ウラジロヨウラク
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2025/06/06 15:30:07
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こんにちは!高気圧に覆われ、全国的に晴れる。
午前中から気温が上がり、九州から東北では真夏日の所も。
沖縄は曇りのち晴れ。
熱中症に注意が必要。
【ウラジロヨウラク】 裏白瓔珞 Rhododendron multiflorum var.multiflorum
Menziesia multiflora
☆ウラジロヨウラクはツツジ科ヨウラクツツジの落葉低木で、
葉裏が白味を帯びる為の名前です。
<概要>
〇ウラジロヨウラク
@生息地
山地の痩(や)せた尾根、湿地や林緑に生え、
高さが約1~2mになる落葉低木です。
@若い枝
無毛又は疎(まば)らに腺毛が生えています。
@葉
互生(ごせい)する単葉(たんよう)ですが、
枝先に4~6枚ずつ集まって付くことが多いです。
★長さ・幅・形・色
葉は長さが2、6cmで幅は1、5~3、5cmの楕円形から倒卵形で、
裏面はやや白みを帯びています。
☆葉の裏面の主脈
太い毛が疎らに生える以外は、
表面や葉の縁は無毛又は長い毛が少数生えています。
★葉柄
長さ2、5mmで、太い毛が疎らに生えます。
☆総状花序(そうじょうかじょ) raceme
枝先に短い総状花序を出し、
3~10個の花が束生状(そくせいじょう)に付きます。
*束生・・・一つの節(茎の葉が付く所)に3枚以上の葉が付くこと
■花序の開花順序
花序の枝分かれのパターンには、大きく分けて2つのタイプがあります。
一つは総状花序で、主軸の茎軸の茎頂は花にならず、
主軸から分かれた枝の茎頂が花になります。
このタイプは・・・
・花柄にならない主軸
・花柄になる側枝
このように2種類の茎が含まれています。
花は花序の基部、又は花序が横に広がった形をしている時、
外側から咲いていきます。
もう一つは集散花序「しゅうさんかじょ(cyme)」に代表されるパターンで、
主軸も主軸から分かれた側枝、さらに側枝の側枝も、茎頂が花になります。
*茎頂が花になる・・・全ての茎が花柄になります
最初に主軸の茎頂の花が咲き、
次に主軸から分かれた枝の茎頂の花という順に咲いていきます。
*主軸の茎頂の花・・・花序の先端が中心にある
◇単出集散花序
側枝が一つの場合です。
◆二出集散花序
側枝の数が二つずつの場合です。
二出集散花序でも、
末端の枝や貧弱な枝では、側枝が一つだけになることがあります。
花序内で花が咲く順序は、基本的にはどちらかに属しているかで決まります。
ただし、花序内での位置にほとんど関係なく、
多数の花が一斉に咲くものもあります。
実際の花序には単純化したものと複合したものがあります。
主軸の花柄の長さによって、
花が皿状に並んだり、穂状(すいじょう)に並んだりします。
◇様々な単出集散花序
・基本形
・散房状の集散花序(Cymose corymb)ですが、
下に付く花程、花柄が長く、花が皿状に並びます。
・散形(撒形)状の集散花序(Umbelliform cyme)ですが、
花柄以外の節間が短くなり、
1カ所から花柄が放射状に伸びるように見えます。
・総状の集散花序(thyrsoid)
◆総状花序と様々な派生型
・総状花序
・穂状花序(spike)で、花柄が短く、花が主軸に密着します。
・肉穂花序(spadix)で、主軸が肥厚した穂状花序です。
・散房花序「散房状の総状花序(racemose corymb)で、
下に付く花程、花柄が長く、花が皿状に並びます。
・散形(撒形)花序(umbel)で、花柄以外の節間が短くなり、
1カ所から花柄が放射状に伸びるように見えます。
外側から内側へと咲き進むのは散房花序と同じです。
・頭状花序(capitulum head)で、外側から内側へと咲き進みます。
総状花序の花が集散花序に、
置き換わった形の花序(thyrse)で、
二つのタイプが複合した花序の例です。
@花
紅紫色の細い鐘形で10~25mmの花柄を持ち、
下向きに咲きます。
☆雄蕊
10本です。
★子房(しぼう)
子房には腺毛が密に生えます。
☆花柄
花柄には短い腺毛があります。
★萼(がく)
萼は明瞭に5裂しまして、縁に太い腺毛が生えます。
@果実
長さが3~4mmの球形~卵状球形の蒴果(さくか)で5裂します。
☆蒴果 capsule
果実の型の一つでありまして、複数の心皮(しんぴ)からなります。
*複数の心皮・・・雌蕊を構成する葉的要素
果皮は普通乾燥していまして、裂開して種子を放出する果実のことです。
@名前の由来
ウラジロヨウラクという名前は葉の裏が白いことと、
花の様子が仏像が身に付けている、
「瓔珞(ようらく)」という装身具に似ていることから名付けられました。
★瓔珞
主に大きめの金仏壇や唐木仏壇に飾ります。
仏壇内部の天井や宮殿に取り付けますので、
小型仏壇には入るスペースがありません。
その為、最近主流となりつつある上置タイプの仏壇には、
瓔珞を省略することが多いです。
瓔珞の本来の意味は身に着ける装身具でしたが、
仏壇飾りとして形を変えて、使用されるようになりました。
菩薩様や密教の仏の装身具、又は仏堂や仏壇の荘厳具の一つです。
□菩薩様とお釈迦様
◆菩薩様
悟りを啓く前の王族であったお釈迦様の姿を表現しています。
その為、菩薩像は首や胸部の周囲に美しい瓔珞を着けた像で描かれます。
*瓔珞・・・王族のみ許された装身具
◇お釈迦様
王位を捨て、幾多の修行の後に悟りを開いて如来となりましたお釈迦様は、
一切の装身具を身に着けません。
「衲衣(のうえ)」と呼ばれる、
一枚の衣を纏(まと)った裸に近い姿で描かれます。
本種に比べて萼が長い品種を、
「ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)」と呼びまして、
ウラジロヨウラクの変種として区別します。
又、本種は太平洋側に多く分布していまして、
ガクウラジロヨウラクは主に日本海側に分布しています。
@花言葉
「綺麗になって」です。
問題 ウラジロヨウラクが見られるのは、
ある山の八合目にある弥陀ヶ原湿原です。
弥陀ヶ原湿原がある山名を教えてください。
1、月山
2、剣山
3、北岳
ヒント・・・〇ある山
山形県の中央部、出羽山稜の南部に位置する出羽三山の一つで、
山岳信仰でも知られる、標高1984mの火山です。
@弥陀ヶ原湿原
住所:山形県鶴岡市羽黒町
ラムサール条約に登録された、国際的にも貴重な湿原です。
夏には数百数十種の高山植物で埋め尽くされ、
毎年多くの観光客が訪れています。
阿弥陀如来様が祀られていたので「弥陀ヶ原」ともいわれ、
神様が御田植えをされたことから「御田ケ原」ともいわれます。
お分かりの方は数字もしくは、
ウラジオヨウラクが見られる弥陀ヶ原がある山名をよろしくお願いします。
かげねこちゃん、お忙しい夕方にコメントとお答えをありがとうございます。
そうですか、調べてくださりましたか。
恐れ入ります。
かげねこちゃん、問題の答えですが1番の月山が正解になります。
従いまして、正解です。
凄いですね!!どうもおめでとうございます(祝)
今回も調べました。
1、月山
ですね。