重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/05/12 20:04:30
今週末の重賞はヴィクトリアMと新潟大賞典の2つ。
【ヴィクトリアM】雨の影響や序盤~道中のペースが緩くない限りは1分31秒台の勝ち時計で最低限のスピードや高速馬場適性は必須。その上でこれはこのレースに限った話やないけど去年みたいな速い流れになると千四寄りのタイプが、緩い流れになると無理せず追走出来る中距離寄りの馬が好走しやすいのがマイル戦の基本。コース替わり週ではあるけど内外や前後で極端な傾向は見られず、馬場や展開次第による部分が大きそう。血統ではヴァイスリージェントやダンチヒ、ストームキャットらスピード型ノーザンダンサー系、スピード型ナスルーラ系あたりが目立つ。
想定では4歳馬4頭が上位人気になるんかな。何度か書いたように去年の牝馬クラシックは低レベルとまでは言わんけど個人的にはその前の2年と比べると少し落ちるという評価。少なくともここで抜けてるとは思わんかな。その中でアスコリピチェーノは1番買いやすい。ダイワメジャー産駒としてはそれなりに斬れる脚もあるしある程度ペースが上がっても問題なさそう。1つ気になるのは京王杯AHが楽な斤量ではなかったのにえらく強かったことかな。これを見ると東京<中山の可能性も。まぁNHKマイルCも不利がありながら(加害馬側ではあるけど)2着は悪くないしそこまでの不安はないかもしれんけど、ステレンボッシュはずっと書いてきたけど馬体も血統も完全に大箱ベストの中距離馬。桜花賞まではマイルでも対応したけどモレイラスペシャルって気もするし、この距離で位置を取るのはまず無理やろうからなぁ。1分31秒台に入ってやれるかは微妙な気も。ボンドガールは前走の阪神牝馬Sなんか見てもマイル戦でもスローやと折り合い面の不安から後ろからになる。その割にスパッとは斬れへんからまずはある程度流れてくれな勝ち切るのは厳しいかもなと。ただメンバーを見る限りマイル戦を速い流れで飛ばしそうな馬は見当たらんのよね。昨日のことがあるから何ともよう言わんけど。クイーンズウォークは血統や馬体なんか見ると将来的にはマイラーかなって思ってたけど現状マイル質の速い流れでは結果が出てへん。クイーンCの内容だけじゃ足らんし勝った中京2000の重賞2つは流石に求められる適性が違い過ぎる。悩ましいなといったところ。アルジーヌは中山巧者の一族で前走阪神牝馬Sでは直線の長いコースでスロー想定やと厳しいと思って軽視したけど2着。思った以上に力をつけてるなと。ただ適性自体は間違ってないはずで流石にここ向きなイメージはないかな。ペースが流れてくれれば。穴っぽいところではまずソーダズリング。前走阪神牝馬Sはドスローを中団からで展開不向き。京都牝馬Sでは1キロの斤量差があったとはいえナムラクレアを下したのは評価して良い。掛かりやすい面があるから前走比でペースが上がるのはプラスで前に馬を置ける内目の枠から上手く立ち回ってピュッと抜けてくる競馬が出来れば。あとはラヴェル。揉まれたり外から被されたりは苦手で序盤から促すと掛かるからジワッと出して行って外フリーで回るのが不利にならへん馬場と展開が理想。本質的には中距離ベストやろうからスロー気味で外差しが届くような馬場や展開想定なら。最後にミアネーロ。前走中山牝馬Sは出遅れに直線前が詰まって勝負所でまともに追えへんかったから度外視して良い。血統からはマイルがベスト。