『べらぼう 第7回目』TBS観ながら速攻記録!
- カテゴリ:テレビ
- 2025/02/16 21:01:33
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先週はニセコの宿だったー。明日の出社も社有車掘り出しから仕事始めだな・・・。では、「御上先生」を横目で観ながら速攻考察を残します。
・愛之助の痛めつけシーン多過ぎ=復習の大きさに。
・今年の大河は各回必ず金小判を渡すシーンが必須になってきたね。
・「かをり」名前付きで登場。後日、大化けの予感。
・忠五郎は「鎌倉殿~」のガッキーの嫁いだ奴だっ。
・『李白の静夜思』は全くわっかりませーーん。
・やはり瀬川の名は不幸の予感。次週「身受け」?ならそこを脱して・・・・。か??
・愛之助が里見浩太朗に背負られて出所。「島流し」のはずだったのでは?里見浩太朗が愛之助側で、「金小判」を積んだのか??
・結局、タイトルの「籬」って何??
今回は幕府パートが全く無し。里見浩太朗がラストネームの回でしたね。日光東照宮も御三卿も忘れちゃうよう。
一気に例の家系図事件が来るのかあ?
かな?
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日曜日にどうもありがとうございました。
早速、鳥山検校、出ましたあーーっ。瀬川をお金で奪ってくんだから、今回も世間では叩かれそうですね。
鳥山役のあのひとも「鎌倉殿~」でいつも上半身を脱ぐなんとか役のひとでした。
この大河においては、瀬川の幸せなその後を願います。
彼女が有名なのは、1400両という大金(約1億7000万くらい)で身請けされたからですね。
身請けをしたのは鳥山検校という高利貸しです。
時代劇では割と有名な人で大抵は悪役です。
実際悪徳高利貸として瀬川を身請けした3年後に処罰され、全財産没収の上に江戸を追放されました。
瀬川もこれ以降は消息不明です。瀬川自身は処罰の対象ではないので、別の人に嫁してその後は穏やかに暮らした、という説もあります。
忠五郎役の方は、「鎌倉殿~」で江間次郎役だった方ですね。
今作では鱗形屋の改め役で、今のところは蔦重のライバル的立ち位置の様ですが、史実においては後々協力関係になる人です。
史実通りにするかどうかは不明ですが。
前回も書いたと思いますが、鱗形屋孫兵衛は偽版事件では監督責任は問われた者の事件自体には関与していないと見なされていました。今作ではしっかり関与していますけど、言い逃れが出来た、と言うところでしょうか。
里見氏演じる須原屋市兵衛が鱗形屋を引き取ったかどうかは、記録に無さそうなので多分フィクションですが、書物問屋と地本問屋の違いはあっても、江戸の本問屋同士という連帯感の様なものはあるかもしれません。
京・大阪の所謂上方の本問屋と江戸の本問屋との間には軋轢や確執がありますので。
「李白の静夜思」は中国の著名な詩人李白の有名な詩で、故郷を想っての詩です。
ちなみに李白は、前作「光る君へ」でしばしば名前が出た白居易より少しだけ前の時代の人ですね。
李白が故郷を想って歌った「静夜思」の様に、蔦重が吉原の事を大切に思っている、と解釈すればよろしいかと。
「籬(まがき)」は、日本庭園で竹などを組んだり編んだりして作られた垣根の事ですが、遊郭において妓楼の入り口の土間と店の上り口との間に作られた格子戸の事でもあります。
タイトルの「籬」は後者ですね。
「籬の花」とは、「籬」を彩って咲いた花、要するに遊女の事です。
蔦重が手掛ける吉原細見のタイトルとして相応しいものだと思えます。
ちなみに妓楼の「籬」は松葉屋の様な大見世(おおみせ)の場合は全面を格子で遮っています。これを惣籬と言います。
大見世よりランクが下がる中見世の場合は、半籬と言って格子戸の半分くらいが開いているものです。
小見世になると下方部に少しある程度でほぼ素通しになっている惣半籬になります。
格の高い大見世の遊女は、籬に遮られて顔も良くみえませんが、格が低い小見世の遊女は顔は丸見え、場合によってはその場で手も出せる、という事ですね。
家系図を切欠とする田沼意知暗殺事件が起きるのは1784年ですので、まだまだ先です。
その前に天明の大飢饉が始まりますね。
瀬川を襲名した遊女が皆不幸だったわけではありません。
有名な瀬川は2代目、4代目、5代目ですが、瀬川は全部で9人います。