好きだったあの頃はもう居ない。今日も元気に懐古厨。きっと忘れていってしまうのだ。それを悲しいこととも思わずに。好きだったイラストレーターが、ボカロPが、芸能人が亡くなってしまった。いつかはみんな無くなってくのに、それが早いか遅いかの違いなのに、それを悲しいことだと決めつけるのはお門違い。世界なんて脆い。その時が来ることを知ってたはずなのに。現実を見ないふりして、気付かないふりして。逃げられないなんてとっくに知ってたはずなのに。幸せになりたい。なりたくない。矛盾、滑稽。でもいつかそういう思考も、日々を嘆いていたことですら羨ましくなる。変わらないで欲しいとこばっか変わっていってしまって、変わってほしいとこばっか変わらないままでいる。惨め。それが世界、なんて受け入れられるほど大人じゃないんでね、私達。この世界に銃を突き立てる。瞬間、世界はもう二度と変わらないままでいるはずだから。いくつもの矛盾が重なってこの世界が出来てる。ならば壊せ、全て。人も、歴史も、思考も、世界も。シャットダウンなんて稚拙な表現でも、もうなんでもいいから、この世界を終わらせてくれ。