Nicotto Town



「エディ・マーフィー・ルール」

「マーフィーの法則のこと?」と思う人もいるでしょう、

「パンが床に落ちるときは必ずバターを塗った側が下になる」
「パンが落下する確率はカーペットの値段に比例して高くなる」
のような、失敗に関する法則ですね。「手袋は必ず片方だけ紛失する」とか、いわゆる「あるあるネタ」。

「エディ・マーフィー・ルール」はそれとは違います。
「大逆転」という1983年のアメリカ映画をご存じですか?
エディ・マーフィー演じるしがない詐欺師とダン・エンクロイドが演じる裕福なブローカーが、富裕層の兄弟によって立場を逆転させられるコメディーなんですが、後半になって真相を知った二人は共同してリベンジを企てます。
現況の兄弟は、アメリカの朝食には欠かせないオレンジ濃縮ジューズの先物取引で大儲けしようと、オレンジの出来高情報を不正に入手しようとします。
しかし主人公2人はいちはやく「オレンジ豊作」の情報を手に入れ、兄弟には「凶作」の情報が渡るようにすり替えて・・・というお話。
兄弟が行おうとしたのはいわゆる「インサイダー取引」でしたが、1983年当時のアメリカではこれが禁止されていなかったそうで、最終的に大儲けした主人公コンビも逮捕されることなくハッピーエンド。

その後、2010年制定のドッド・フランク法に「インサイダー取引規制」が設けられ、農産物(オレンジや米など)の非公開情報を用いた先物取引が禁止され、商品先物取引委員会の元議長ゲーリー・ゲンスラーが、この規制を『大逆転』にちなんで「エディ・マーフィー・ルール」と呼んだんだそうです。(おなじみGrokさんの受け売りですが)

なぜこんな話をしたかというと、シンジロー農水相が
「コメの作況指数が農家の実感と違うようなので、公表を廃止する」と言い出したから。
一応、わざわざ福島まで出向いて農家の声を聞いたようですが、ネットで出ていた「去年の作況指数は101で、むしろ豊作だった」のような声を今後は封殺するつもりかもしれません。
しかしこれって「降水確率は実感とかけ離れているから、今後発表しない」みたいじゃありませんか?(^^;)
そして、今後コメ市場がアメリカ資本の手に落ちて、世界的投機の対象になった場合、極秘の作況指数情報を入手した者が大儲けするような事態が起きたりしたら嫌だなぁ・・・と思っちゃったんです(^^;)
それこそ米価も外国にコントロールされちゃうかもだし。

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2025/06/17 05:54
なるほど!
映画も見てましたし、「マーフィの法則」も知ってはいましたが、
Grok様の知恵はすごいですね。
しかもそれをシンジロー農水大臣と絡めているところが、
なんてこ様の崇高なところ!ははー、御見それいたしました。m(__)m



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