Nicotto Town



天使と悪魔


『天使と悪魔』ダン・ブラウン
ダビンチコードを読むなら、まずはシリーズ第一作と思って読んでました。
内容がコンクラーベのバチカンが舞台とも知らず。

宗教や陰謀論、美術史がふんだんに盛り込まれ、話の組み立てがよく、テンポも良いです。
バチカンとローマの名所を謎解きしながら回るので、観光気分にもなる。
そして、テーマが深い。20年以上前の作品ですがとても面白かった。

ダビンチコードの作者ですし、面白いのは当たり前か。
ダビンチコードもこれから読むんだけど。
なので、作品が如何に良かったかは書ききれない。

むしろ気になったところが・・・
学者先生なのに筋肉勝負だったり、明らかにスーパーヒーローポジョンで、
現地の美人とタッグを組んで、最後はラブラブするところが、
如何にも当時のアメリカだなぁとも思います。
人がバタバタ死ぬのもアメリカらしい。

昔、図書館でアメリカの作品を何冊か読んだけど、ある日突然、非日常に放り込まれたり、
主人公が友情ではなく、一人スーパーヒーローで、相棒は美人とか、
この時期あるあるな設定です。

マッチョ信仰と美人のご褒美ってこの時期の映画でも多いよね。
でも、ミステリとしてエンタメの本であるので、
読者の求めるヒーロー像を取り入れるのは当たり前。
アメリカ人ってこういうの好きだよね、基本的に。

しかし、そこは世界に受け入れられた作品だけあり、
謎解きもしっかりしてるのは感服。脳筋でこぶしで解決しないのが良い。
さらに、真相に行くにしたがい、暴力ではなく、思考、頭で進む展開も良い。
現実社会を投影しつつ虚構の世界に誘導するのがとても綺麗。

これ、9.11の後だったらハサシンの表現変わったのかな。

まさかコンクラーベが舞台とも思わなかったので、読んでいる間に教皇が選出されて、
読んでいる自分がバチカンにいるような気分になりました。
現実のコンクラーベはこんな悲劇は起きずに終了して本当に良かった。

アバター
2025/05/16 20:06
旦那

ダビンチコードはこれからですが、天使と悪魔の構成はとても良かったです。
しっかり沼の底までさらう感じで、如何に下調べをしてから組み立てたか、
恐ろしいと思いました。
アバター
2025/05/15 22:46
姐御♪ダビンチコードは映画から入った輩っす。
原作は読んでいやせんが、めっちゃのめり込める作品だったのは
記憶にありw
やっぱ原作がすげーんでしょうね
久々に本屋でも巡ってみようかな



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