とはずがたり~香~その4
- カテゴリ:日記
- 2025/04/27 22:48:55
若い時は正しく理解していなかったし、実は再度香水に手を出してもしばらく知らなかったんだけど、コロンはマイルドじゃない。いやホント、恥ずかしい勘違い。
一時期、香水はコロン、トワレ、パルファム、エキストレドパルファム、所謂原液と、濃度が濃くなるほどに香りが強いと思っていた。実際は濃度が上がるほどに価格が跳ね上がるので、量販店にあるのはコロンかトワレ。だから若い時は気にする必要もなかったのだけど。
SNSの香水販売店の人のコラムや、他の資料を色々調べ、自分の肌でも試したけど、コロンはすごく香りが拡散する。香料はアルコールと一緒に拡がるので、アルコール濃度が高いコロンはぱっと拡散して、持続時間が短い。それゆえに気分転換に使えるのだけど、それでも1~2時間はわっと拡がるので十分香害になりえるし、ガツンと来る。
所謂香りがきついにもいくつか種類があると思う。1つは香りそのものが強いパターン。TFやBTSOがそれに当たるかな。あとはエレクティムスとか。ただ、香りが強くても濃度が濃くて拡散しにくいだけなら、実はそれほどうるさくない。困る事例になるのは香水の付け過ぎや、所謂コロンをバシャバシャ使う場合だと思っている。
コロンは軽いから大丈夫なんてとんでもない。気分転換に使うから結構はっきりとした香りが入っている。加えて拡散しやすいので、高温多湿な夏に使えばかなりキツイ。制汗剤も同じで、スプレーで使うので、あれもなかなか。あとは整髪料なんかも。
原液、アンリジャック(HJ)ならエッセンス、フエギア(F)ならプーラと言うものは、使うと実際ほとんど拡散しない。近くだと分かるけど、オイルになるので拡散しにくい。ただ、世の中にはたくさんの原液があるので、もしかしたらガツンと来るのもあるかもしれない。
コロンならフェルナンダの桃とリンゴが好き。フェルナンダは何種類も出しているが、店頭で試して納得できたのはこの2つ。合わせて使うとなお良し。モモは香水界で多いネクターではなくて白桃、アップサイクルされているのが好ましく感じる。リンゴも爽やかで個人的に好き。ただこれも嫌いな人はいる。
コロンで苦手なのはジョーマーロン(JM)で、こちらは使うと香りの粉が肌の上に残るような強さにうんざりすることが多い。イギリスのブランドで、日本ではとても人気があるのにね。JMは新宿の百貨店で購入した時に、店のシステムが分からず苦労したこと、しかもその時に買った製品を見たら包装不良があって、それを申し出てもまともに対応してもらえなかったので、新作が出ても無視している。このブランドの製品だけじゃなくて、会社の方針も販売員も全部嫌い。
でも、JMの9mLサイズのコロンセットは持っている。いやその包装不良品ですけどね。それを時々使う分には結構良い時もある。今日も昼間農作業で、いまだに暑く感じるので、ウッドセージ&シーソルトとビターオレンジをコンバインしたら悪くないじゃんと思っている。しかし、コロンは濃度が低い=アルコール高濃度なので、付けた場所は真っ赤になっている。
JMは本当に人気で、香水使う人はだいたい知っていると思うし、東京の百貨店でも大きな場所を占めている有名ブランドだけど、私のようにどう頑張っても相性の悪い人もいる。
JMで1つ、本当にダメだったのがあった。レッドローズ、ピンク色のコロンで、これもきっと人気だと思う。レモン、レッドローズ、ハニカムで全く問題なさそうだから、試さずにネットで購入した。ムエットでも全く問題なかったのに、私の肌では青臭さが爆発してカメムシの臭いがした。香水は人によって香り方が変わる。私はムスクKもおかしな方向に転がり落ちた。このレッドローズ事件、かなり反省した。