ハヤチネウスユキソウ
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2025/07/21 17:22:28
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こんにちは!高気圧に覆われ、全国的に晴れる。
気温は平年より5℃以上高く、内陸部で猛暑日となる。
東日本では午後、雷雨に注意。
沖縄は雨で、夜は曇り。
【ハヤチネウスユキソウ】 早池峰薄雪草 Leontopodium hayachinense
*英語名はありません
☆キク科ウスユキソウ属の多年草です。
<概要>
〇ハヤチネウスユキソウ
@別種
北海道の大平山(おおびらやま)と崕山(きりぎしやま)に特産する、
オオヒラウスユキソウは、本種の変種とされたことがありましたが、
独立した別種とされています。
★大平山
住所 :北海道島牧(しままき)郡島牧村
アクセス:寿都(すっつ)ターミナルからニセコバス島牧線に乗車し、
賀老通りで下車します。
平日・土日3本、日曜祝日は島牧村が代替バスを4本運行します。
*札幌から寿都へは高速いわない号を利用し、
岩内で下車後、寿都行きに乗り換え
登頂時間:登りが約4時間で、下りが約3時間です。
登山時期:6月中旬から10月下旬です。
北海道百名山 標高1191m固有種と高山植物の宝庫!大平山!
□河鹿(かじか)トンネルを抜けた先にある登山口
島牧村市街地から道道836号線を南下しまして、
河鹿トンネルを抜けた先に登山口があります。
この道道本来は、瀬棚郡今金町(せたなぐんいまかねちょう)まで、
つなげる予定でしたが、現在はこの辺りで途切れています。
河鹿トンネルはかなり立派ですが、
ほぼ大平山登山の為にあるだけのようなトンネルです。
■登山工程の殆(ほとん)どが藪漕(やぶこ)ぎ
標高1200m以下で頂上まで4kmと比較的短い山ですが、
工程の8割は藪漕ぎ&急斜面の山と、とにかくワイルドな山道です。
大平山には大平山にしか咲かない固有種が沢山ありまして、
学術的にも貴重な山ですので、沢山人が来ないように、
登山道があまり整備されていない、選ばれた人にしか登れない山です。
□貴重な蝸牛(かたつむり)も生息
高山植物ばかりが注目されがちですが、
大平山にしか生息しないカドバリヒメマイマイという、
珍しい蝸牛が生息しています。
カドバリヒメマイマイは、薄く平べったい殻が特徴の蝸牛です。
■森を抜けても藪漕ぎが続く
序盤は森の中ですが、しばらくすると森林を抜け、空が見えてきます。
ただ空が見えていても、藪はひたすら続きます。
薄っすら掻き分けてある踏み跡とピンクテープとロープが頼りですが、
雨上がりや夜露に濡れた早朝等の登山は注意が必要です。
空が見えてくると、最初のピークに到着です。
藪は続きますが、腰の辺りまでになりますので、
周りの景色が見えるようになってきます。
虫が非常に多いですので、
虫除けスプレーと肌を露出しない服装がおすすめです。
□見えているのは山頂ではない
この先のルートが見えてきますが、
見えている先端が山頂のように見えますが、
山頂はここのさらに奥で、この時点で3分の1の工程です。
■途中から岩場が出てくる
次のピークへは岩場が出てきます。
この辺りが大平山登山で唯一藪が少ない所ですが、
岩場が多い為、それ程歩きやすくありません。
ただ岩場には高山植物が咲いていますので、
大平山の貴重な植物は、この辺りに沢山咲いています。
□大平山でしか見られない貴重な植物
オオヒラタンポポ、オオヒラウスユキソウ等、
オオヒラと名前が付く、高山植物を沢山見ることが出来ます。
中でも人気なのがオオヒラウスユキソウです。
礼文島(れぶんとう)等では7月が見頃ですが、
大平山のウスユキソウは、7月下旬から8月上旬が見頃です。
■岩場の辺りは高山植物の宝庫
イブキトラノオも沢山咲いていまして、
礼文島の桃岩(ももいわ)フラワーロードを歩いているような感じです。
景色もこの辺りが一番良く、
花と景色だけが目当てであれば、ここで折り返しても十分です。
□お花畑の先、山頂までは悪路が続く
一つ目の山を越えた先が大平山の山頂です。
ここまでも藪が育ち、決して歩きやすい道ではありませんでしたが、
この先は藪が酷くなり、迷路のようになっています。
■苦労して到着する、大平山山頂
目線の高さまで広がる笹薮ですが、
足元も笹の根っこでゴツゴツして歩きにくいです。
ピンクテープとロープだけが頼りで、迷いやすい所です。
特に下りは道を見失いやすく、滑りやすいですので注意が必要です。
藪道を苦労して、4時間程かけて登る大平山は、
山頂には藪が多く、景色もそれ程良くありません。
☆崕山
北海道の芦別(あしべつ)市にある、標高1066mの山です。
北海道百名山及び北海道の百名山に選定されていまs。
夕張山地の中央部にある主稜線上に、
中天狗(なかてんぐ)から西に延びる支稜線上に位置する山で、
「切り立った崖」という言葉を表す「崕」が入った山名の通り、
山頂から南にかけて延びて「永禄峰」「矢柱峰」「聳(しゅう)岩峰」等、
岩峰が連なる石灰岩の岩稜が特徴的な上、
固有種であるキリギリソウを始めとする高山植物等、
多くの希少な植物が自生することから、
山奥にありながらも、人々を惹きつけています。
@特徴
ウスユキソウ属では大型で、
茎の高さは約10~30cmになり、分枝しないで、白い綿毛があります。
根出葉は線状倒披針形で長さが3~8cmになり、両面に白毛があります。
茎に付く葉は7~10個が互生(ごせい)しまして、
線状披針形で先端が尖り、長さが3~5cm、幅が4~6mmになり、
基部は細くなり、茎を抱きます。
表面の綿毛は少なく、緑色です。
又、裏面は灰白色の綿毛が密生しています。
花期は7~8月で、頭花は4~8個ありまして、
総苞(そうほう)は径7~9mmです。
頭花の縁に星状に付く苞葉は5~15個ありまして、
径~6cmになり、灰白色の綿毛が密生し、先端は尖っています。
問題 ハヤチネウスユキソウの分布と生育環境についてですが、
ハヤチネウスユキソウはある県の早池峰山(はやちねさん)特産で、
山頂部の蛇紋岩(じゃもんがん)地の礫地(れきち)に生えています。
ハヤチネウスユキソウが生息する早池峰山がある、
ある県名を教えてください。
1、青森県
2、秋田県
3、岩手県
ヒント・・・〇早池峰山
ある県にある、標高1917mの山です。
一等三角点の標高は、1913、61mです。
早池峰山は、北上山地の最高峰で・・・
・日本百名山 ・新日本百名山
・花の百名山 ・新・花の百名山
・一等三角点百名山
これらに選定されています。
@遠野三山
六角牛山、石上山とともに、「遠野三山」と呼ばれています。
山頂は宮古市、遠野市、花巻市の3つの市の境界となっています。
お分かりの方は数字もしくは早池峰山がある、ある県名をよろしくお願いします。