うさぎ橋
- カテゴリ:小説/詩
- 2024/12/30 17:07:12
縦笛を吹きながら
うさぎ橋を渡る
その先のベンチに
あなたは座っている
北風が冷たく
黄色い落ち葉に息を吹きかける
私は進むその小さな橋の上を
澄んだ水の流れを下に見ながら
あなたの後ろ姿が見える
赤いコートがリズムをとっている
いつ振り向いてくれるのかな
もう橋は渡り切ったのに
わたしは足早に落ち葉を踏む
じらさないで振り向いてもいいよ
二人だけの
冬の空間がここにはある
北風が強く顔に当たった
もう少しだ
私は急ぎ歩く
縦笛を吹きながら
先日訪れた公園を走る用水路に
うさぎ橋という小さな橋がありました
その先の小さなベンチには
誰も座っていなかったけど・・・
思い出したら浮かんできました^^
コメントありがとうございます
うさぎ橋ってホントに小さな橋なんです
それと縦笛って自分の心なんです
ワクワクする気持ち・・・
そう思って書きました
また来年もよろしくお願いいたします
思い出の風景は甘かったり、しょっぱかったり、辛かったり
色んな味がしますね。
でも、振り返ってこんなに素敵な詩に出来るなんてスゴいな~。って
思います(*^^*)