「八潮市の道路陥没」報道に見る「報道の質」
- カテゴリ:コーデ広場
- 2025/02/02 02:26:08
まだ寒いけど、庭の梅のつぼみはかなり膨らんできた♬
もらったステキコーデ♪:23
望ましくないただ耳目を引くだけの報道例①と、①に比べればはるかにマシ(問題改善に役立つ情報を含んだという意味で)報道例②
ここまで 記事が持つ情報的価値・有用性の歴然とした組み合わせは珍しいなと思ったので。
◇
①スロープ完成も作業一時中断 埼玉・八潮市の道路陥没トラック転落事故(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/84280c8c402464563672d35c70e68512f3efc338
2/2(日) 1:22配信
この「水量が変わった」という微妙な表現!
下水道の使用制限は、1週間以上かかる
(だからいわんこっちゃない。 そもそも 協力を呼び掛ける程度では 実効性のない指示なのでは? 水を使う業者に完全営業停止を出すとか
上水道の断水を徹底するとかしないと 効果ないでしょ!」
近くの飲食店店主が、メニューを少々変更して(揚げ物をやめて)皿洗いの頻度減らしている程度じゃ意味ないでしょうに! 店主にしたら協力しているつもりでも 実効性がない)
しかも 雨が降ったら 雨水路に流入する水の量は増えるし
これを制限するのは かなりむつかしそう・・
どこかの地点で 水のくみ出しとかできるのだろうか??
下水道・雨水路メンテを考えると、今後は どこかで
配水をストップして汲み出せる場所も考えた下水道網/雨水路網の設計をしたほうがよいのかもしれないが・・
雨水路はともかく 下水道でそれをやると、「つまり」の問題が派生しそうでやっかいそう。
画像を見ると、四角いブロック(壊れたという雨水路のパーツ?)を引っ張り出していた
雨水路の破断:先行きの見通しが立てにくそう・・
それでなくても 春の長雨が1・2か月早く来そうな気配が無きにしも非ずなのに・・。
市民の為にも、穴の中の水の出所が雨水なのか 排水なのか明確にするとともに
陥没穴の流量に関しては、雨水が原因であったとしても
逆に今度は下水道の詰まり具合に関する情報と今後の見通し(陥没穴の下を通る下水道が詰まれば、地域一帯の下水が逆流するのは時間の問題!
下水道全体が詰まれば それを取り除くのに年単位の作業が広域に必要になる!
最悪の場合八潮市一帯で居住できなくなる(下水道が使えない=水もつかえない 汚染地帯になる) だからこそ 問題が表面化していない今から下水そのものの流量制限が必要)についても明確に報道しないといけないのでは? と思う。
そのほうが 今後 下水道対策で避難指示が必要になったときに備えての 各家庭の事前準備もあるだろうから。
2月は逃げる、あっという間に春休み(試験休み)に突入ですぞ!
それこそ 学生に対しては帰省してくるな(市内の水の使用量=排水量を増やさないために)といった対策も必要なのでは??
・曖昧表現に終始するこの記事では、事件に無関心で一切協力しない市民を増やすか、いたずらに市民の不安を掻き立てるかの二つの結果しか生まないのではないかと思った。
◇ ◇
↓の記事のほうが、救助作業の難航点と市民への市長の呼びかけを具体的に報道している点で 望ましい報道だと考える
②道路陥没事故 スロープ完成も本格的な救助活動中断…穴の中の安全確保できず 埼玉・八潮市(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cfba43d8ff48eea12fa67db4286063546c4880a
2/2(日) 1:00配信
埼玉県八潮市でおきた県道の陥没事故。現場には穴の中に重機を投入するためのスロープが完成しましたが、穴の中の安全が確保できないとして、消防による本格的な救助活動は中断しています。 この事故は先月28日、八潮市の県道が陥没し、74歳の男性運転手が乗ったトラック1台が転落し、取り残されているもので、男性の救助活動は穴にたまった水やがれきなどによって難航しています。 1日の午前には、穴の中に重機を搬入するためのスロープが完成し、がれきの除去など救助のための本格的な作業が進められていました。 しかし、消防によりますと、穴の中に一定量の水があり、隊員の安全が確保できないとして、スロープ下での救助活動は中断しているということです。 現場周辺では、2日は雨や雪が予想されていますが、埼玉県の大野知事は水が穴に流入すると土砂が崩れやすくなるとして、県民に排水を減らすよう、協力を呼びかけました。
埼玉県・大野知事 「お風呂や洗濯、こういったものの回数をぜひ工夫していただきたい。雨が降ってる瞬間は、少しずらしていただけるものは、ずらしていただきたい」
・・
②の記事を評価したうえでの、提言(暴論というなかれ)
知事は 立場上 各方面に気を配った慎重な言い回しだが・・
昭和の時代なら この言い回しでも 各家庭は積極的に協力したと思うが、モラル崩壊・易きに流れる輩の主張をメディアが喧伝した平成を経た 令和の時代、この程度のよびかけでは実効性が低いのではないかと私は思う。
トランプさんじゃないけど、平成以後の国外からの移入組&4世世代には、公徳心を前提とした「お願い」は全く実効性を持たないから!!!! 現実を直視した 市民への指示を出せ!
(海外からの移入組は 「公共の精神」というものを全く学ばず 都市インフラの基本も知らない(日本基準では存在しないレベル)の国で生まれ育って 来日してからはお金稼ぎにしか興味のない連中なんだから!!
それに 日本語の理解力も 3歳児なみ コンテンツの一部を理解するだけだから。
外国語の理解力は 母国での暮らしにより規定されるものです!!
クルド人や隣国の連中のような 妬み心の裏返しの日本蔑視・日本侵略思想で自己正当化を図る輩も多い、面従腹背の舌先三寸の寄生虫も多いしね!)
日本生まれで 日本国籍を持っていても 令和の日本人って
昭和の人間とは もはや異なる人種と言ってもいいくらい
全体的な市民感覚は かなり変わっていると考えて
首長は行動しないとだめだ!
最悪の事態を考えて、それを防ぐための行動をとる
その結果、危機的状況が回避できたときに、
「あれだけ厳しく市民生活を制限されたのに 何も起きなかったではないか」と煽るマスごみに同調した無知な住民から、バッシングされる危険も予想できる現状ではあるが、
それを恐れず 己の政治生命をかけてでも 的確に明確な指示を下して 最悪の事態を避けるのが 首長の役目であると
私は考える。
逆に言えば 首長や関係者が断固たる行動・市民への協力要請をためらうほどの横暴さを繰り返してきた 日本の全メディア・記者たちの責任を問いたい
もし八潮市一帯で 最悪の事態が起きたとしたら
その全責任は日本の報道関係者・記者・編集達のこれまでの悪しき振る舞いにあったと私は言いたい。
現場の方々は その最悪の事態を避けるために
今 必死に 努力している真っ最中であると 思うが・・
予断を許さない状況であるのではないかと思う。
八潮市の現場から3キロほど離れた地域に住む40代の母親は「お風呂も洗濯も節水に気をつけていますが、使うたびに罪悪感がありこの生活が続くのがストレスです。さっぱりしてよかったです」と話し、40代の父親は「節水のためシャワーにしていましたが寒いので銭湯を使えてありがたいです。早く復旧してほしい」と話しました。
また草加市から訪れた40代の男性は「穴を塞ぐまで協力しないといけないので大変ですがもうしばらく我慢します」と話していました。
「曙湯」の森山篤社長は「3日間シャワーの人や家の風呂に入れない人もいました。ありがとう、助かったと感謝されこの仕事をしてよかったと感じました」と話していました。
・・
今後 該当地域周辺自治体からの入浴や一時宿泊(原価価格になるよう補助金付きでwまたは空き住居の一時あっせんなど)などの支援がもっと必要になってくるのでは?
八潮市内の事業所にとっては 回電回線などの普通がじわっと負担になってくるのではなかろうか・・。
・以前から「運転席が下水路の中にはまり込んでいる可能性」云々と言い出した時から すでに 下水道のつまりによる汚水のたまりに現場の人はきづいていたのがなぁと 改めて思った。
こっちも 懸念しつつも予断をあおるようなことは言わんとこと思って黙ってたけど やっぱり><という感じ
そういう意味では 公式発表があったということは すでにかなり汚染が広がっているのかしらん・・。
このため、NTT東日本では、対象の世帯に、携帯電話の電波を使って固定電話の通信を可能にする「ワイヤレス固定電話」のサービスや、固定電話にかけてきた相手に別の連絡先を伝える「音声ガイダンス」などを提供しています。
1日から現場近くの市民文化会館で、午前9時から午後5時まで相談窓口を開設していて「困りごとがあればぜひ利用して欲しい」と呼びかけています。
穴広がるおそれ 現場近くの5棟に避難要請
道路陥没の影響で埼玉県は、できた穴が今後さらに広がるおそれがあるとして、現場のすぐ近くにある5軒の住宅の住民に対し避難を要請しました。
現場周辺の住宅をめぐっては八潮市も、不安がある人は避難するよう呼びかけていますが、市は対象となるエリアを半径200メートルから半径50メートルの範囲に縮小しました。避難所も市の施設の『エイトアリーナ』に変更しました。
埼玉県 「復旧工法検討委員会」の初会合
埼玉県は2日、大学教授などで作る「復旧工法検討委員会」の初めての会合を開き、大野知事が「この下水道管は120万人の県民が関係し、非常に大きな影響が出ている。人命救助が優先だが、復旧にあたっては県民や道路を利用する全ての人に安心で安全なものとしなければならず協力をいただきたい」とあいさつしました。
県によりますと委員会のメンバーは会合に先立って現場を視察し、その後、応急的な復旧や本格的な復旧に向けて工法などについて幅広い意見を出してくれるよう求めたということです。今後も必要に応じて随時開催するということです。
《支援》
隣接の東京 足立区 対象の住民は公衆浴場無料に
道路陥没を受けて埼玉県は下水道管に流れ込む汚水の量を減らすため、県内の12の市と町の住民に節水し排水量を減らすよう呼びかけています。
こうした中で少しでもリラックスしてほしいと足立区では区内23か所の公衆浴場で、この地域の住民を対象に入浴料を無料にする取り組みを行っていて、このうち「曙湯」には1日も八潮市から家族連れなどが訪れていました。
訪れた人は窓口で住所の分かる本人確認証を提示して利用し、なみなみとお湯が張られた湯船に入って体を温めていました。
この浴場では1日までの2日間でのべおよそ100人が対象の地域から訪れているということです。
経験上 事故報道ではNHKが一番信用できると思うので 念のためにコピペ)
埼玉 八潮 道路陥没 穴の水は下水道管の目詰まりが原因か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250202/k10014710001000.html
2025年2月2日 21時48分
埼玉県八潮市で起きた男性が安否不明になっている大規模な道路陥没事故で、捜索を妨げている穴の中の水は、下流部の下水道管に目詰まりが起きて汚水が逆流して現場であふれている可能性があることがわかり、県は原因の特定と対策を急ぎたいとしています
目次
光回線はすべて復旧も固定電話は見通し立たず
隣接の東京 足立区 対象の住民は公衆浴場無料に
先月28日に八潮市の交差点で発生した大規模な道路陥没では、深さが15メートルほどの穴ができていて、土砂などが底から8メートルほどまで積み重なっています。
トラックに乗っていて穴に転落した74歳の男性は埋もれたとみられ、安否がわからないままです。
土砂などを取り除くために穴の中に重機を入れるスロープは完成しましたが、1日夕方になって、穴の中で汚水とみられる一定量の水が見つかり、スロープの下で行う捜索に向けた作業は中断されています。
水位は2日午前には一時下がりましたが、午後には再び上がったということです。
県によりますと、この水は現場より下流部にある下水道管が流れ込んできたがれきなどで目詰まりを起こし、汚水が逆流してあふれ出ている可能性があるということです。
県は原因の特定と対策を急ぎたいとしていますが、消防は、水がある状況ではスロープの下での作業は難しいとしていて、穴の中での本格的な捜索は当面、実施が見通せなくなっています。
光回線はすべて復旧も固定電話は見通し立たず
陥没事故の影響で、現場周辺のエリアでは光回線を利用したインターネットが一時およそ1300回線で利用できなくなっていましたが、2日午後4時半までにすべて復旧しました。
一方、固定電話はおよそ400回線について、復旧の見通しが立っていないとしています。
後で聞いた話だけど、引率している生徒への安全配慮義務を怠ったあげく 生徒からの被害の訴えを握りつぶそうとしていた教員は、「民族教育に熱心な教員」でもあり その学校では その教員の主張にだれも反対できなかったそうです>< 隠れた恐怖支配をやらかしていたらしい。 その不利益が ダイレクトに生徒にふりかかっていたんのに!!!! これぞ似非人権主義がもたらした現実ってやつですわ!
それらが流れている川(大阪不可の某市街地の真っただ中 川べりには民家が立ち並ぶ)の水にふれただけで 私の皮膚が赤くなって剥けてしまった(当然痛い)経験があります!!
( 私はその川の中に降りることに反対したのだけど、ある学校グループがそこで生徒たちに川遊びさせていたので 安全注意に出向いて
私が同様の症状に。というのも 引率教員が 生徒の皮膚症状の訴えを 本人の個人的なものだと言い募っているのを見て 注意しに行って 「ほら 私も」と その場で被害を受けた私の素足を見せて
そこの学校の生徒の言い分の正しさを 引率教員に示したの。わが身を張って 私が大人だから
その哀れな被害生徒の正しさを立証せざるを得なかった>< ほんと 大阪の教師ってやつは><)
そういう意味では 今後 現場作業に当たる作業員さんたちの 健康問題(皮膚障害 場合によったら呼吸器障害)にも直結する可能性大!! なにしろ 塩素系洗剤も 家庭からの排水にはふくまれることがありますし それが酸素系の洗剤と下水の中でまじれば 「混ぜるな危険!」気体の発生になりますから
2/2(日) 20:40配信 読売新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/835b726181686d625d141183359ba4a1841db5b8
埼玉県八潮市の県道陥没事故は発生から6日目となった2日、穴の中に水がたまっているのが確認され、前日から中断されていたトラックの男性運転手の救出作業は再開されず、前日に造ったスロープ付近のがれきや土砂の撤去などが進められた。
消防による救出作業の中断は当初、2日午前9時までの予定だった。草加八潮消防局は、重機を入れるスロープ先端部近くで水が土砂から湧き出ているのが見つかり、崩落の危険性が高まったためと説明した。
県などは下水道管の下流部分に何らかの障害物が詰まり、下水が逆流してきた可能性があるとみている。今後、ドローンなどを使って管内部を調べる方針だ。
市などによると、穴から半径200メートルとしてきた「警戒区域」を同日、ガス漏れによる二次被害の危険が少なくなったとして半径50メートルに縮小した。一方、半径31・5メートルについては、崩落拡大の恐れがあるとして避難要請が出された。対象は住宅や工場など5棟という。
大野元裕知事は同日の危機対策会議で、「救出や復旧までさらなる時間を要する可能性が高い」と述べた。
・・・
だから言わんこっちゃない
それに「がれきの除去作業」そのものが 救出作業の一環だと思うけど
なのに上記の読売新聞の書き方はおかしい!
しかも「下水が逆流してきた」ではなくて、「下水が先のほうで詰まって 穴の中にたまってきた」の間違いでしょ!
「雨水がたまる→穴が拡大→下水道が詰まって 下水がたまる」の第3段階になると
今度は 衛生問題の深刻化に至るのはあっという間です。
今は冬だから 1・2日の猶予があるかもしれないけれど 夏場だと1日の猶予もないところでした
問題は 現場が先を見通して立てた建議がそのまま 即実行に移されたのか?
それとも 政治的忖度や 行政的不首尾で後追いになったのか?です
一連の流れを見ていたら 政治的忖度もしかうは甘めの判断をしつつも 必死で現場について行っているような気がするけど それでも下水流入に関する判断が甘い・遅かった感じ
春日部中継ポンプ場から中川幹線へのバキューム車による汚水移送を開始したほか、避難区域外の中川流域下水道上の道路3.5キロで行った空洞調査の解析結果は30日夕方に判明する見通し。
大野知事は「必要な情報を遅滞なく県民に伝え、被害を最小限に食い止めることが私たちの責務。影響が中長期化し、さまざまな側面から地域を支えていくことが必要」と述べた。
事故は28日午前9時50分ごろ、陥没を目撃した男性が110番。消防や県によると、大型クレーンを複数台使って29日未明、ワイヤで荷台部分を地上に引き上げたが、運転手とみられる男性(74)は見つかっておらず、安否は分かっていない。
・・
下水管の上部が壊れていたら、そりゃもう 地下の川状態になっているから、
そこに雨水管からの水が降り注げば どんどん周辺の土砂が下水管の先に流れ込んでいって穴が拡大するのも理の当然の結果。そして トラックの運転席も 下水管の壊れていないか龍部分に押し流されていった可能性ありなんだ><
そりゃ トラックが墜落した衝撃 荷台つり上げ時に落とした衝撃で、下水管も破損するよねー><
運転手さんがめちゃくちゃかわいそうだ。ずっと気絶状態のままのほうがマシだったろうにと思う。
ほんとのホントに・・
・ガス管に波及の危険性のみ全国報道されていたが、実際には ネット回線・電話回線に被害が及んでいたとは><
・電線の地中化が喧伝されていたが、やっぱり電線は 電信柱で地上に張り巡らしていたほうがいいと、今回思った。
地中に送電線を張ってたら、停電だけでなく 水と電気で・・救助作業そのものが無理になってた。
だって 感電防止のためには、まず停電させないと 現場に近づけないでしょうに!!
・安易に用水路から雨水路(埋没)に切り替えた結果が 今回の惨事につながったと言えなくもない・・。
でも 当時の水準的には こういう事態の発生を 予想できたのだろうか? 予想した人もいたが踏みつぶしたのだろうか?? どうなんだろう・・。
埼玉・八潮の道路陥没、下水道管は上部が破損…半円形の状態との報告も 下水量を減らすため緊急放流へ 下水せき止めた土砂の一部、押し流されたか…知事、陥没拡大の可能性「否定できない
2025/01/30 埼玉新聞
28日に埼玉県八潮市の県道松戸草加線中央一丁目交差点内で道路が陥没し、2トントラックが転落した事故を受け、県は29日、大野元裕知事を本部長とした危機対策会議を立ち上げ、早朝から計4回、各部からの対応状況報告などを行った。陥没地点の下水道管は上部が破損し、半円形の状態との報告があり、下水の量を減らすため、春日部中継ポンプ場より新方川へ下水を緊急放流する予定。県によると、下水の緊急放流は東日本大震災の際にも実施された。下流には飲料水の取水地点はないという。
29日未明の作業中、新たな陥没も発生。県警によると、同日午前8時ごろには幅約10メートルに拡大した。ガス漏れの危険があったことから、周辺200メートル以内の住民に避難を呼びかけた。避難者数は35人(29日午後0時30分時点)。
復旧段階における対応の長期化を見据え、国と連携し、広域的な交通規制ならびに道路利用者の情報提供などについても助言を受ける。インフラ事業者が調査した被害状況ではインターネット1300回線、固定電話400回線の利用ができなくなっている。この事案によるガスの漏えいや停電はないという。
大野元裕知事は取材に「29日午前0時ごろから中川水循環センターへの流入量が急激に増加した。下水をせき止めていた土砂の一部が押し流されたものと推定され、陥没が拡大する可能性を否定できない」と話し、北田健夫下水道事業管理者は「危ない状況。道路舗装の部分が落ちる可能性があり、安全を確保することが難しい」と状況を説明した。
県は午後2時ごろから、ドローンや地中レーダーによる空洞調査を実施して結果を分析。穴の立体的な位置関係などを解析しつつ、難航していた救助活動を再開した。現場からの報告では、道路陥没地点の下水道管は上部が壊れた半円形で、水位もぎりぎりの状態だという。
今までに経験ない…埼玉・八潮の道路陥没 穴が刻々と拡大、救助が困難に 要因は下水管の存在と垂直の壁面 点検や補修など対策急務…危機管理防災アドバイザーが警鐘「全国各地で発生する可能性」
2025/02/02
埼玉県八潮市二丁目の交差点で県道が陥没し、トラックが転落した事故は1日、発生から5日目を迎えた。
元深谷市消防長で危機管理防災アドバイザーの田中章さん(65)は今回の道路陥没について、「今までに経験のないもので、救助活動の難しさを肌で感じる」と語った。
田中さんは1月29日に現地入りして周辺の状況を確認した。これまでにも道路陥没の現場での活動は何度も経験してきたが、陥没してできた穴が刻々と拡大した現場は初めてだという。田中さんによると、活動を困難にしている要因は陥没現場の下を通る下水管の存在と、ほぼ垂直に陥没した現場の状況だ。
上水はバルブを閉めれば管の水流を止めることができるが、下水は排水を抑えることでしか水流を抑える方法がない。下水管が破損してしまうと土砂の流入を止めるのは簡単ではないとし、「水分で軟らかくなった土砂は崩れやすく、結果的に崖のような垂直の壁面ができてしまった」と推測する。
田中さんが経験した道路陥没事故の多くは、救急隊員が地上から命綱を使って穴の中に進入するケースだった。しかし今回は深さ最大15メートルの穴であることや、陥没が拡大する可能性があることから「異例のスロープ造成という判断に至ったのだろう。スロープは重機進入のためだけでなく、隊員の退避経路の意味合いもある」とした。
2日には陥没現場付近で降雪の予報も出ており、現場の土砂にも影響を与える可能性があることから、活動の進行が鈍くなる懸念もある。「現場の救急隊員は一刻も早く救助したい気持ちをこらえて、二次被害が起きないように注意を払っている」とした上で、「下水管の耐久年数を考慮すると、陥没事故は今後全国各地で発生する可能性がある。大規模な点検や補修などの対策が急務」と警鐘を鳴らした。
© 株式会社埼玉新聞社
・・やっとまともな解説が記事になった。・・
八潮の道路陥没…今回の大規模な事故、日本初では 下水道政策、東京大学大学院・特任准教授の話「マンホールの下など腐食しやすい」「目視点検が不可欠」「下水道経営を構造的に見直すべき」
埼玉新聞 2025/01/30
東京大学大学院都市工学科(下水道政策)加藤裕之特任准教授の話
下水管の腐食で陥没が生じる現象は昔からあるが、今回のように大規模な事故は日本で初めてではないか。下水で生じた硫化水素は水分に反応して硫酸に変わり、コンクリートの管を腐食させる。特にマンホールの下などは水が滞留し、腐食しやすい。生じた穴から周囲の土が取られて連鎖的に2回目の陥没につながったのではないか。
予防については人工衛星などの新技術もあるが、下に降りて実際に見なければ分からない。コストと人手がかかるが、重要な場所は目視での点検が不可欠だ。国は下水管の老朽化を問題視し、2015年の法改正で点検頻度を5年に一回以上とした。県も優先度を決めて取り組み、事故現場も21年度に点検した結果、修復すべき異常が見つからなかったということだが、緊急輸送道路でもある現場の社会的影響の大きさや、マンホールなどの条件を考慮すると、適切な頻度だったか。
現状では、維持管理には国の補助がなく、点検頻度を増やすには市民の理解を得て使用料を上げるしかない。今回をきっかけに、国は財政的な補助を検討するとともに、小規模な自治体では民間企業の力を活用し広域的に点検を行い、スケールメリットや効率性を高めるなど、下水道経営を構造的に見直すべきだ。
・・
嘘くさいいい加減な談話だと思う
・目視点検で分かったときには手遅れでは?
・安易に下水道値上げを言うな むしろ 宅地開発業者からの上納金を上げるとか 予算配分を変えるとか現実的な対応を優先すべき
・民間企業に委託は癒着の無駄金・議員関係者が太るだけ。そもそも 点検の制度の監査制度がないと無意味 事故がおきたときの賠償責任を企業が負えるのか?無理でしょ 机上の空論を言うな!
2/2(日) 12:44配信 共同
https://news.yahoo.co.jp/articles/f04ef1b0185ce3ea26d80df7fb932974cbe291c9
埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、地元消防は2日、中断していた運転手とみられる男性(74)の救助活動について、当面再開できない見通しだと明らかにした。穴に水が流入した影響で、周辺の地盤が緩み、崩落の恐れがあると判断した。
県によると、穴の中に重機を投入するためのスロープが1日午前に完成した。内部で重機を使った作業を始めたが、がれきの隙間から水が湧き出ていることが判明。作業員らの安全を確保するため、同日夕方から救助作業を中断していた。
陥没事故は1月28日午前に発生。穴の大きさは徐々に拡大し、消防の調べでは幅約40メートル、深さ最大15メートルとなった。
・・
せめて 雨水と下水を区別して その相互作用を書けよ
その点に関しては 問題解決したのだろうか?
陥没地点の手前で 雨水を遮断(除去)できるなら、作業もはかどるのだろうが・・
・陥没地点から 下水動に土砂等が流れ込んで、陥没地点より下流に当たる下水道網が詰まってしまうのを防ぐためには、
陥没地点をとる下水道を物理的に遮断したり、陥没地点よりも 上流に当たる下水道地域での 断水を敢行して 一気呵成に問題解決を図らざるを得なくなるのではなかろうか?
その決断を遅らせれば下水道網が壊滅する危険もあると思うのだが・・
そのためにも 流入する雨水の制限が最優先ですね
晴天が続く日を狙って作業なんて 実現できるのだろうか???
・陥没穴に流れ込む雨水路を経たに遮断すると 洪水が発生する危険もあるが
雨水路から流れ込んだ水の排水量が 流入量よりも下回っていたら、けっきょく 陥没穴が拡大したり
場合によったら 陥没穴を通過する下水道の破損・つまり・オーバーフローが広がるだけではなかろうか?
・なので 陥没穴より上流に当たる地点の 道路に 大穴作って 雨水貯水と排水設備を据え付けて
陥没穴に雨水が流れ込むのをストップ
そのうえで 数日間関連区域一斉断水したうえで 下水動修復という 大工事を敢行するよりしょうがないのでは?
それをやるためにも 首長の決断と交渉力が必要になると思う
それこそ 周辺自治体・東京都辺りから排水ポンプなら作業ノウハウを持った人材を引き抜いて
綿密な計画を立てるとともに 交通遮断やら 市民への要請やらを敢行しないと
リニアモーターカーのトンネル堀で地下水に悩むへっぽこ工事担当者は論外だが
トンネル堀では地下水の湧出とくみ出し課題はつきものだし(本来は防水対策排水設備が重要だけど)
東京都だって かなり大掛かりな雨水対策設備を実現しているし
自衛隊だって 作業員としての労力提供くらいはできるだろう(対応に関しては未知の領域であっても
指示によって動く土木作業員としての労働提供はできるでしょ。労力源として優秀だと思うが)
八幡市単体では、一気呵成に事をなそうとしても 作業員も作業設備も十分に賄えてないのではなかろうか?
自衛隊関係者は 変なプライドを振り回さず 労働力と重機を出せ