Nicotto Town



【小説】愛里の恋 その① 一目惚れ



ーーーー愛里の家

TVの画面
『心も体も抱きしめてやる。』
『瀬名君、嬉しい。』

いいな、いいな。
私もこんなこと言われてみたい♡
ワクワクしながらTVを見ている私は、平松愛理、高校1年生。
恋に恋する女の子♡
もとい、梶(かじ)先輩に恋する女の子♡ 
TVドラマの恋っていいな。

「愛理ー!いつまでもドラマ見てないで、早く寝なさい。」
また、ママに怒られちゃった。
「はーい、おやすみなさい」

ーーーーS高等学校

ぱたぱた

3年生のろうかを走って、今日も間に合った♡
「梶先輩ーーーー!」
私の声で振り向いてくれたこの人が梶先輩♡
優しい瞳の落ち着いた物腰のステキな人♡
「おはようございます♡」
私はとびっきりの笑顔で挨拶した。
「おはよう。愛理ちゃん。」
梶先輩も笑顔で挨拶してくれた♡
今日も朝の挨拶できた。(よしっ!)
「おまえも毎朝ごくろうやなw」
ルンルン気分の私にいやみを言ってきたこいつは、高橋大地。
顔は、まあまあいいけど、とのかく、意地悪で、悪ガキがそのまま大きくなった感じの奴。
「高橋先輩には、関係ないでしょ!」
私はイーダって感じの顔で言ってやった。
「ほんと、可愛くない奴だなーーーー。」
高橋先輩の方が意地悪やん。
なんで、いつも梶先輩と居てるのよ!
「梶、行こうぜ!」
高橋先輩は不機嫌そうにそう言った。
梶先輩は、優しい顔で
「またね。愛理ちゃん。」
って言ってくれた。
わたしは、その笑顔だけで大満足♡

今日の朝のミッションクリア。(梶先輩に挨拶をする。)

なにを隠そう、平松愛理、入学式のとき、祝辞を読んでいる梶先輩に一目ぼれしたんだ。
生徒会長ってことはわかってるから、すぐ、梶先輩のクラスはわかったし、
のぞき見に行っちゃったんだよね。
梶先輩のクラスの人達に、こいつ、なんや?って目で見られてるときに、梶先輩が声っけてくれたんだよね。
「どうしたの?誰かに用事かい?」
やっぱり、優しい♡
私は赤くなりながら、梶先輩を指さした。
「僕に、用事?」
私は何を言っていいかわからず。。。。まさか、ここで、告白も出来ないし、
クラスの人達の視線が怖かったし、でも、勇気を出して、
「入学式のときの祝辞、素敵でした。」
梶先輩は優しい顔で、
「ありがとう。君、新入生?名前は?」
って聞いてくれたんだ。
「1年5組の平松愛理って言います。」
あっ、声がうわずっちゃった^^;;;;
くすっって笑われちゃった。
「高橋さん。わざわざ、ありがとう。素敵な高校生活送ってね。」
「はい。」
やさしい梶先輩に。ふため惚れ♡

それから、半年頑張って、毎朝挨拶して、
今じゃ、下の名前で呼んでもらえるようになったんだo(^-^)o
そこで、私の笑顔が固まった。
。。。。。。。。。。。
でも、その先には進まないんだよね。

ガクッ

アバター
2025/01/30 10:51
新作も読んでわくわくした!
これからの展開、期待します♡
アバター
2025/01/29 20:12
> 裸の悪乃娘豚人間さん
ラブコメです(ू•ᴗ•ू❁)
また、読んでもらえると嬉しいです。
アバター
2025/01/29 20:00
新しいシリーズがはじまったのね
ラブコメかな



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