Nicotto Town



思い出し笑い





交差点で出会った少女が急に微笑んだ
僕に向かって投げかけられたものではないが・・・

心の内から湧き上がってこぼれた微笑み
自分でも気づかないで顔から溢れてしまう
泉のような、光のような、透明なもの
笑いかける相手もいないのに一人で微笑んでいる
楽しい語らいの中で人から人へ広がる笑みも美しいが
その笑みはそこで短いきらめきを終える

けれど、思い出し笑いは
あたたかい秘密を自分だけに打ち明けるように
幾度も慈しみに満ちて唇に表れ頬を伝い広がる 
人にあげるものではないので
思い出し笑いは声にならない
だから人の注意を引くことはないが
時として見知らぬ通行人に見られてしまうことがある
それが今日の僕だ

突然渡された大切なもののために
僕はひとつの秘密の入れ物のようになって
交差点を横切った 






アバター
2025/05/14 13:02
ヘルメスさんこんにちは('◇')ゞ
心の内から湧き上がってこぼれた微笑みと 思い出し笑い
ヘルメスさんがすれ違う瞬間 秘密の入れ物にしまって今も暖めている

ヘルメスさんの詩 言葉の♪ メロディーが聞こえます
読んだ後 私が優しくなったよう(^^♪

あの~すっと気になってる事が
今更ですが
以前 アメリカの転勤が決まったって書かれてたような
ひょっとして エイプリルフールでしたか
今更ですがお尋ねしました
失礼いたしました(*^^*)



Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.