Nicotto Town


およよ・れおポン


ぜんぜん読めずにいる本


僕がときどき誤解されることに、「本をよく読む」というのがある。
これが読まないんだなぁ、僕は。

雑誌と、二十代の頃に、新書や知識系の読み物を読んだくらいで、小説はあまり読んだことが無かった。
三十前後の頃に、司馬遼太郎の「街道をゆく」のシリーズを何冊か読んだところから、司馬さんの小説は何冊も読んだ。
そして、この一年半、森博嗣を読み続けている。

僕にとっては、ジャンルというのはよく解らないもので、SFだろうが、ミステリーだろうが、違いがよくわからないし、時代小説と歴史小説なんて、いちいち言い分ける人の気が知れない。

ただ、昔の自分と最近の自分で少し変わったのが、「有名なもの」への態度。

有名なものなんて、昔の流行であって、今更見てもしょうがないじゃないか。という気持ちがあった。

それが最近は、今も昔も変わらず有名であり続けるものは、それだけの普遍性を持っていて、そこに価値がある。と考えるようになった。

昔、流行ったものには違いないが、流行を乗り越えて、普遍的に生き残ったのだ。

相変わらず僕は流行に興味を持たないが、普遍性には興味がでてきた。
それで、古くて有名なものを読んでみる気になってきた。

その、
ふと読んでみようと思ったのは、「いま読みたい本」が

アガサ・クリスティ と
エラリー・クイーン

ミステリー好きは読まなくちゃいけない事になっている作家だ。

そういう、大学のミステリー研究会とかが「読まなくちゃいけない」というものは嫌いだったのだが、そんな人たちの言う事は捨てておいて、読んでみようと感じてきた。

で、この前、エラリー・クイーンの「オランダ靴の謎」を買ってきた。しかも、翻訳が古そうな、創元推理文庫だ。実際はいつの翻訳か知らないけど。。。
ハヤカワ文庫と創元推理文庫の二種類の翻訳があるのだが、なんとなく創元推理文庫が古そうな言葉遣いだったので、わざわざそっちを選んだ。

この判断が、良いのか悪いのか。
なかなか読めないんだな、この本。
言葉が入ってこない。

意味がわからないんだよね。
今の僕と、語感が違っている。

これならハヤカワ文庫にしておけばよかったか、と少し思ったけれど、やっぱりこれでよかったと思う。

今まで読んだ事の無かった文を、読んでみようということが、そもそもの始まりなのだから。

#日記広場:小説/詩

アバター
2009/10/31 19:54
買ってから何日も経つのに、やっと殺人事件が起きたところです。
アバター
2009/10/31 15:32
あははw
がんばって!!




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