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シラネニンジン

ニコットおみくじ(2025-08-28の運勢)

おみくじ

こんにちは!九州から東海は晴れて厳しい暑さが続く。

午後には局地的に雷雨になる所も。
関東は雲が多く、北陸から北海道は晴れる。
沖縄は晴れ。

【シラネニンジン】 白根人参 Tilimgia ajanensis var.ajanensis

                False Snowparsley

☆セリ科シラネニンジン属に属する多年草です。

<概要>

〇シラネニンジン

シラネニンジンは亜高山から高山のハイマツ帯より高所で、
陽当たりが良く、開けた場所で見られる、高さが5~40cmの多年草です。

@樹木や植物の種類に寄っての標高を知る
 (高さが100m増すことに気温は、0、6℃ずつ低くなる)

 ★大きく分けると4つの帯域に分けられる

  □低山帯(照葉樹林帯)

  標高が500m以下で、年間平均気温が12~18℃の地帯です。

  ・クスノキ

  ・ツバキ

  ・クロマツ

  これら等が生えている帯域です。

  ■山地帯(落葉樹林帯)

  標高が500~1500mで、
  5月又は9月の気温が10℃を超える地帯です。

  ・ブナ          ・ホウノキ

  ・ミズナラ        ・シラカバ

  これら等の落葉樹が生息しています。

  □亜高山帯(常緑針葉樹林帯)

  標高が1500~2400mで、
  5月又は9月の気温が10℃以下の地帯です。

  ・アカマツ        ・カラマツ

  ・シラビソ        ・トウヒ

  これら等の針葉樹が生息しています。

  ■高山帯(ハイマツ帯)

  標高が2400m以上で、高さのある木は生えない、森林限界地帯です。

  ・ハイマツ

  ・ミヤマハンノキ

  ・高山植物

  これら等、地面を這うように生息しています。

  *日本での森林限界は2400m以上ですが、  
   北に行く程、標高が下がってくる北海道や東北地方の北部は、
   1500m前後になります

草地では草丈が高くなりまして、
風衝地(ふうしょうち)や岩場では低くなります。

@毛

 全体に無毛です。

@茎

 直立して、上部で枝分かれしまして、稜(りょう)があります

 ☆植物における稜

  茎に沿って角のような突起がルラなっている状態を指します。

  これは茎の形状の一種で、
  見た目には角張ったラインが茎に沿って走って見えることがあります。

  ■稜の特徴

  ・視覚的には角のような線状の隆起が茎に沿って見える

  ・植物の分類や識別に役立つ形態的特徴

  ・翼(よく)と混合されがちですが、
   翼は葉状の襞(ひだ)が茎に沿って連なるもので、
   稜はもっと角張った印象です

  例えば、セリ科の植物等では茎に稜があるものが多く、
  触るとゴツゴツした感触があります。

  ◇茎

   ▲有花茎(ゆうかけい)(枝)

    花を付ける茎で、
    葉の形等が記載されているのは、この茎に付く葉です。

   △無花茎(むかけい)(枝)

    花を付けない茎で、若い株、茎、枝等で見られます。
    葉等の様子が有花茎と全く異なることがああります。

   ▲短縮茎(たんしゅくけい)

    極端に短い茎で、茎が短いと、
    輪生(りんせい)のように見える「偽輪生(ぎりんせい))のですが、
    輪生と見分けがつかなくなる程、短いものがあります。

   △偽茎(ぎけい)

    葉の鞘(さや)が束になって茎のように見えるものですので、
    本来は「葉」の変化状態になります。
 
    ネギの断面を思い出していただければ、容易に理解して頂けます。

   ▲鱗茎(りんけい)

    ユリの球根のように、多肉の片が多数重なって球状になったものです。

   △茎針(けいしん)

    茎の棘(とげ)のことで、薔薇(ばら)等の棘もこう呼びます。

   ▲稜

    茎に沿って、角のある状態が連なっています。

   △翼

    茎に沿って、葉状の襞が連なっている状態で、 
    枝の場合はその襞も木質です。

@根出葉(こんしゅつよう)

 2~3回羽状複葉(うじょうふくよう)で、
 小葉(しょうよう)はさらに裂けて、裂片は卵形から線形と変化が大きく、
 やや質が厚く、光沢があります。

@茎葉(けいよう)

 無いか、有りましても小さく、1~3枚が互生(ごせい)します。

@花

 小さな白色の5弁花で、複散形花序に多数蜜に付きます。

@萼歯片(がくしへん)

 ★蕚

  花の外側を包む部分で、花弁の下にある緑色の部分を指します。

 ☆歯片

  裂けた小さな片(ピース)という意味です。

 合わせて「蕚歯片)は、蕚が裂けて小さな片を指すという意味があります。

 シラネニンジンの蕚歯片は残ります。

@花序

 総苞片(そうほうへん)と小総苞片があります。

@果実

 分果(ぶんか)です。

 ★分果

  裂開果(れっかいか)(裂果)の一種です。

  心皮(しんぴ)から出来ていまして、
  成熟すると心皮の数だけの分果が中軸から離れて裂開します。

  ・セリ科          ・フクロソウ科

  ・シソ科          ・アオイ科

  これら等の植物に多く見られます。

@花期

 7~9月です。

@分布又は原産地

 日本(北海道、本州中部以北)、シベリアから極東ロシアです。

@名前の由来

 葉を人参に例えまして、
 最初の採集地、日光白根山(にっこうしらねさん)に因んだ名前です。

 ☆日光白根山

  関東以北最高峰の日光白根山は、
  関東、東北、北海道で一番高い山で、標高は2578mです。

  群馬県利根郡片品村(かたしなむら)と栃木県日光市の県境に位置する、
  日光火山群の主峰です。

  関東以北では最も高く、
  周辺に座禅山、前白根山、白根隠山の外輪山を従えまして、
  その内側に弥陀ヶ池、五色沼の湖沼があります。

  菅沼、丸沼、大尻沼はこの山の噴火による、堰止湖(せきとめこ)です。

  景観に優れ、高山植物も豊富なことから、
  昭和32年に日光国立公園の特別保護地区に指定されました。

問題 シラネニンジンの高山型であるヒロハシラネニンジンは、
   北海道のある島に生息しています。

   そのある島の名前を教えてください。

1、利尻島

2、奥尻島

3、礼文島

ヒント・・・〇ヒロハシラネニンジン 広葉白根人参

         Tilingja ajanensis var.ajyanensis f.latisecta

         Broad-leaved Tilingia

      Tilingia ajyanensis

      ★シラネニンジンの変種で、日本の高山帯に分布しまして、
       セリ科に属する多年草です。

      ヒロハシラネニンジンは、幅広の葉を持っています。

      〇ある島

      北海道稚内市の西方約60kmの日本海上、
      日本最北の離島です。

      この島は夏になりますと、
      約300種の高山植物が咲き乱れる、文字通り「花の浮島」です。

      最高点でも標高が490mですが、大陸とサハリン(樺太)に近く、
      氷河期には大陸とつながっていて、冷涼な高山的気候だからです。

お分かりの方は数字もしくはヒロハシラネニンジンが生息する、
北海道の島の名前をよろしくお願いします。



    

  


  






              

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