コーデ記録~その場所は涼やかに
- カテゴリ:きせかえアイテム
- 2025/07/15 03:54:38
日差しが強く、落とす影も黒々としつつ頼りなく。
影を便うように歩く。
ようやっと神社の境内の緑陰に
ほっと安堵の息が漏れる。
よく茂った木々が守られる聖域は、
日差しを遮り。
流れる水場が涼を呼ぶ。
喧騒と熱気に焙られたこの身を
しばし労わるように。
祇園祭の本番も近いな、ということで
(祇園祭自体は7月1日から始まっている)
久々の浴衣を引っ張り出しました。
10年の「浴衣(よろけ縞)」ピンクです。
和服の縞はたいてい好きですが、
このようなよろけ縞も大好きです。
しかし、なかなかリアルではお目に掛かれなかったり。
浴衣の反物にあまりないんですよ、縞。
やっぱり花柄が中心になってしまうせいでしょうか。
普通の柄はもういい、
となってしまって、変わり種を探してしまったりもしましたが、
比較的に浴衣は普通のものしか持っていません。
ただ。色と数が人より多かったくらいで。
なので、縞を探すならば、むしろ着物の方がまだあります。
……でも、持ってないな、実際に。
市松とかチェック(鳶八丈)はあるんですが。
夏着物の絽が好きです。紗よりも。
紗は、私の持っているものの質のせいか、
肌に擦れて痛くて。
でもって、絽は。
派手なもの一択。
いいじゃん、好きなんだし。
カレヤタミエ氏の
『捨てられ公爵夫人』の2巻発売記念SSに
つい先ほど気が付きました。
で、そのSSの中で主人公が『スカボローフェア』を口ずさむのですが。
サイモン&ガーファンクルの曲は知っていましたが
英語の聞き取りの苦手な私は歌詞を把握していませんでした。
でも。
「パセリ、セージ、ローズマリーとタイム」「縫い目のないシャツ」
に覚えがあり。
どこかで「読んだ」記憶がありました。
そう。
マザーグースです。
一時期やたら読んでたんですよねー。
「スカボローフェア」は
元々が古い英国の民謡だったそうですが。
歌詞に謎の部分も多く。
しかし、マザーグースってそういうのが多いので
内容も流していたんですね。
いやほら、「オレンジにレモン」とかもなかなかシュールだし?
「クックロビン」なぞ異様な内容だし?
そもそも中世の戦いで死んだ騎士が
通りかかった旅人に無理を言う、というやつらしいです。
死んでたんかーいっ!
サイモン&ガーファンクルはそれを反戦の歌にしてるんですね。
発表されたのは1966年。
ベトナム戦争、かな。
さっきYouTubeで歌詞(英語&和訳)付きのを聞いてきたら。
メイン歌詞に被さるように不穏なもうひとつの歌詞が。
あの美しいメロディにそんなものがあったんだと
今回初めて知りました。
しかもあの歌声も美しいんだよね。
知らないことってたくさんあるなあ、
で流していいものかとも思いますが。
ベトナム戦争関連であるとか、大戦とかの
映画もそれなりに色々観て来たはずですが、
あくまでも遠い世界、遠い過去のことと、
切り離していたところがあります。
自作の舞台にしようとポーランドを調べていて。
アウシュビッツの収容所がドイツでなくポーランドだったことも
はじめて知りました。
こう言ってはなんですが。
私にとって、ナチスによるユダヤ人虐殺とか遠い話で。
「アンネの日記」も読んでいたけれど
本当には理解はしていなかったんですね。
その理不尽さを。
でも今回ポーランドを調べていて、ようやく色々腑に落ちた、
そんな感じがしました。
私がこれまであまりちゃんと理解していなかった大きな理由。
そもそも、何故ユダヤ人を大量虐殺しなければならなかったのかが
理屈としてまったく、理解の外にあったことです。
もちろん、そこに至った思考も、実行してしまった経緯も、
今に至っても納得できません。
彼らの築いた財が欲しいならば、
奪うだけで良かったはず。
(それだけでも十分、悪辣ですが)。
ヒトラーは、何がそんなに怖かったんでしょうね。
恐怖とか劣等感とか、そんなものを刺激されなければ、
あんな極端には走らないと思うので。
むしろ、敵対「国」であったならば、
相手の国民の虐殺も、まだ理解のうち。
一民族、それも各国に散らばって暮らしていた存在の
完全な抹殺とか、
それこそ不可能であると知るだけの頭もあったはずなのにねえ?
今現在、ロシアがやらかしていますが、
なんというか、まだ理屈は分かる気もします。
ソ連時代も相当でしたし。
あれだけの広大な国土がありながら、
あれだけ厳しい自然状況に晒される。
そうなると、当たり前に、より快適な気候の地が欲しくなる。
地理的要因に原因がある限り、
あの国はずっと満たされないのであろうと、
そういう予想もつくだけに。
とりあえず思うことは。
どこかに本当にDEATHNOTE、ないですかね?
きっと、そう思ったのは私だけではないはず。
いや、先日、ガチャでミニチュアのコミックスを入手しまして。
出て来たの11巻だったんですが。
個人的に月には勝ち続けて欲しかったので、
最終巻、読んでないんですよ。
しかし、あれ、ほぼ完全犯罪なのに、
足が付くのにも納得いかない。
そうならなければ話にならないとしても。
ピカレスクロマン、というジャンルもあるんですから、
月が勝ち逃げするバージョンも欲しかったところです。
少年誌という限界もあるのでしょうけれど、
大昔のジャンプとか無法地帯だったと思うし。
必ずしも勧善懲悪がベストではない。
人として、Lやニアたちって、好意持てなかったし。
いやまあ、まともな人、出てこないんですけどね、あの話。
ちなみに。
「バクマン。」も楽しんではいましたが。
鬱展開を長引かせない、むしろスピーディすぎる点を評価してました。
が。
この話も、キャラ全員、おかしい。
話が進むと全員劣化するばかりで、
なんか大場氏のキャラって浅くて変。
ただ、ジャンプシステムへの挑戦というか、
そういう面を面白く読みました。
そして、自らヒットを作れるのって、つまり。
松井優征のことかーっ!
と思いました。
松井氏は凄いよ、本当に。
なんか途中で普段書かないことも書き散らしましたが、
結局オタクはオタクってことで。