Nicotto Town



海月(くらげ)







孤独という世界は隅々まで繋がり
回線は高速で観念の中を海月のように漂う
誰かがどこかで僕と繋がっている
しかし、何が繋がっているというのだろう
昨日までの重い景色が錆び付く
他人の幸不幸を遠慮なく笑う自虐
自分勝手な猪突猛進の狂気は
リアルな世界とは一線を画し
特別な何かではなくなり
自由とか平和とかそういうものさえ昔習った輝きを失い
絶対的な価値から不安の底に沈殿してしまった
確かと言われるものを掴もうとする愚かしさ
目的も無く学ぼうとする浅ましさ
語り尽くされた夢や正義を追う敗北感
ナーナーな世界
ドードー鳥みたいな堂々巡り

自由って狭い限られた所で奔放に振舞うこと?
絡まりすぎた糸は焦るとまた絡まってしまう
何もしなければ解けることもないが
今日 明日すぐに 答えを求めてはいけない
繋がりは否定できない
何かが繋がっているから・・・






#日記広場:小説/詩




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