1879番:ペルル嬢(51)
- カテゴリ:日記
- 2025/02/08 04:40:25
ペルル嬢(51)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant
———————————【51】—————————————————
Je me mis à la regarder.——Quel âge avait- elle ?
Quarante ans ? Oui, quarante ans.——Elle n' était pas
vieille, cette fille, elle se vieillissait. Je fus soudain
frappé par cette remarque.
.———————————(訳)—————————————————
私はペルルさんのことをしっかりと見るようになりま
した.——彼女のお歳はいくつだろう?40歳ほどか?
そうです.40歳でした.——彼女は老けてはいません.
この娘さんは.彼女は老けて見せていただけなのです.
これに気づくことにより、私は急に胸が打たれました.
———————————《語句》—————————————————
se mettre à + 不定詞:~し始める
regarder:(他) 見る、眺める、注意してみる
注視する、注目する
oui, quarante ans:そうです.40歳でした.
ただし本文からは、彼女に聞いたから知ったとい
う情報はありません,何らかの拍子に知ったか
それともこの時点でも確証なき確信だったか!
その場合の訳:そうです、きっと40歳ほどだ.
se vieillissait:(3単半過去)
< se vieillir 自分を老けて見せる
自分を実際よりも年上に言う
remarque:(f) 注意;
ただし本文ではこの意味ではなく不記載ですが
「気づくこと」、「気づいたこと」という意味で
remarquer (気づく)という動詞が名詞転用された
もの.
frappé:(p.passé) (心が)打たれる
<frapper (他) 打つ、たたく、
(心を) 打つ