Nicotto Town



雑文

燼心(じんしん)

触れなかった指が、
いちばん深く、
私を焼いた。

言葉にできぬ想いは、
閉じた喉の裏で
長いあいだ鈍く光りつづけた。

あの夜、
声にできたのは名前だけ。
それ以外は、
すべて、火の中に投げた。

灰になっても
なお温かったものが、
ひとつ、
胸の奥に眠っている。

 

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              `ヽ、 、、)
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2025/07/04 07:01
言えずにいる言葉は心にずっとへばりついてる。
何年も忘れられずにいるのか、忘れてしまうのか。。。
言えたらいっそう楽になれたのだろうか、、、
葛藤してしまいそうです。



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