エビの飼育記録
- カテゴリ:日記
- 2025/05/10 08:18:02
近所の水辺で捕ったエビを育ててたら、抱卵した。なんだかヤル気がでて、本格的に育ててみようと思った。
三十センチくらいの一番小さい水槽を使用。金魚を育てていた時の水槽。最近の冬に星になってしまった。その時の水槽を使って、エビの抱卵雌だけを隔離して確実に増殖させようと試みています。でも、できるだけ手間暇をかけたくない。できるだけ手間をはぶいて簡単に飼育しようとしている私が抱卵エビを無事に隔離するまでの記録。
一日目
水槽に砂利と水道水、アナカリスををいれて、亀の水槽のカルキ抜きを入れて水を作る。その水槽に、三匹くらい雌を入れる。水槽をうつしたショックからか、エアーをいれてないからか、元気がなく、エサを食べる様子や動く様子が無い。
二日目
雌隔離三匹中、一匹の雌が脱卵。水槽移しの直後なので、ストレスでの脱卵とみられる。とてもショック。元の水槽に脱卵個体を返還。残っている二匹に、特別に餌を与えたくて、家にあったツナ、卵麺、鯛のあらについてた身、茹でたほうれん草を水槽にいれてみるが、エビは全く食べない。
三日目
エサの与えすぎ水質が悪化。濁る。エビが水槽の上部で動かない。水槽から飛び出たアナカリスの上に乗る様な、酸欠と思われる行動をしている。水換えし、ツナ等の餌による水質悪化を改善。再び亀用カルキ抜き添加水を作って、水を綺麗にする。エビが水槽上部に張り付くような酸欠っぽい行動はみられなくなったが、エサを食べる様子が無い。キョーリンヒカリのザリガニの餌、を食べる様子がわずかにみられる。水質改善バクテリアすごいんです、を投入。水がパリっと透明度があがったような気がした?
四日目
アナカリスが日中光合成をして気泡を発生しているから、酸欠は無いかと思っていたが、やっぱりエアーをいれる事に。コーナンで売ってるポンプやチューブがセットになっている1400円位の初心者向けフィルターを購入。水質が少し改善。エアーフィルターをいれたら、エビがツマツマ餌を食べる様子がよく見られる。エアー無で育ててるエビ飼育者もいるから、エアー無でいけるかと甘くみていた。エアーはあったほうがいいのかなと思った。
五日目
自分の家の人間の餌の卵やマグロは水質が悪化するので、キョーリンヒカリさんのザリガニの餌、ヌマエビの餌、オクトさんの植物性餌をあげてみるが、あまり食いつきがよくない。水槽を立ち上げ直後で、エビのストレスフルが続いているからっぽい気もする。しかし、ザリガニの餌を少し食べている様子が見られる。なぜザリガニ?このエビはエビじゃないのか?と、思う。ヌマエビの餌じゃなくて、ザリガニの餌を食べるので、この時から「もしかしたらヌマエビじゃなくてスジエビなのか」とわからなくなる。一匹だけ雄をいれたら、雄が抱卵エビを追いかけるような動きが見られて嘘でしょ…抱卵固定にも雄って発情してるんだ~…ってなんだか生命の神秘と雄の元気さにビックリしたり教えられたりした。雄はすぐに別の水槽にいれてみた。雌がいない水槽では、じっとして動かなかった。雌だけの水槽と違う水槽での動きの違いになんだかかわいいやらいじらしいやら。エビの雄ってそんなに雌を追いかける生き物なんだな~と感動した。
六日目
雄を排除し、抱卵雌だけの水槽にし、ようやく落ち着いてきた。最初はフィルター無、水草だけでいけると思ったけど、エビ飼育はそこまで簡単じゃなかった。最終的に砂利、アナカリス、フィルター、ホテイアオイを入れて、水にカルキ抜き、バクテリアを投入した水槽でエビが全員ツマツマ餌を食べるようになった。安定してきた。安定してきたので、水槽に八匹のメスを入れる。八匹全員がツマツマ水草をつまんでいる。時々キョーリンヒカリさんのザリガニの餌をつまんでいる。
ホテイアオイが人気。ホテイアオイの根を必死そうにツマツマ食べてる個体がみられる。キョーリンヒカリとオクトの市販の餌はあまり食べず、アナカリスの葉をよく食べている。水槽が安定してまだ二日くらいなので、まだまだ水槽をごちゃごちゃいじっていたストレスがエビに影響してるからだと思われる。でも安定してきたので、このまま一か月は触らずに様子を観察してもよさそうになってきた。卵が産まれそうになったら、フィルターに化繊布かなんかつけて稚エビ吸い込み対策をしたいと思う。
できるだけ手間をけかたくなかった私の結論。
雌が抱卵するまでは、屋外の水槽でエアー無、アナカリスだけの水槽で育てていた。それで抱卵しているんだから、隔離した場合でも、エアー無でいけると思っていた。抱卵雌隔離水槽が三十センチの小さい水槽だからか?酸欠っぽい様子も見られた事から、小さい水槽で隔離する場合では、エアー必要だった。抱卵個体なので、栄養は絶対に必要だ!と市販の餌を買ってみるものの、美味しそうにはしてくれない。水槽移しの直後のストレスからかもしれない。食べる餌が、エビじゃなくてザリガニの餌だったのにもショックを受けた。ずっと草食のミナミヌマエビだと思っていたのに、スジエビだったのか?と混乱する。高栄養な市販の餌もあるのに、水草をツマツマしている。時にはスネイルのウンコ食べてる。卵かかえたお母さんなんだからウンコ食べないで~…といっぱい餌いれてるのにスネイルのウンコ食べてて草。
とりあえず水質と水草、エアフィルター。それが一番元気になった理由な気がする。餌はあげてもあんまり食べない。卵の様子から、多分約一か月後に生まれる予定。うまくいくのかわからない。抱卵雌の元気そうな姿に毎日癒されて楽しい。エビのツマツマに最高に癒されてる。雌だけで安定した環境の中、雄に追いかけられる事もなくママさんがエサ食べる事しかしてない水槽の様子に、ものすご~~~く癒されました。
そもそも
そもそも、エビは、飼ってる亀さんにあげる生餌として飼ってた。だからエビは愛玩動物じゃなくて、我が家ではエサであった。でもなんだか、抱卵個体みるとどうも育てたくて育てたくて仕方なくなって。育てたらかわいくって仕方ない。私の母性、子供にいかずにエビに行ってる。母性がバグってる。かわいがって育てたあとに、エビさんは全員亀さんのエサになるっていうのに。エビさん見てるとエビだけ水槽とかあってもいいなぁとか思ってきた。キョーリンヒカリさんの企業ホームページみたけど、自然がもたらす人間への効果ってあるな、大きいなと私も実感しました。忙しい社会の中、エビさんのツマツマがあんなに見てるだけで楽しいなんて。しらなかった。亀さんがいなかったら、そんな事も知らないで死んでいたのね。