トランプ大統領「プーチンを悪く言うな」
- カテゴリ:ニュース
- 2025/03/06 20:38:45
トランプ大統領がゼレンスキーに苦言、「プーチン大統領を悪く言うな」 (Sputnik 日本)
https://sputniknews.jp/20250301/19614090.html
自国に侵略行為をする相手に好意を持つ人はいないでしょう。
トランプ大統領は2017年の第一次政権の時からプーチン大統領に好意的でしたが、ど
うしてそこまでプーチン大統領を信じられるのでしょう。不思議でなりません。
プーチン大統領は2014年のウクライナのクリミア半島の一方的な併合と2022年から続
くのウクライナへの軍事侵攻の前にも、2008年に旧ソビエト連邦のジョージア(グル
ジア)の南オセチア分離独立問題に武力介入しジョージアに軍事侵攻、南オセチアを
支援しました。
この時もロシアはウクライナの東部地域と同様に、ジョージアの南オセチアやアブハ
ジアを「独立国」と承認し、「ロシア系住民の保護」を口実にジョージアへ軍事侵攻し
ました。
ロシアはウクライナ クリミア半島併合時のように、ロシアが主導した「住民投票」を
口実に併合したり、ジョージアの南オセチアやウクライナ東部地域の様に、その地域
を「住民投票」で「独立」させ、親露派政権を作りロシアの勢力下に置こうとします。
また、ロシアでは反体制派の野党指導者ナワリヌイ氏が逮捕され獄中で死亡したり、
政権批判した元スパイ リトビネンコ氏がロンドンでポロニウムで殺害されたり、ロシ
ア政府に反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの指導者プリゴジン氏が、自家用機の
事故で死亡したりなど、プーチン大統領の敵になった者は事故死や殺害、不審死をし
ています。
プーチン大統領は敵対する者を許さず、意に沿わない国には武力行使も躊躇わない様
に見えます。
仮にプーチン大統領がトランプ大統領の停戦案を受け入れたとしても、プーチン大統
領の「ロシアの偉大さを取り戻すという帝国主義的野心」が消えなければ、トランプ
大統領が引退した後にウクライナに再侵攻する可能性もありますし、他の旧ソビエト
構成国でも、ロシア系民族の「自決権」と「ロシア系住民保護」を口実に軍事侵攻す
る可能性があります。
トランプ大統領はプーチン大統領がこれまでしてきた事、周囲で起きた事をどの程度
知っているのでしょう。プーチン大統領を知れば知るほど、そこまで好意的になれな
いのですが。
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に阻止したいロシアの構図があると思います。
2008年4月、NATOはジョージアとウクライナを将来の加盟国だと宣言していて、
同年8月にジョージアとロシアの間で南オセチア紛争が起きていますが、ロシア
によるジョージアのNATO加盟妨害が理由と見られています。
ロシアはNATOの東方拡大を絶対に阻止したいと考えていて、プーチン大統領は
2022年のウクライナ侵攻前からNATOの不拡大を求めています。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻も、NATO加盟を阻止したいプーチン大統領の
強い意志の現れと考えられています。
ロシアはNATOと直接国境を接したくないので緩衝地帯が欲しい。
ロシアと国境を接するジョージアの南オセチアやウクライナ東部をロシアの傀儡
政権で独立させたのも緩衝地帯が欲しいからに思えます。
トランプ大統領は停戦後のウクライナの安全の保証は欧州が担うと言ってますが、
ウクライナがNATOの管理下に入るNATO軍のウクライナ駐留には絶対反対でしょう。
実際のゼレンスキーやウクライナの様子が日本からは分からないので、
プーチンの行動の理由も分からなくなってる気がします。
今のトランプ大統領は、米『ワシントン・ポスト』が言うように「マフィアのボス」
であり、日経が言うように”「プーチン化」するトランプ氏”なのだと思います。
プーチン大統領の社交好きに
トランプ大統領の光る眼
テレビの見え方が変わってきました
ありがとうございました。