Nicotto Town



重賞展望


今週の重賞はNHKマイルC、京都新聞杯、エプソムCの3つ。この時期にエプソムC?と思ったけど宝塚が前倒しになった影響かな。

【NHKマイルC】前後半の3Fを比較すると24年は0秒2の後傾で20年は0秒4の前傾とほぼミドルの範囲内、21~23年は約1秒前後の前傾とそれなりに流れる年が多い。馬場傾向にもよるとは思うけどミドルの年は逃げ先行馬のワンツー、ややハイで流れた年は差し追い込み決着。ただ極端に後ろからの馬はなかなか勝ち切れてへんようにある程度の追走力は勿論、長い直線コースらしい決め手も求められるレースといった印象。大きな特徴としては主なTRとは全く直結せんこと。チャーチルダウンズC(アーリントンC)勝ち馬こそダノンスコーピオンとオオバンブルマイが馬券圏内に来てるけどニュージーランドTとファルコンSの勝ち馬は10年遡っても馬券圏内は0頭。求められる適性がそれだけ違うってことなんやろね。むしろそこでちょい負けしてるくらいの方がここ向きの期待は持てる。血統ではヴァイスリージェントやストームキャット、ダンチヒらスピード型ノーザンダンサー系の血が目立つ。

アドマイヤズームは朝日杯自体はドスローで多くの馬が掛かったりゴチャついたりしてまともに走れてへん低レベル戦な上に内枠が上位独占と上手く行きすぎた感があって評価が難しい。ただNZTでは休み明けでハイペースや高速決着にも対応してきたし、先行力があって総合力の高い馬やから大崩れはせんと思うけどモーリス産駒全般のイメージとしてワンペースが得意で府中マイルGⅠで決め手が問われて勝ち切れるような気がせんのよね。ランスオブカオスは前走チャーチルダウンズCでは先行して馬群を割ってロスなく回って来る今までとは違う競馬でアルテヴェローチェに完勝したのは好感。高速決着に目処を立てて来たのも良い。ただこれもシルバーステート産駒ってのがね。どうしてもパワーを活かせるコーナー4つの小回りで上がりが掛かってこそみたいなイメージやからか府中マイルGⅠで?ってのはある。イミグラントソングはNZTでは本命打ったけどNZT勝ち馬ってのがもう買いにくいw2走前の府中マイルでの1勝Cではスローで外を回らされて前2頭を捕まえられへんかった展開不利ではあるけど、逆に言えばスパッとは斬れへんから上がりの速い流れやと格下相手でも簡単に負けるってことやからね。そういう意味では中山の方がやりやすいやろうし府中なら少しでも速い流れで上がりが掛かってほしいのでは。マジックサンズはここまで中距離戦しか使われてへんから仮に後方からでも十中八九キャリアで最も速い流れで追走することになる。その上で脚が溜まる基礎スピードがあるかどうかやね。母や姉は短距離で走ってきた馬で、掛かり癖のある気性からもマイルの流れが合う可能性は結構あるようには思うけど4番人気想定かぁ、、、って感じかな。ギャンブル的な見方としては人気馬なら未知の条件は嫌って人気薄なら未知の魅力と捉えるのが定石やからね。穴っぽいところではまずモンドデラモーレ。前走ファルコンSでは中京の短距離では不利な大外枠から道中外を回しながらジワッと位置を上げる競馬で2着は好内容。2走前のジュニアCも時計的な評価はそこまででもないけど休み明けでファンダムに0秒1差なら悪くない。距離に不安がないにも良いし母父クロフネはこのレースの特注血統。あとはそのファルコンS4着のパンジャタワー。この時は賞金持ちの身で休み明け、向正面で位置を下げたり直線入り口で外に弾かれたりとスムーズなレースが出来てへんかったけど最後まで詰めて来た。タワーオブロンドン産駒で距離がどうかなってのはあるけど朝日杯は先述したように馬場も展開も特殊で参考外やしソニンクの牝系ならマイルまではこなせても良さそう。あとはマピュース。桜花賞は差し有利なレースで出遅れによる後ろからの競馬自体は不利ではなかったけど本来後ろから行く馬ではないからね。まぁ、それでも前3頭には離されたけど。ただ2走前のクイーンCは好時計のハイレベル戦で同じコースで同じだけ走れれば上位に来ても不思議ではないかなと。





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