Nicotto Town


かきくけこのブログ。


三線の豆知識


沖縄の三線について、面白いトークをしてる芸能人を見た。三線には、それぞれ「男絃」ウージル「女絃」ミージル「中絃」ナカジルという名称があるそうだ。知らなかった。


中絃だけで演奏するげんちゃん。
 これぞ名人、という名人は現代にいないという。いやはや、でもこの前無料でげんちゃんというこの人こそ名人、といえるような芸能人が、三線ってこんな曲芸ができるんですよ~と、凄い芸を披露していた。あんなスゴイ芸を無料で見せてるなんて。高いお座敷で見せるやつなんじゃないかと驚きました。時々お金の感覚がバグっているユーチューブのプロの世界。

プロは中絃だけで弾く。
 ギターのほうが、三線より絃が二本も多い、だからギターのほうが難しくて、すごいんだ!高尚な楽器だ!と私みたいなアホはそう考えていました。かっこいいのはギターだ!と。でもスゴイですね。三線のプロはそんな私をバカにしたかのように、凄いものを見せてくれます。「ライブ中に時々女絃ミージルが切れてしまうのだ。でも大丈夫、三線は、二本だけになって実はなんとか演奏できてしまうものなだ。」と言って、絃二本だけでも演奏してみせていた。そこに、「シンプルだからこそ応用がきく」という楽器の神髄があて、凄いな~と感動しました。いや、楽器を長年自分の手足のように弾いている音楽のプロのなせるわざという感じもしたんだけど、楽器もタフだなと感動した。それにもまして、「なんだったら、中絃ナカジルだけになっても演奏できるんだ。男絃は滅多に切れないんだけどね。」って言って、三線の絃が一本だけで演奏してみせた。凄い。げんちゃんスゴイ。さすが沖縄の至宝。そんなのもう、国宝すぎだと絃が切れても演奏できると言ってたげんちゃんに惚れぼれしていた。かっこよかった。 「さすがに中絃ナカジルがキレたら終わりだよははは」って言ってた。いいもの見たな~と感動した。

brushy one string cikin in the corn
 私時々、ギターの絃が一本だけで音楽活動しているギタリストを見てる。音楽ってなんていうか、自由なんだな~といつも感動してるアーティストさんがいて、その人、ギターの絃一本だけでギターひいてるんです。でもカッコイイんですよ。音楽が。それみて、なんていうか凄いな~音楽って…。と世界の広さにしみじみ感動するしかない生活を送っています。

あしびなーと、ゲゲゲの鬼太郎。
 あしびなーという歌が沖縄民謡にある。あの歌をきくと、いつもゲゲゲの鬼太郎のなかで「夜~は墓場でうんどうか~~~い」っていう歌の歌詞を思い出す。ゲゲゲと沖縄民謡は少し通じる魂がある。あしびなー、ってなんだろう。実はもう、あまりの古典芸能の古典すぎて、誰にも説明できないと思うんだ。私は…(笑)というか、わかったらヤバイというか…。ゲゲゲの鬼太郎の歌も、大人が真剣に考えたらダメみたいなところがあるんですけど、あしびなー、という芸能文化の中にも、そんなヤバさが潜んでいる。と私には思えて仕方ない。でも、何がヤバイのだろうか。そんな事を考えている人のほうがヤバイのではないか。とても楽しい音楽を、楽しく歌えばいいじゃないのよ。楽しけりゃそれが一番。そんな歌が、あしびなー、と私は思って、楽しく歌うタイプ。人生長いし、キリキリ張りつめた絃はすぐにキレてしまう。(三線では特に、女絃がよくキレるらしい)時々ゆるめて、演奏するのが賢い奏者。




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