたまたまプリキュアを観てしまったんだけど、そのシリーズの最終回で主要キャラが出産してた、気がする。ビックリした!
そのまんまと言えば、昔のプリキュアで「魔法少女 プリキュア」ってタイトルのシリーズがあって、「そのまんまじゃないかい!」突っ込んだのは今は昔。いやそもそも魔法少女じゃねーのかよって話で。。。
バレるも何も、そのまんまじゃないですか。
あら!やっぱりバレてた?(≧∀≦)
とんとんさんが、そういう方であることは、重々承知しております。
言われなくても。。。
展覧会が開催される漫画家さんの数がまず少ないと思います。
そして自分が好きな漫画家さんのものじゃないと行かないだろうから、そうなるとさらに数が少なくなりますね。
江口寿史さんは今やイラストレーターとしての展示が多いけれど、広い会場の場合だと漫画原稿をしっかり展示して読ませてくれるから、じっくり楽しめますね。ひばり君のイラストもいいけど、原稿はあの当時の気持ちに戻してくれます。そっか時間を共有したものだからか~!
ひばりくんのイラストの前では、お客さんがみんな小さな独り言の声で「ひばりくんだ」「ひばりくんだ」と言うのが面白い現象。
(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
ビクビクしている人を見ると、ちょっとだけ怯えさせたくなりますw
私はちょっとだけ・・・こずるいかも。いや・・・策略を巡らしているだけさ~~~
ご無沙汰しております
エメラルダスはカッコいいですね。まああの人の漫画に出てくる女性は、みんなカッコいいですけどね。
漫画家の展覧会って、あんまり行ったことがない。しばらく前に出向いた、江口寿史展が初めてだったかも。でも自分の人勢を振り返るようなところはありますね。通常の美術展と違って、自分の生きてきた時間を共有したものの姿なので。
私は弱くて小さくて、ずるい人間なのです。今も昔も。
いつも自分の小ささに、ビクビクしている気がします。。。 (´;ω;`)ウッ…
個人的には、どっちも肯定的ですよ。その場の状況や文脈によるかね。むしろそういう文脈の作れない状態が問題かしらね。
そうか、もえーんさんの30%は松本零士さんで出来ているのか~
初めて松本先生の作品を読んだのは小学校高学年。
銀河鉄道999だったかな。感慨深い作品でした。
弟は4つ下でまだ幼かったけれど、どうしても999が欲しくて
何か父が嬉しいことがあった際に買いそろえてもらってました。
私はクイーンエメラルダスが好きだったなあ・・・かっこいい大人の女の人だった。
もうあんまり覚えてないけど。
好きな漫画家の展覧会に行くと、自身の内なるエネルギーが湧いてきて
かなりの興奮状態になりませんか?
ほかの展覧会にいくのとはちがうの。
ずるいってつぶやいた女の子も、ここまでもえーんさんが覚えているとは思っていないでしょうが、若い時ってそういうことがあるもんですね。モエーんさん自身が自分はズルいことをしているって自覚があったから覚えているんだろうね~。大人として育っていく過程て、そんなことがあって良かったですね。
そんなことがあったからこそ、いまのもえーんさんなのね^^
鉄拳制裁を正義とする教師や、わざわざ聞こえるように「ずるい」と言う女子もどうかなと思う。
もえーんさんが脳にダメージを受けずに回避できてよかった。