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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 536 ビリヤニの味

子供がカレー食べたいっていうので、カレー食べに行った。カレー屋さんにはビリヤニというものがあった。食べた事一度もなかったので、食べてみた。



バスマティライスという、インドのお米をターメリックやショウガやプラムやらのスパイスで味付けした、カレーピラフ?のような料理だった。プレーンはチキンビリヤニだそうだが、ネパール人が「これが美味い!」とおススメしていたので、マトンのビリヤニを食べた。

バスマティライスという米は、細長くて日本の米と全く違うようなものだった。日本の米は炊飯器で炊くけれど、ビリヤニも炊飯器で炊いたんだろうか。食べた感じでは、パエリア食べた時のような、あの独特の米の芯がサラっとしてる感じがあった。こしひかりのような、もちもちした感じはゼロである。パラパラしている。パラパラしていて、とても柔らかい。こしひかりのように、噛めば噛むほど甘味がでる…というあの超美味い感じではないけれど、バスマティライスは変な癖もなく、とても食べやすい。食感はパラパラしていて柔らかいので、口の中でほどける。バスマティライスは、ちょうど、和菓子の練り切りような、適度な粘度と柔らかい食感だった。

ビリヤニの味付けは、ビリヤニのスパイスというものが売られていて、そのビリヤニスパイスをバスマティ米に混ぜ混ぜしたらビリヤニ完成らしい。そのビリヤニスパイスというのが、美味しい。スパイスが何種類も複雑にあいまって、爽やかでもあり、食欲がそそられる風味であり、独特だけど受け付けられない風味でなく、とても美味しい。複雑な味わいが文明と豪奢を感じる。美味しかったので、夫にも食べさせてあげようとして、ビリヤニスパイス買った。とてもお求めやすい価格だったし。調理方法が米にまぜるだけ、っていうお手軽さが私にもできそうだったから。ネパール人は「カレーに入れても美味しいよ」って言ってた。そう。あのあたりって、カレーなんだ。全部カレーなんだ。なんだか美味しい。美味しいし全部ちょっとずつ違うんだけど、でも「カレーにしてもいいよ」っていう感じに集約されていくんだよね。なんでか。不思議ですよね。でも確かにそういう味であり、カレーとは違うんだけど、確かにカレーに入れてもいい美味しい味だった。ニンニクが入っているのに、最高に爽やかなところもよかった。

ネパール人とちょっとお話したら、ネパール人はトライリンガルだそうで。英語はできるよって言ってた。母国語と英語と日本語少し話せていた。それだけ話せていても、日本で最低賃金で働いているのか。と思うと、三か国語話せても人間ってそこまで給料高くならないのが現実なんだな~と夢も希望もなくなってしまった。トラリンガルな人とかがもっと貯金いっぱいあるよ、って言ってくれなくっちゃ、外国語勉強するモチベなくなりそうですね。子供も今英会話を習っていて…とお話すると、ハローとか言って会話してくれた。とても気さくであった。英会話もっと勉強してたら、もっと会話広がるかもよ?と言ってみたけど、なんだかトライリンガルでも日本で最低賃金な現実が私の目のまえで繰り広げられていて、言語能力と給料が比例しないのかもしれないと思うと、子供に英会話とか覚えさせるのの意味ってあるのか。とか、ちょっと考えさせられる日だった。

ビリヤニは美味しかった。最高だった。マトン肉も、どうやって料理したのか、とても柔らかかった。やや独特のマトンの匂いはあったけれど、我慢できない程ではなく、柔らかいところが凄く感動した。昔北海道で食べたジンギスカンは最高に美味しかったけどかたかった。そういう嚙みごたえがある肉も私は好きなんだけども。ネパール人はどうやってマトンを柔らかくしたんだろう…。と感動してしまった。土日限定食だったから、ちょっとしたお店の自慢の一品だったのかもしれない。マトンビリヤニ、美味しかった。子供もカレーをよく食べていた。子供ってカレー好きだからな。辛さゼロで辛くないカレーだったのもよかった。インド人も辛いの食べない人っているんだろうか。辛くないカレーとナンに舌鼓を打っている子供が満足そうで、何よりであった。




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