「ほら、熱がでて気分悪くなるよ！大変だ！風邪ひいたら病院で痛い注射うつんだよ！風邪ひいちゃうと嫌だよ」

と、風邪気味の子供をここぞと嚇しました。そして

「美味しいごはんをいっぱい食べないと、病気になるんだよ！美味しいのいっぱい食べようね！そして風邪早く治そうね」

と諭してみました。まぁ、どれくらい子供が理解して納得してくれるか…。期待はせずに。

そしたら最近、子供は子供なりにわかってくれたのか、少しづつごはんを食べるようになってきてくれました。前は朝ごはん作っても作っても一口も食べなかったのに。朝ごはん食べたらお祝いか、っていう位褒めまくっても食べたくなぁ～～～い。とか言うので困っていたけど、よっぽど風邪ひいて嫌だったのか。熱出てないけど、熱でるかもという私の脅しが怖かったのか…。少しづつ頑張って、美味しいものを食べてくれるようになってくれました。よかったよかった。いっぱい世の中には美味しいものがあるんだから、食べたら絶対美味しいもの、いっぱいあるのに、一口も食べようとしなかった子供。一口食べてから嫌とか嫌いになってよせめて。とずっと思っていた。なぜ食べないで、ワケわからん駄菓子を食いたがるんだ…こいつは…と、悲しかったんですけど、最近、御馳走と言えば少しづつだけど、一口は食べるとかそういう風に少しづつ食べるようになりました。いやはや。あんまり「ごはんいや～」とか言うならいつか、ブン殴る必要があるのか。食べろ！って言いながら…と懸念していたけど、一応非暴力で話し合いで理解してくれて、本当に頭のいい子供だこの子は…と感謝です。よかった。わかってくれて。

美味しいごはんを食べる。生きる。

　美味しいごはんには栄養がいっぱいある。栄養がいっぱいあるから、美味しいと体が感じるようにできているのだ。まぁ、カロリーも大切な栄養だから駄菓子は美味しいんですよね。確かに美味しいよ。お母さんも大好きだよ。でも栄養あるごはん。海鮮、肉…美味しいものを美味しく作って一口も食べないのほんとに悲しかった。でも最近ようやく、少しづつグルメになってくれてきた子供を見て、少しづつこの子供なりのスピードで成長しているのだ、と感じています。もっともっと世界中にある美味しいものを食べて欲しい。グルメになって欲しい。まずいものを食べて欲しいなんて、ひとかけらも望んでいないんだから。しかし親の心、子知らずという事なんだか。駄菓子駄菓子、とちょっと気を抜くと、ヘンテコな親として夕ご飯の前に食べて欲しくないものを食べようとする。そんな珍しいおやつは絶対食べようとしてる子供が、栄養のことわかってなくって、アホでカワイイ。あほだな…と言ってないで、「これ食べろ」って食べさせないといけないのが私なんだけど、そのバカバカしいまでに栄養ないものに目を輝かせてる姿にはとても他人とは思えないアホアホしさがあって、もちろん可能な限り変なものは食べさせないようにしてますが、むこうみずに栄養考えず食材を選んで口に入れようとする子供らしさが子供で、子供ってカワイイ…とあきれながらカワイイと思う。早く大人になって欲しいです。大人になって欲しいぞ。