Nicotto Town


ゆきりんのブログ


職場で・・・80の続き


私はもう一度、お客様用靴箱のところに行ってみました。するともう一つのお客様用靴箱の出入口側に、当館は基本土足です。仮眠スペースと仮眠室は土足禁止です。と貼り紙がありました。ネームプレートにパンプスの絵が入っていたのは、スニーカーではなく、ブーツやパンプスを履いていますの意味だったみたいです。私は館長に怒られるまで、館内は土足禁止だと思っていました。なので、仮眠スペースと仮眠室の清掃作業の時に、樹脂製のスパイクシューズに履き替えて清掃作業というのもわかりました。私は土汚れが着いている樹脂製のスパイクシューズを履いているので、私が歩いてきたじゅうたんの靴跡を見ました。すると館内スタッフのスタッフの汚れた靴跡が出入口付近にいっぱいありました。それに小さいスニーカーの靴跡、男性のビジネスシューズの靴跡とかクロックスの靴跡、パンプスの靴跡が出入口付近にいっぱいありました。お客様用出入口付近は朝出勤してきたスタッフの仕事なので、私の清掃作業に入っていませんでした。じつはお客様用出入口は、来館したお客様が出入口に入って来て、そのまま入館する人、スリッパに履き替えて入館する人、スリッパに履き替えずにソックスや素足で入館する人がいました。最初のころは素足やソックスで入館してたのですが、コロナ対策で土足入館にしたそうです。でも、お客様より靴箱を残して欲しいとの要望で靴箱を残してスリッパを導入したらしいです。どうやら私が入社する前に土足入館にしたばかりなので、土足してるのは私と事務員のおばさんだけと思っていました。どうやら私が清掃作業はとことんキレイにするという先入観で清掃作業していたみたいです。でも、この先入観でお客様や他のスタッフ、館長が喜んでくれるんだったらそのまま仕事するつもりです。私は気を取り直して清掃作業しました。そして事務室の電話が鳴りました。館長の電話番号だったので、私は電話を受けました。すると館長は花壇を踏み荒らしたのも悪いけど、金属製のスパイクシューズに履き替えて外に出ていないというのも悪いから怒ってしまったと言いました。そして金属製のスパイクシューズに履き替えて花壇を踏み荒らしたんだったら怒っていないとも言いました。でも、私が悪かった、ゆきちゃんはここの大事なスタッフだから、夜中に金属製のスパイクシューズに履き替えていない、もしかしたらゆきちゃんは金属スパイクシューズを履かないでゴミ捨て場に行ってるのかと思って、怒ってしまったと言いました。私は、毎回靴を履き替えるのって面倒なんですよ、と言うと、館長は、確かに毎回もって言ったらそうだなぁ、ゆきちゃん、もう金属スパイクシューズでいいよ、仮眠スペースと仮眠室も履き替えなくていいからね、あと、閉館時間より早く出勤したときもね、樹脂製のスパイクシューズは普段履きにでもしといて、と言いました。そして私は、え?靴も服装も私が決めていいというのは?と言うと、館長は、服装は閉館後はいいけど、靴は揃えて欲しいなぁ、と言いました。私は、服装は私の服装でやります、靴は金属スパイクシューズですね、と言うと、館長は、うん、靴は金属スパイクシューズね、と言って電話が切れました。私は、更衣室兼休憩室の倉庫に戻って金属スパイクシューズに履き替えました。私はもう一度試してみようと思って、昨日踏み荒らした花壇に行ってみました。すると花壇はキレイになっていました。私はもう一度花壇に入って歩いたり走ってみたりしていました。するとクルマのライトが私を照らしました。館長のクルマでした。私は、金属スパイクシューズ履いていますよ、と言うと、館長は、ゆきちゃん、もっと走り込みしてくれない、と言われました。私は、走ってみたり歩いてみたりしてみました。すると館長は、やっぱり耕してる感じになるねぇ、そのスパイクシューズだったら怒らなかったんだよ、でも、ゆきちゃん、女子ソフトボールのユニホーム、結構似合ってるよ、ゆきちゃん、そこのカギ閉めて、他の所はカギ開いていない?と言いました。私は、全部閉まっていますよ、と言うと、館長は、ゆきちゃん、助手席に乗って、と言ったので、私は、館長のクルマの助手席に乗りました。そして少しクルマを走らせると、草野球チームのグランドに着きました。すると館長はクルマのトランクスペースから、グローブとバット、ボールを出しました。私は、野球はやったことがありませんよ、と言うと、館長は、わかってるよ、グローブはめてみて、と言ったので、私はグローブをはめてみました。そして館長は少し離れてボールを投げてきました。私はなんとかボールをキャッチしました。すると館長は、そのボールはとても柔らかいボールだよ、ゆきちゃん、今度はこっちに投げて、と言いました。私はボールを館長に投げ返しました。そしてしばらく館長とキャッチボールしました。すると館長は、少し明るくなってきたね、ベースが4個あるのわかる?と言ったので、私は、わかりますよ、授業でソフトボールやったことがありますよ、と言うと、館長は、ゆきちゃん、ベースを一周して来て、と言ったので、私は、4個のベースを一周しました。すると館長は、え?ゆきちゃん、走るの速いっ、と言いました。私は、ホームベースを両足で踏んで止まりました。そして館長は、ボール投げるからバットで打ってみて、と言いました。そして私はバッターボックスに立って構えました。すると館長は、うっ、ゆきちゃん、ソフトボールしたことがあるんじゃない?と言ったので、私は、授業でやっただけですよ、と言うと、館長は、ボールを投げてきました。私は、ボールを打ち返しました。すると館長は、そのまま走って、と言ったので、私は、走ってベースを回りました。すると館長は、ボールを取りに行きました。館長も全力でボールを追いかけています。私は、ホームベースを両足で踏んで待っていました。すると館長は、息切れしながら、ゆきちゃん、やっぱり経験してるでしょ?あっ、そのユニホームわかったっ、かなり前にあった女子ソフトボールのユニホームだっ、なんでゆきちゃんが?と言ったので、私はユニホームの入手先を言いました。すると館長は、ええええ、そこの家って、私が若い頃に憧れていた女子ソフトボールのピッチャーの女の子だよ、付き合いたいと思っていた女の子だよ・・・、ゆきちゃん、そのユニホームをゆきちゃんの仕事着にしてくれないか、と言いました。そして館長は私を抱きしめて、先輩・・・大好きでしたよ・・・と言って泣いている感じでした。そして館長は私を職場に送ってくれました。じつは私は中学校の時に、授業でソフトボールをやりましたが、いつもライトという場所でした。そしてピッチャーもやったことがありません。私が館長にボールを投げ返す時に、館長は、その女の子のことを思い出していたのかもしれませんね。私は館内に戻って姿見の前でピッチャーの真似をしてみました。足を振り上げるとスパイクシューズの靴裏に着いた土汚れが少し落ちました。私は、わぁ、カッコイイと思ってしまいました。どうやらこの夏は仕事の時は涼しく過ごせそうです。




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