重賞展望
- カテゴリ:日記
- 2025/03/10 19:47:17
今週末からは中京開催も始まって3場開催。重賞は金鯱賞とスプリングSの2つ。弥生賞の翌週にスプリングSって違和感あるなぁ。
【金鯱賞】中京2000は坂スタートで前半に角度のきつい1~2コーナーがあって残り5F手前から下りに入ることで前半スローからのロンスパ戦がデフォルト。負荷の大きい前半飛ばしてミドル以上で流れたり仕掛け所が早くなって上がりが掛かると差しも決まるコース。ただ金鯱賞は開幕週(24年と20年以前は1月開催のないBコースやけど今年は京都改修中と同じ1月開催があってのAコース)ということもあって前や内有利になることが多い印象。血統ではロベルトやヴァイスリージェント辺りが目立つ。
デシエルトは元々GⅠでもやれるだけの素質は見せてたけどとにかく気性が難しく他馬の干渉を受けると脆さのある馬でここ2走は気分良く逃げる競馬が出来たのが最大の勝因。特に前走の中日新聞杯は特別馬場が速かったわけではないことを考えれば好時計で自力で叩き出したのも価値は大きいし、この時負かしたロードデルレイやマテンロウレオ、コスモキュランダが次走で重賞好走してることからもメンバーレベルも高かった。今回も開幕週で内や前を通る利はありそうやし気分良く行けば当然勝ち負け。気になるのはホウオウビスケッツがどう出るか。岩田の親父はデシエルトの弱点を知ってるから潰しに来るのか、それともデシエルトの強さを知ってるからこそ共倒れを嫌って番手を選ぶのか。プログノーシスはこのレース連覇やけどパフォーマンスが高かったのは去年のこのレースと2年前の秋天やからスローの決め手比べよりはある程度流れてくれた方が良いのは間違いない。そういう意味ではデシエルトが引っ張ってくれそうなのは歓迎やしそもそも戦ってきた相手を考えるとここでは1枚抜けてる存在ではあるけど、前走の有馬は出遅れもあったし適性外と捉えるとしても2走前のコックスプレートは2着とはいえ負けすぎやし3走前の札幌記念も展開不利とはいえ思ったよりガツンと来る脚が使えへんかった感はあるんよね。もう7歳やしゆっくりとピークアウトが始まってる可能性もあるんかなと。ホウオウビスケッツは前走中山金杯は59.5キロを背負って大外枠から速い流れを番手で追いかけるきつい競馬やったから仕方ない。ただこの時も指摘したけどそれ以前の好走はスローの前残りの展開が向いたレースが大半やからね。そもそも59.5キロを背負って展開不利でも勝つほどの強い馬ではないやろと。今回は開幕週で前に行く利はありそうやけど前述した通りデシエルトとの兼ね合いやね。無理に競りかければデシエルトは潰せるかもしれんけど共倒れになる可能性はかなり高いと思うけどどうやろ。クイーンズウォークは前走小倉牝馬Sはハイペースを好位から早めに仕掛ける厳しい競馬やったことを考えれば仕方ないけどハンデ重賞に出て来る牝馬を相手にこれで相手強化のここで通用するかは疑問。この世代の牝馬クラシックはレベル的に上の2世代より下に思えるし同コースのローズSもここで通用するだけの内容とは思えへん。ラヴェルは気性の難しさがあってスタートで促すと掛かるし外から被されるのも苦手やから前半急かさず外回しで好走出来るような馬場や展開になればというタイプ。ここ2走は内が荒れた馬場で外を回しても不利にならへんかったけど開幕週の今回はどうかなと。上手く乗ってた川田騎手からの乗り替わりも不安。正直ここは2頭が能力を出し切れば普通に強いと思うけどそれ以外とならやれそうな穴馬って意味ならまずキングズパレス。右回りやとモタれ癖が強く出るから左回りの2000はベスト。ただどうしても後ろからにはなるから開幕週となると展開待ちにはなる。あとはこれも開幕週の馬場で高速決着やとどうかも上がりの掛かる展開、特に道悪とかなら面白いライラック、斬れへんディープ産駒で京都がベストやとは思うけどある程度ペースが流れてくれればディープモンスターも3着くらいならあっても良いかなと。